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種族:レイスでも物理で殴るんです!〜陰陽太極で無事、世界も侵食アップデート!〜  作者: 佐野松 友
8章 食没姫

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98 オバケ娘と不穏

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


 自己紹介も終わって、お食事の時間。澪さんを態々連れて来たのは、凝り固まった、自然食の概念をぶち壊す料理を作って欲しいとの事。…エルフの料理人達が激辛で悶絶してる姿なんて見たく無いよ?


「これも、私の探求する食事の為ですから」


 澄ました顔しているけど、口元が激辛の赤なんだよね。


「ところで、不穏分子がいたんです?」

「お気になさらず。世界樹を独占したい、頭の硬い連中なので。」


 お薬になるから、色んな国から狙われたって言ってたけど、自国でのみの独占派みたいな奴がいると…。


「世界樹は狭量ではありません。葉も茂っていますし、保存庫もパンパンです。こちら側としたら輸出をどんどん行い、自国を豊かにする。コレが大事だと言っているのですが、なかなか…」


 何処にも過激な思想な奴っているもんね…。仲良く交流すれば良いのに。


「枯れたらどうするかなんて、先の未来を不安視して自国に閉じ籠る。1番の害です。分かりますか?どうしようもなくなった時に手を差し伸べていただく様に交流をするんですよっ!」


 うんうん。分かりますよ。…誰だ、コイツに酒を飲ませた奴は。


「さや様は異なる世界から来訪者です。かの国と我らの国、普通に仲良くすれば良いとは思いませんか!?」


「そうだね〜。不穏な奴らをナイナイしたらスムーズかもね〜」


 酔っ払いの相手は適当が1番だよ。


「侯爵と子爵は仲良く並んだそうですな」

「…ッ、突然話しかけて来ないで下さいよ…」


 眼光鋭いナガクモさん。銀のゴブレットが似合いますなぁ。…情報の速さもえげつないな。…王国の賠償が高くつくでしょうね〜。


「世界樹の葉っぱの値段を上げました。王国自体が責任を負うつもりが無かったので、しょうがなくです」

「戦にならないか、兄者」

「戦なら1番槍ならぬ、矛で行くぜ!」


 トカゲの尻尾切りだけじゃ、許さないよね、普通。…何で私の周りに集まって来るのさ。緊張するじゃん…。


「因みに1枚おいくらです?」

「さや様ならばタダで良いですよ〜…」

「あはは…」


 黙ってなさい、酔っ払いめ。


「セルラト王国には1枚10000G。獣王国には3000Gでした」


 買おうと思うと買えるけど、大量ならチリツモか…。落ち葉でも同じなら、いい商売だねぇ。…でした?


「今回の件で15000Gになりました。抗議をされましたが、此方は被害者です。跳ね除けました」


 財政がどうなってるかは知らないけど、王国自体に痛みを与えるなら、この上なくって奴だね。


「面の皮厚いんだねぇ。国のお姫様拉致っておいて、それで手を打つって言ってるのに、あちらの王族はお花畑かな?」


「然り。前に会った時もぶくぶく太っておったわ。アレでは政も碌に出来ぬだろうよ」


「それに引き換え、我らの肉体美よっ!普段から森で鍛錬をしてるぜっ!」


 …酒癖が悪いで有名な人が脱ぎ出したんだけど?


「愚王の元で苦労をするのは民だ。それに引き換え、我らの王は平凡であるが、暗愚では無い。世界樹も認めているのが良い証拠である。…酒のお代わりを頼む」


 淡々と喋ってるけど、この人、酔っ払いだっ!…侍女さんが何やらゴニョゴニョしてますな。


「…ふむ。兄者、ヨクトク、向こうはヤル気の様だ」

「暗愚であったか…」

「マジかッ!」


 え…。回避する流れじゃなかったの?


ポーン…。

<ワールドイベントのお知らせ。>


<セルラト王国が、フレアリス大樹国に侵略を宣言しました。プレイヤーの皆様はどちらかの陣営に付くか選ぶ事が出来ます。期限は……>



 

と、思っていたのか。( ͡° ͜ʖ ͡°)

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