88 オバケ娘とキノコの怪
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「ギ…ギ…」
うわぁ…。どんどん萎れていくゴブ共がエグい。ミイラみたいにカラカラだよ。
「…実験的には成功?。」
「恐らくあの魔法陣にエネルギーを吸われてるのかと思います…」
「4匹分の生贄って、供物としてどうなの?」
「カードゲームだと、高コスト。」
「図書館で読んだ事があるんですけど、昔、大勢の人を供物に悪魔を呼んだとかは有りましたよ?」
「…図書館なんてあるんだねぇ」
「普段からキルマシーン。」
「そこまで飢えてないからね!?」
お?…踊りが激しくなった…?カラカラから、サラサラと魔法陣に吸い込まれて行ったゴブ共。踊り続けたマタンゴ君も肩?で息をしてるね。
「私を呼んだのは君達か?」
「…え?」
「いつの間に!?」
「瞬間移動…。」
「いや、座標がここだった」
「「「……」」」
いつの間に現れたのは、多分召喚されたと思う喋るキノコ。騎士の鎧を纏ったマッシュルーム?
「えっと、呼んだのはそこに居るマタンゴ君ですねぇ」
「…貴殿らでは無いと?」
「…呼び方知らない。」
「…しばし待たれよ」
寝転がって息を?整えてるマタンゴ君の所に行く、キノコ騎士。…目もないのにどうやって見ているのか、謎である。
「私を呼んだのは貴殿か…。私はマッシュ王国騎士団、副団長のムー、ルーである。何用で呼んだのだ」
「…ッ、……ッ」
なんかびっくりして、土下座と言うか、敬ってる?
「どう見る?」
「明らかに格上ボスだと思う。マッシュ王国なんて聞いた事無い。」
「でも、副団長らしいですよ?」
「団長なんて所詮はお飾り。」
「…だから裏番なんて言われるんだよ?」
「私の所じゃ無くて、セルラト王国騎士団の事。」
「へぇ。王国ってそんな名前なんだね」
「はぁ…。勉強不足よ。さや。」
「本なんて学校だけで十分よっ。」
「あはは…。隠しイベントとかあるからオススメですよ?」
「うむむむ…」
何故本なんて読まなければいけないのか。漫画なら大歓迎なのに。活字びっしりしてるだけで眠くなるよ…。
「そうか。…あいわかった。そこの者達」
「…呼ばれてるよ?」
「皆んなで行く。」
「はいっ」
「すまないがここが何処か分かるかね?…どうやら彼は、ついつい、茸神に供物を捧げるつもりが、召喚をしてしまったらしくてな…。一応叱っておいたので許してやってくれ」
「…供物を与えた手前、コチラにも非がありますので。」
「おおっ。茸神への供物はいつでも受け付けているから、宜しく頼む。それで、ここは何処なのかね?」
「ここはセルラト王国の北西にある、北森のダンジョンです。」
「人間界の中でも南ではないか…。一体何を供物に捧げたのだ…」
「ご、ゴブリンを4匹」
怒るかな…。あんな汚らわしいモノとか言って。
「ゴブリンかっ。確かに、それなら茸神もお喜びになるはずだ…。」
「…汚いのに?」
「キノコが良く生えるではないか。我らの国は遥か北なのだ。ゴブリンが生息出来る寒さでは無い。いるのはホワイトウルフだのイエティばかりだ…」
確かに、汚いゴブはキノコが似合いますけど。茸神と相思相愛なのね。
「しかし、困った。どうしたら良いものか…」
「戻らないと不味いですよねぇ…」
「…いや?普段から私に色々な仕事を投げてはサボっている団長に意趣返しも……」
「…やっぱり団長はお飾り。」
「シロガネは頑張ってる方なんだね…」
シロガネが天からサムズアップしてるのが見えるよ…。
寒い場所でも生えるキノコもあれば暑い所で生えるキノコもある。不思議ですよね。d(^_^o)




