83 オバケ娘と回渡り
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このジメジメしたダンジョン。さっきから、キノコの魔物かキノコが生えた魔物しか出てない。
「コレってまたSAN値野郎が奥で悪さしてない?」
「可能性は有る。」
「イベントのボスですよね?」
「そうそう。あ、イベントで思い出した。クオンはイベントのポイント何に使った?」
「…スキル宝珠にした。後は換金。」
「やっぱりそんな感じだよね…。コレ見てもらえる?」
見せたのは、スキル宝珠、[回渡り]。他にも欲しいスキルとかあったけど、あまりにも主張が凄くて結局交換してしまった。…あんなにビカビカ主張したら、皆交換するでしょ?…私はした。
「…何、コレ。」
「え、…私も見ていいですか?」
「どうぞどうぞ〜」
「…ひぇっ」
「え、何よ?そのリアクション」
「見たら、君には必要無いモノだ。って出た。」
「え…。私は、君にはまだ早い。…です」
「へぇ〜。因みに私は、貴女の下僕に使うといい。だったんだよね」
多分だけど、スイちゃんに使うモノなのかなぁって思う。くうちゃんはもう現実にも普通に居るから。今日もヘソ天で寝てた。写メ撮ったよね。
「…さやだけ別のゲームしてる。普通はスキルかアイテムかお金。」
「あはは…」
「…さっきチョコちゃんもまだって出たって事は。こっち側なのでは?」
「え!?」
「…たとえば?。」
「……タロちゃんが現実に来るとか。エリちゃんが化けて出るとか?」
「……」
「……」
「リアルの詮索はマナー違反。」
「…ごめんね?…ウチのくうちゃんが現実にも来てるからもしかしてと思ってね…」
「そ、そんな事があ、あるんですねー…。あ、あはは……」
「あ、信じて無いでしょ。私の部屋でヘソ天してた証拠の写真だって有るんだから!」
「さや。」
「分かってるよ。リアルの話をあんまりするなって事でしょ」
「私にも写真送って。」
「あ、私も欲しいですっ」
「あいあい。…で、何でこの話をしたかと言うとですね。…スイちゃん」
「キュッ」
最近は呼んだら、丁度手に収まる様に出てくる様になりました。手乗りハムイタチですな。そして、左手にスキル宝珠を置いて、、
「スイちゃん。コレ欲しい?」
「キュ?……!!」
「…凄い毛が逆立ったけど。」
「スクショしましたッ」
ナイスだよ、チョコちゃん。まさかそんなリアクション取ると思わなかったからスタンバイしてなかったよ。……あれ?何で直ぐにスクショ出来たの?……うん。…考えたらダメなヤツだね。
よほど、びっくりしたのか心臓に手を当てて汗を拭うリアクションをするスイちゃん。…君、汗とかかくの?……そして、深呼吸をして?
「キュ〜キュ〜」
「凄いね。おねだりの芸も出来るなんて。」
「スクショ連写が止まらないですっ」
「欲しいのね?さっきのキノコでも御活躍だったからね。はい、どうぞ〜」
おねだりしてるスイちゃんにスキル宝珠を渡す。宝物を手に入れたかの様な掲げ方ですな。…宝珠の光がスイちゃんに吸い込まれていく。
ポーン…。
<おめで、、ガガッ、ガッ。おめでとうございます♪ スイちゃんが回渡りを獲得しました♪さや様。更なるご活躍を楽しみに見ていますね♪>
「……アナウンスさんが乗っ取られた…」
「…さや?。」
「み、見てくださいっ。スイちゃんが!」
「キュッキュ〜♪」
そうだ、スキル宝珠でスイちゃんがどうなったの?……逆立ち玉乗りしてるねぇ〜。…と言うか宝珠って使ったら無くなるのでは?
「…使った後にコレクションする人もいるから。」
「私はタロちゃんのおもちゃにしてますね」
「そうなのね。スイちゃん、確認するね」
「キュッ」
[装備.武器] 奪魂の草刈り鎌2.0 レア度:G 品質:B 耐久-
最近は本来の用途である、植物系の狩りに使われて大満足している。特にキノコを裂く感覚が好き。
お姉ちゃん。偶には人も狩ろうよ。首を落とそう?
武器攻撃時、HP、MP、回復。攻撃力UP。
人間、植物系統に特攻。投擲時威力UP。
……ヤンの波動を感じる。あ、でも、呪いは解けてるね。キノコなら今日はまだまだ裂くから良いとして、人間かぁ。…PKなら狩放題だし、スイちゃんも満足するでしょ。うん。
スイちゃん強化回。手乗りハムに憧れが有ります。




