33 オバケ娘と飢え満たされぬ群勢 その弐
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「いきなり投げんなやっ」
「おしゃべりは後って言ったよ!」
「さよか……んじゃ。上は任せな〜!」
そらは上空に。スタミナ配分しないといけないなんて大変だね、カラスも。…黄昏の副団長って言ってたね。
「えっと…」
「藍那ですわ」
「さやです。中空は任せて下さい」
「では、ワタクシは地上を。ご武運を!」
早ッ!まるで這うように走って行ったよ。あの人も十分強い枠じゃん。
後続の人外組とは打ち合わせ済み。もうチラホラ見えてきてるね。
「メジェ子様早過ぎーッ」
うん、追いついてきたね。レイスの純正進化組。
「遅い。そらは先に飛んでるから私達も続くよ」
「「はっ!」」
早速、[現し世の脚]起動。……うむ。…隠密出来てるのかな?
「メジェ子様が消えた?!」
「…居るよ」
「ヒェッッ」
あ…欺瞞君が発動しちゃった。…まぁ、いいや。
「私の隠密スキルみたいな物。…行くよ」
「お供します!」
森林だけあって、枝を跳んで観察。今の所地上9割。そして、1割が、、
「せいっ!」
「ギャッ…」
弓ゴブである。まぁ、気付かれる前にぶん殴って下に落としてます。木、一本に2、3匹引っ付いてる。そして、落ちた弓ゴブは…
ギャーッ……
…地上のゴブのご飯と化します…。お前達仲間じゃないんかい…。落ちて使い物にならぬなら餌になれと?…なんというエグい種族。…いや、普通じゃないらしいから分からんけど。
「ひゃ〜…。えっぐぅ…」
「シーフ達この数じゃ潜り抜くの無理じゃね?」
「先行してるのは、藍那さんくらいじゃない?」
私達は枝にいるから、多少安全圏。地上しか移動出来ない方々は、、うん、頑張ってね。
バサッバサッ…。
「ふぅ〜。小休憩や。森ん中真っ直ぐ飛んでも緑と緑ばっかりやでぇ…」
「お疲れ、上位種とかはどう?」
「もう少し先行くと防具持ちのゴブがおったで」
「防具?革製とか?」
「いや、鉄っぽかったわ」
「おかしいですね…」
「何がや?」
「何処から鉄製の防具を沢山手に入れるんです?」
「そりゃ、ゲームだからじゃないの?」
「メジェ子様、このゲームはかなりリアル寄りに作られてるんです。ゴブリンが武器を持っているのは奪って持っているという事なんですよ」
「盗賊は武器落とさなかったけど…」
「良い着眼点ですね。メジェ子様、盗賊が持っている武器は耐久値が極端に低いんです。なので、戦闘後は壊れている、が正解のようです」
「へぇ〜」
博識だね、この人、ひと?…私と同じレイス系統?だと思う。周りにカボチャが浮いてるけど。よくバレないね…。何かしてるのかな?
「申し遅れました、私はジョン.ドゥ。検証好きなアンデットです。ジョンとお呼びください。種族はレイス系統とだけ…」
「あ、…ご丁寧にどうも。メジェ子改め、さやです」
「マルコムです!種族は生霊です」
「ヴィンセントだよ。種族はレイスシューター」
「そして最後に鋼鉄魔ガラスのそらやッ。休憩終わり!」
「防具の出所を探さないとね。…そら」
「いつでもオーケーや!」
それなら良し。背中の腕でそらを掴んで上へ。
「恐らくダンジョンがあるはずです」
「分かったッ。探してみるわ!」
…飛んでったね。
「それじゃ。私達も更に進むよ」
「「はっ!」」
ダンジョンね…さてはて、何処にあることやら…。
ジョンドゥ。クルセイダース副団長。検証癖有り。
因みに4人共お揃いの外套です。(=゜ω゜)ノ
ミゲルさんのお店がウハウハだとか。\(^ω^)/
マルコムとヴィンセント。とある映画が好きで付けたら運命の出逢いをした。




