102 オバケ娘と暗愚、樹獣の咆哮を聴け その弐
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「始まりの町って敵扱いになる?」
エルフ側で戦うの良いけど、始まりの町の人達とは戦いたくは無いなってね〜。
「貴族達はとっくに王都に逃げてる。」
「だな。貴族街なんて言われてはいるが、別荘地だからな。大事な物をぶち込んで、逃げたと思うぜ?」
「…なら、開戦は東の大湿原か」
火器厳禁の森じゃないなら、暴れられますなぁ?
「私達は兵を集め次第、迷いの森に布陣致します。ゴブリンに助力を乞い次第進軍とします」
地図を見てみると迷いの森が広く分布していて、北森の東側は、森猿の土地?
「この、森猿には協力してもらわないの?」
「彼らは狡猾でな。我らは交流していないのだ。人間も近寄らんよ」
それなら、真っ直ぐ南に行って、東の大湿原に行くのが安全な道か。
「こういう時にファストトラベルとかあると便利なんだけど…」
「密偵入り放題。物資入れ放題はダメ。」
「そっか。そういう観点もあるよね…」
徒歩もしくは、馬車が多い訳だよ。
「俺達も合流する為に始まりの町に行くぜ」
「御武運をお祈りしております、永遠の彼方の皆様」
エルフの国から南へ真っ直ぐ。椎名がいるから、迷わず真っ直ぐですよ。あんなにグネグネしてた森が一本道かって言うくらい、楽になるんだもの…。トレントめ…。
「ゴブリンの町に寄るか?」
「キングさんに言っておいた方がいいよね」
「巻き込まれる可能性大。」
大湿原で防衛するとしたら、ゴブ町は近いもんねぇ…。
「よく来たな。話なら、ごぶぞーから聞いている。我らも目と鼻の先の戦ならば、加勢しようぞ」
「…王都の奴らがこの町をみたら、脅威として排除を考えると思う。俺達も自分達の為に出るぞ」
キングさんもゴブジェネさんもヤル気ですな?…理性的な町の連中だからね…。責めさせる訳にはいかない。
「しかし、ニンゲンの王とはそこまで愚かなのか?エルフに良き隣人たれとは、国民を思うならば当たり前だと思うのだが」
「世界樹を独占したいらしいよ?」
「それこそ、愚かだ。世界樹はエルフが長年世話をしているからこそ、茂っている。常識だろう。ニンゲンが世話をしたら、すぐに枯れるぞ」
「愚かだからね。ショウガナイネ」
それこそ、エルフを奴隷にして、無理矢理世話なんかさせたら、世界樹激おこでしょ。
「自分で自分の首を絞めるほどの…なのか?」
「うん」
キングさんも信じられないと言う顔をしていますよ。私も沸点低くてよく今まで事件起こさなかったね、としか。
「宰相がキノコに当たってからやりたい放題なの。」
「…キノコ?」
どこかでヤバい話聞いた気がするなぁ。
「うん。キノコ。」
なんか、高笑いが聞こえる気がする。
「ハッハッハッ。私が見ようか?」
「…戦争が終わってからかなぁ」
「む、そうか、そうそう、洞窟で獲れた、同胞達だ、美味しく食べてくれ。ではな、ハッハッハッ」
沢山のキノコ入りのカゴを渡されて、歩いて行った。あの高笑いも不気味に感じますな…。
「…ねぇ?」
「…うん。」
「侵略してない?」
「キノコ恐るべし。」
宰相がキノコに当たるとか。絶対生か、毒キノコかって事でしょ?…貴族だもんね。スライスで乗っけて食べました、有ると思います。
宰相は具沢山贅沢キノコ三昧を攻撃されました。




