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百九十四話

ユウ先輩VSシュガールさんの戦いも終わった。この街でやる事が終わった俺達。そろそろ次の街に行こうとしていたのだが・・・。

朝食を食堂で食べていた俺達に、いやユウ先輩の前に二人が立ちふさがった。ベンガルさんとシュガールさんだ!


「ユウ!この街を出ていく前に一回デートしとくれよ!」


「そうですわ!今度いつ会えるか分からないのですから!」


「おいおい、朝から勘弁してくれよ」


二人に絡まれているユウ先輩。・・・ペッ!リア充滅ぶべし!


「おい、ノリとダイ!助けてくれよ!」


「ペッ!リア充死すべしっす!」


「残念です。今、朝食を食べているので対応出来ません。またのご利用をお待ちしております」


「おいコラ!俺を見捨てるんじゃねーよ!モイラ、マンバ助けて!」


「いや、私達にどうしろと?」


「いいじゃねーかデートぐらいしてこいよ」


「駄目だコイツ等もアテにならん!ま、マシロは助けてくれるよな?」


「・・・デレデレしてる師匠なんて知りません!」


「ま、マシロ〜泣」


遂にマシロにも見捨てられたユウ先輩。仕方ない、俺が助け舟を出すか。

俺はユウ先輩の近づいて、肩に手を置いた。


「ユウ先輩・・・」


「だ、ダイ!お前だけは俺を見捨てないと信じてたぞ!」


「さっさとデートして下さいっす!じゃないと次の街に行けないっすから」


「う、裏切り者ー!」


結局ユウ先輩はデートをする事になった。一人一日、つまり二日間は此処にいる事になった。その間、何を仕様かな?そう思っていたらモイラさんが話しかけてきた。


「ダイ、ちょっといいですか?」


「なんすか?」


「一度確認をしておきたいのですが、貴方方冒険者チームアースの四人で一番強いのはユウですよね?」


「そうっすね」


「次に強いのはノリですか?」


「そうっす」


「そして、冒険者チームアースで一番弱いのはマシロちゃんですよね?」


「そーっすね。流石にまだマシロには負けないっすよ」


「そうですか、ではダイにお願いがあります」


「えっと、何っすか?」


「私と勝負をして下さい。本気の勝負を!」


「・・・理由を聞いても?」


「私達の旅も次の街、つまりパープルヴァーチェで終わります」


「そうっすね。まあ、俺達はベアルリングまで帰るっすけど」


「その前に、私はユウと戦いたいのです。あの強いユウと!」


「それは分かるっすけど、何で俺と戦うっすか?」


「ユウとも戦いたいですが、私は貴方とノリとも戦いたいのです」


「随分と我儘っすね。けど、俺は凡人だから弱いっすから戦っても面白くないっすよ」


「貴方は自分を過小評価しすぎですよ。少なくとも貴方程の強さをもった凡人は私は見たこと無いですよ」


「そーっすか?そんな事無いと思うっすけど」


「それで、私との勝負受けてくれますか?」


「いいっすよ!俺も少し強くなりたいと思っていたっすから!」


「・・・貴方もユウと戦うつもりですよね?」


「へっ!な、何の事っすか?」


「先日のユウの戦いを観ていた時、そんな顔をしていましたよ。戦いたいと!」


「バレてたっすか!」


「前から皆に言われていたでしょう。貴方は感情が顔に出ていると。まあ、私も同じ気持ちでしたので分かっただけですけどね」


「・・・そうなんっすね」


「それで、私の勝負受けてくれますか?」


「いいっすよ!ちょうど暇してたっすから!」


「ありがとうございます。あと、一つ確認したい事があるのですが?」


「どうぞ?」


「貴方の一番得意な武器は何ですが?」


「俺の今一番得意な武器は、片手剣っすね。盾と剣で攻めるのが得意っす!」


「成程、では今回の勝負は片手剣でお願いします。本気の勝負を私はしたいのです」


「了解っす!それじゃあ何処でやるっすか?」


「街の外でもいいですが、昨日の海岸の舞台は借りれますかね?」


「あー、どうっすかね?」


「大丈夫ですよ。先程、ベンガルさんとシュガールさんに確認を取りましたから、今日と明日はあの舞台を好きに使っていいそうですよ」


俺達の会話に割り込んできたのはノリ先輩だった!


「ノリ先輩!急に話に割って来ないで下さいっすよ!ビックリするっす!」


「それは失礼しましたね。ではお詫びに私が貴方達の戦いの審判をしましょう」


「・・・ノリ、貴方初めからそのつもりでしたか?私が貴方達に戦いを挑むと知っていたのですか?」


「さて、どうでしょうかね?では行きましょうか?」


そう言ってノリ先輩は食堂を出ていった。その背中を見ながらモイラさんが呟く。


「ノリは何時もああなのですか?なんかこう、得体の知れない感じがするのですが・・・」


「何時もの事っすよ。あの人、雲みたいに掴み所ないっすよ」


「ユウとは違うタイプの化け物感がありますね。本当に貴方達は・・・。まあ、いいでしょう。それじゃ行きましょう」


「そうそう、あんま難しく考えない方がいいっすよ!とりま行くっすよ!」


そうして俺とモイラさんは宿屋を出て海岸の舞台へと向かった。海岸の舞台には既にノリ先輩がいた。それとマンバさんとマシロまでいた。


「あれ?マンバさんも見学に来たっすか?」


「ああ、暇だったからな。そこら辺の演し物よりも面白そうだからな」


「マシロも見に来たっすか?」


「ユウ師匠が出かけてるし、ダイ師匠の戦いを観たかったですから!」


「こりゃ、無様な戦いは見せれないっすね」


「では、少し準備運動をしてから始めましょうか!」


「うっす!了解っす」


それから五分程身体を動かしてから俺とモイラさんは向かい合った。


「では、始めましょうか!お互い本気でやりましょう」


「勿論っす!」


モイラさんは神器である蛇腹剣を、俺は片手剣を取り出す。俺特製の盾と剣だ!師匠と共に作った最高傑作だ!神器にだって負けないぞ!


「行きます!」


モイラさんが突撃してきた!先ずは接近戦って事か!

モイラさんが攻撃してくる。普通に攻撃してくるが早い!だけど、対応は出来る!何度かの打ち合いの後、モイラさんが距離をとって話しかけてきた。


「この速さに対応出来る。やはり強いですよ貴方!」


「まあ、これくらいならやれるっすよ。所で一つ質問いいっすか?」


「何ですか?」


「この戦いって魔法を使ってもいいっすか?」


「?勿論ですよ。当たり前です」


「なら、今度はこっちから行くっすよ!いでよ巨大なギガントアームズ!」


俺はデカイ土魔法で作った腕を背中に装備する。これでこれの手は四本だ!盾と剣を構えて俺はモイラさんに突撃する!


「これは!」


先ずは左のギガントアームをモイラさんに叩き込む!それをモイラさんは右に避ける!けど避けられるのは分かっていた!だから右のギガントアームも動かし両手でモイラさんを叩き潰そうとした!バチーンといい音がなった!

やったか!と思ったけどやれないよな。実際、モイラさんは両手の上に立っていた。なら、両手を上げて上に打ち上げてやる!そう思ってギガントアームを動かそうとしたが動かない!チラッとギガントアームの手首の辺りを見て見ると切られてる!いつの間に!

そう思っていたら蛇腹剣の切っ先が俺の目の前に来ていた!それを俺は剣で弾き飛ばす!


「あぶっな!いつの間に伸ばして来たっすか!」


「そう言いながら躱しますか。それにこのギガントアームズもとんでもない硬さですね」


「そう言われても綺麗に切ってるじゃないっすか!自信無くすっすよ」


「このままでは勝負がつきませんか。やはり使います!いきますよムーンストーン!」


(ええ、やりましょうモイラ!そして、やるからには勝利を!)


「神器解放!」


モイラさんが神器解放をした!

なら俺は!


「魔導甲冑発動!」


俺も魔力を解放した!さて、こっからが本番だな!

神器解放したモイラさん。流石十ニ守護獣!圧力は半端ないな。けど、俺も色んな修羅場を超えてきたんだ!簡単にはやられないぜ!

次回、俺VSモイラさん!決着!勝つのはどっちだ!


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