↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
116/211

百十五話

トーナメント大会準決勝!

俺達は無事に勝利した!残すは決勝戦!相手はやっぱり一番人気のスレイプニルが勝ち上がって来ているらしい!


「番狂わせは無しか。まあ、妥当だよな」


「それでユウ先輩、決勝戦はどんな作戦で行くっすか?」


「そうだな。決勝戦はおそらく総当たりだろうからな。どうするか?」


「えっ?何でルールが先に分かるっすか?」


「このトーナメントは興行だからな。最後は派手に総力戦だと思うぞ。」


「私もそう思います。それでどんな作戦にしますか?」


「どうすっかなー?ノリかダイ、どっちか目立ちたいか?」


「俺は遠慮するっす」


「私も別に目立ちたくないですね」


「なんだよー!お前等も偶には目立てよ!特にノリ!」


「ええー、そう言われましても。目立って良い事がありませんからね」


「そうっすよ!それにこの大会が終わったら、すぐにこの街を出ていくっすから目立つ意味が無いっすよ」


「・・・まあ、そうだよなー。しゃーない。作戦は全員で突撃にするか?」


「なんっすか?その頭悪そうな名前の作戦は?」


「頭悪そうで悪かったな!要は全員接近戦で突撃しようって事だよ。その方が早く終わるだろ」


「ええっと、ユウ先輩。私も接近戦ですか?出来れば弓の方がいいのですが?」


「阿呆、相手はこの街一番の冒険者チームだが、出てくるのはルーキーだろ?俺等が本気を出したらイジメになるだろ」


「それはそうですけど。それならユウ先輩は遠距離の方がいいんじゃないですか?」


「いやー、そうなんだが。ちょっと試したい武器があるからそれを使いたいんだよな」


「えっ、また新しい武器を使うんっすか?色々使いすぎっすよ!」


「まあ、今回のはお試しだよ。お前等も何か使ってみてもいいんじゃないか?」


「そうですね。私も接近戦を少し鍛えましょうか。では、双剣で行きましょう」


「作戦了解っす!俺は片手剣と盾で行くっす!」


「よし!俺は新武器だ!じゃあ、後はゆっくり待つか」


そうして少し待ってると、スタッフが呼びに来た。さあ、決勝戦だ!俺達が舞台に行くとアナウンスが流れた。


「さあー!とうとうこのトーナメント大会の決勝戦だ!決勝戦で戦うチームはこの二つ!先ずはこの街を代表する冒険者チームスレイプニル!去年の優勝に続き今年も優勝できるのか!」


凄い歓声が上がる!そして、スレイプニルのメンバーが入場する。おお、流石ルーキーだ。皆若々しいな。

そう思っていたら次に俺達の紹介になった。


「続きましては、初出場にもかかわらず破竹の勢いで此処まで勝ち上がって来たダークホースチーム!このまま優勝をするのか!冒険者チームアースの入場だー!」


俺達のチーム紹介が終わり舞台に上がる。すると凄い歓声が上がる!おお!スレイプニルにも負けてないんじゃないか!そんな事を考えていたら審判に両チームが呼ばれた。


「それでは、今回のルールを決定します。ペルシュロン様、サイコロをお願いします!」


そう言われてペルシュロンさんがサイコロを振った。出た目は一!って事は!ユウ先輩の言った通りだ。


「出た目は一!総力戦だー!」


予想通りだったな。チラッとユウ先輩を見たらドヤ顔していた。くそー、偶にはユウ先輩の予想外れないかな!

そんな事を考えていたら両チームが審判に呼ばれ、対面する。


「両チームいいですか?それでは総力戦!開始!!」


審判の開始の合図で戦闘態勢に入る。相手の武装を見ると、片手剣と盾、ロングソード、そして杖か。前衛、中間と後衛で綺麗に分かれてるんだな。それに対して俺達はオール接近戦。バランス悪いな。


「よし、俺はロングソードの奴を抑える。ダイは片手剣、ノリは杖の奴を抑えろ!」


「了解です。接近武器で遠距離主体の相手。楽しませてもらいましょうか!」


「抑えるだけじゃなく倒してしまってもいいっすよね」


「おいおい、ダイ。そりゃフラグだろ」


「ずいぶんと余裕なんですね。流石リーダーが選んだ人達だ」


「だが、簡単に負ける俺達じゃないぞ!」


「お前達を倒して、俺達は優勝させてもらうぞ!」


「かかってこい!お前等新人に世間の厳しさを教えてやるぜ!」


俺達はそれぞれの相手に突撃していった。俺の相手は同じ片手剣と盾を装備している。負ける訳にはいかないな!


「さーてと、同じ武器で相手っすね。いくっすよー!」


「負ける訳にはいかない!やってやるぞ!」


俺と相手は同じ武器で斬り結んでいる。やってる感じ負ける事は無いな。

ノリ先輩の方は余裕そうだな。ってかあの人魔法を双剣で斬ってる!スゲーな!

ユウ先輩はどうかな?ってか何だ、アレは武器か?ただの布だろ!ま、まさかあの◯方不敗と同じなのか!

そう思っていたらユウ先輩が大声で叫んでいる。


「ダァハハハ!だからお前はアホなのだ!」


あー、間違い無い。東◯不敗だ。なりきってるよあの人。


「余所見とは余裕だな!」


「おっと!すまないっすね。けど、このまま一対一だとアンタ等に勝ち目は無いっすよ?」


「分かっている。だから!」


そう言うと片手剣の相手が俺を吹き飛ばした!少し飛ばされたが、ほぼ無傷だ。どうするんだろ?そう思っていたら杖の仲間の方に走っている。成程、合流するつもりだ。そうは問屋が卸さないっと!

俺が突撃しようと思っていたらノリ先輩から声がかかる。


「いいですよダイ。後は私に任せて下さい」


「いいんっすか?ニ対一っすよ?」


「ええ、まだ大丈夫です。見ていて下さい」


相手は片手剣が前衛となり、杖方が後衛となった。片手剣がノリ先輩を抑えて、杖の方が援護している。おー、コンビネーションが取れてる。流石街一番の冒険者チームだ。俺、見てるだけでいいのかな?


「成程、成程。いいコンビネーションですね。ただ!」


ノリ先輩が双剣で片手剣の相手を吹き飛ばして、杖の相手に詰め寄る。


「私の相手としては少し役不足でしたね」


ノリ先輩は杖の相手の首元に双剣を突きつける。勝負有りだな。しかし、ノリ先輩は意外な一言を告げた。


「まあ、今回はコレでいいでしょう。では、ロングソードの彼と合流して下さい。ユウ先輩をやっつけて下さいね」


ちょ、ちょっとノリ先輩!何言っちゃてるの!


「ノリ先輩!何言ってるっすか!」


「このまま勝っても盛り上がらいでしょう。最後はユウ先輩に締めてもらいましょう」


「ええー、いいんっすか?」


「大丈夫だ。問題無い!」


ユウ先輩!それは言っちゃ駄目なセリフじゃないっすか!

そんなツッコミを入れていたら相手の三人が合流した。


「クソ、確かに一人一人の戦いでは俺達に勝ち目は無い。だが、チームワークなら負けやしない!」


「そうだよな。最後はそのチームワークを倒さないと駄目だよな!さあ、かかってこい!」


「ユウ先輩、俺等も手伝った方がいいっすか?」


「こーのバカ弟子が!ワシ一人に任せておけ!」


「あー、なりきってるっすね。あの師匠に」


「こうなったら私達では止められませんね。まあ、見学しておきましょう」


「ふっ、受けてみるがいい。コレが俺の!いやワシの奥義の一つだ!」


ユウ先輩はそう言うと、手に持っていた布を広げで自身の身体に巻き込むように回している。顔以外が布で覆われた後にユウ先輩が大声を出す!


「受けてみよ。コレがワシの必殺技!◯級覇王電影弾」


そう言ったユウ先輩が弾丸のようになって相手チームに突撃していった。まじかー、あの技を再現したのかよ!

弾丸になったユウ先輩に相手のロングソードが斬りかかったが無駄だ。ユウ先輩の周りには風魔法の障壁がある。ロングソードがそれに弾かれて、ユウ先輩の突撃をマトモに食らってしまった!

これで一人ダウン。続いて杖を持った相手が土魔法の弾を飛ばしてくるが全て弾き飛ばしていく。

何だあれ、暴走列車じゃん。どうやって止めるんだ?

あっ、片手剣の人がユウ先輩の顔面に向かって突きを放ったのだが、ユウ先輩の顔面の前が一番障壁が硬いんだよな。やっぱ弾かれるか。そのまま片手剣の人を弾き飛ばし、杖の相手も弾き飛ばした。

三人を吹き飛ばした後、ユウ先輩は空中に上がり、そこで武装を解除した!


「俺のーー!勝ちだーー!」


ユウ先輩が宣言した瞬間、物凄い歓声が上がった!

そして、審判から勝者の宣言がされる。


「勝者冒険者チームアース!!」


これで俺達のトーナメント優勝が決まった!

やれやれ、トーナメントも長かったような短かったような、不思議な気持ちだ。

しかし、俺達は優勝出来た!これでヒバカリさんの情報が手に入るはずだ!

さて、その情報はどんな情報なんだろ。

日本に還るまで後少し!頑張るぞ!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。