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百六話

ユウ先輩がタンとかいう悪党の家を半壊させ、この街の十ニ守護獣と会った次の日!

今日は魔道具大会だ!さて、皆はどうするのだろう?

そんな事を考えて皆で朝食をとっていると、ユウ先輩が語りかけてきた。


「さてと、お前達今日はどうするんだ?」


「そうっすねー。ユウ先輩とノリ先輩はどうするっすか?」


「俺は、マシロとポーリッシュ、それとガーターと一緒に魔道具大会を観てくる」


「ガーターさんも一緒っすか?」


「ええ、商人としては魔道具大会に興味がありますからね」


「じゃあ、ノリ先輩はどうっすか?」


「私はマンバさんと一緒に屋台巡りをする予定です。魔道具には余り興味がないので」


「ノリに同意する。魔道具よりも上手い飯が食いたいからな。あと酒も!」


「モイラさんはどうするっすか?」


「・・・私は少し行く所がありますので、一人で行動させていただきますね」


「皆予定あるっすね。俺はどうしようっすかね?」


「やる事ないならダイに一つ頼みがあるんだが」


ユウ先輩がニヤニヤしながら頼み込んできた。何だ?


「何をやらせる気っすか?あんまり面倒な事は嫌なんすっけど」


「簡単だよ、祝賀会の準備をしていてくれないか?レッキスさんは優勝するだろうからな」


「それ、優勝しなかったらどうするっすか?」


「そしたら、祝賀会じゃなくて残念会に変えればいいだろ」


「むー!師匠!レッキスさんは優勝します!するんです!」


「お姉ちゃんは優勝するから大丈夫です!」


ユウ先輩がマシロとポーリッシュさんに攻められている。正直ザマァとおもっている。


「了解っす。庭にテーブルとか色々準備しておくっす!ノリ先輩とマンバさんにはご飯とお酒を買ってきて欲しいっす!」


「分かりました。美味しいのを選んできますね」


「任せとけ!」


「それじゃあ、俺達は魔道具大会に行ってくる。準備は任せたぞ。ダイ!」


「任せて欲しいっす!いってらっしゃーい!」


俺は皆を見送った後、俺は庭に出て、祝賀会の準備を始めた。


「とりあえず、机と席を作るっすかね」


俺は先ずはミニチュアを作ってみる。庭にどんな風に作ろうか?多分祝賀会は夕方ぐらいになるから灯りも必要だろう。だから庭の中心に主役の席を作って!それから・・・。

俺は大まかな祝賀会の席が出来たから試しに作ってみた。テーブルと椅子は土魔法で作り、火魔法と土魔法でランプを作る。中々の出来だ!

しかし、祝賀会だからな。何かサプライズを用意したいよな。何がいいかな?そうだ!アレを作ろう!

それから俺はアレを作っていたら、知らない間に時間が経過しており、ユウ先輩達が帰ってきた!


「よう、ダイ。準備はどうだ?」


「バッチリっすよ!後はノリ先輩達がご飯を買ってきたら完璧っす!」


「そうか」


「ちなみにレッキスさんはどうだったっすか?」


「勿論優勝です!」


「お姉ちゃん、今回も優勝したんですよ!凄いです!」


マシロとポーリッシュさんがはしゃいでいる。ユウ先輩とガーターさんは疲れただろうな。


「しかし、魔道具ってのは凄いな。色々可能性が広がるぜ」


「商売にも使えそうな物もありましたし、勉強になりましたよ」


「後はノリ達か。っと噂をすれば帰ってきたな」


「おや、私達が最後ですか?遅くなってすいませんね」


「その代わりに美味い飯を沢山買ってきたぞ!それで魔道具大会はどうだった?」


「「優勝しましたー!!」」


マシロとポーリッシュさんが元気に答える。


「それじゃあ、祝賀会会場を作るっすよ!いくっすよー!」


俺は魔力を込めて庭に予定していたテーブルと椅子、それにランプを設置していく。全体的に少し豪華してある。

会場が出来るとマシロとポーリッシュさんは凄い凄いって言いながら走り周っている。ガーターさんやマンバさんはボーゼンとして会場を見渡している。


「何か、ユウやノリの非常識で隠れてますが、ダイも大分非常識ですね」


「だなー。こんな簡単に家具が作れるなら職人涙目だろ」


「いやいや、ユウ先輩やノリ先輩と一緒にしないで欲しいっす。あんな非常識な人達と・・・」


俺が全てを言う前に、右肩をユウ先輩、左肩をノリ先輩に掴まれる。


「残念だぜ、ダイ。お前は俺達の仲間だと思っていたのに」


「ええ、本当に残念です」


そう言うと、俺の足場が固定された!う、動けない!

そして、ユウ先輩とノリ先輩が俺を中心に前後に別れる。そして、ユウ先輩が右腕を上げながら叫ぶ!


「◯グネットパワープラス!!」


続いてノリ先輩が左腕を上げながら叫ぶ。


「◯グネットパワーマイナス」


ちょっとまてー!この技は!


「「〇ロス・ボンバー!!」」


俺は前からユウ先輩のラリアット、後ろからノリ先輩のラリアットを同時に食らった!アンタ等は何処のヘ〇・ミッショネルズだよ!それとも巌流島〇ンビか!


「グハッ!ちょ、ちょっとタンマ!まじの〇ロス・ボンバーじゃないっすか!ギブ!もうギブっす!」


「貴方方は何をやっているんですか?」


「おっ、モイラも戻ってきたか!そろそろ宴を始めるぞ!」


「では、レッキスさんは優勝出来たのですね」


「当たり前だろ、私の友人だぞ。優勝ぐらいするさ」


あれ?モイラさんと一緒に入って来たのって確か?


「あれ?ピグミーさんだー!久しぶりー!」


ポーリッシュさんがピグミーさんに駆け寄っていく。


「久しぶりだねポーリッシュ。元気だった?」


「元気だよー!ピグミーさんもお姉ちゃんのお祝いに来てくれたの?」


「ええ、昨日約束してたからね。優勝したらお祝いに行くって言ったから」


「ありがとー!」


ポーリッシュさんとピグミーさんが話している横でユウ先輩が呟く。


「ちっ、お前も来たのかよ」


その声に反応してピグミーさんがユウ先輩に向かって話し始める。


「何だ、お前もいたのか。てっきり、私の闇を恐れて引きこもっていると思っていたがな」


「なーにが闇だ。訳の分からん事を言いやがって」


「ふっ、私の闇すら理解出来ないとは。情けない男だ」


「何だお前、ケンカ売ってるのか!買ってやるよ!」


「いいだろう。貴様に我が闇の深淵を見せてやろう!」


二人が臨戦態勢に入ろうとした時、ポーリッシュさんが叫ぶ!


「二人共!いい加減にして下さい!今日はお姉ちゃんのお祝いなんですよ!ケンカは禁止です!」


ポーリッシュさんの声に合わせて二人共、臨戦態勢を解除した。


「確かに祝いの席に、ケンカは無粋か」


「いいだろう。今日はレッキスの祝い事だ。争いをわざわざ持ち込むつもりはない」


どうやら二人は戦う事を止めたらしい。全く、ユウ先輩は戦闘民族すぎる。そんな事をしているとレッキスさんが帰ってきた!


「いつの間に、私の家の庭がパーティー会場になったのかしら。凄い豪華な庭ね」


「お姉ちゃん!優勝おめでとう!」


「レッキスさん!おめでとうございます!」


「ささ、この真ん中の席へどうぞっす!主役の席っすよ!」


レッキスさんを席に案内して、俺達はパーティーを始めた!飲めや歌えや大宴会だ!しかし、何でモイラさんとピグミーさんは一緒に来たのだろう?たまたまかな?

そんなこんなで、そろそろ宴が終わろうとしている。それじゃあアレを使おうかな!


「さーて皆様!そろそろ宴も終わりっす!最後に俺からレッキスさんにプレゼントっす!」


「プレゼントですか?一体なんです?」


「ふっふっふ!見てて下さいっす!いくっすよ!」


俺は庭の真ん中にセットしてあった縄に火を付けた!するとそれは庭の四隅にセットしてある筒に繋がっている。火が筒を着火すると、筒から丸い玉が飛び出す!そして、丸い玉は夜空で爆発する!

そう、俺が作っていたのはなんちゃって花火だ!時間が無くてそこまで綺麗に出来なかったけど、急遽作った割には綺麗に咲いたな!


「おー!花火か!やるなーダイ!」


「へー、綺麗ですね!久しぶりに見ましたよ」


「すっごーい!ダイ師匠!綺麗ー!」


「コレは!凄いわね。どうやって作っているのかしら!」


「お姉ちゃん、今は綺麗なコレを見ていようよ!」


「・・・やっぱダイも非常識だな。こんなもん見たこと無いし」


「ええ、冒険者チームアース。凄いチームですね」


「綺麗ですね」


「凄い!凄いぞ!我が闇を明るく照らし出す!よもやこんな物を見ることになるとは!」


俺が作った花火はどうやら大成功だったみたいだ!

さあ、コレでこの街の用事も終わったかな?そろそろ次の街に向かって、早く還る為のアイテムをゲットしたいな。

さあ、次の街はどんな所なんだろう。少し楽しみだな







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