次なる脅威の可能性
物語、整合性取れてますかね?SSじゃないから難しいですね。ではどうぞ~
「そういえば、任務って何だったの?西の方に行っていたわよね」
エリノアが特製精霊ココアを飲みながらエカに尋ねる。
「......『地獄の狩人っていう魔獣が山岳のふもとに巣を作っててね。それを壊しに行ってた。』
「ラプトルね...」
エリノアが静かに呟く。『地獄の狩人』それは地上の魔獣の最強格の一種。普通ならエカでも多少苦戦するはずだが、その様子はない。
「弱かった?」
エリノアが確かめるように聞く。
「うん、想像の10倍弱かった。『不滅の魔界』は一回割られたけど。」
「わざとでしょ」
「バレたか」
エカは笑いながらそういう。
「一応、管理局によるとSSランクの個体が一体居るらしかったんだけど、実際はボスもSランクくらいだったね」
「Sランクね...」
ランク、それは『国家戦力評価』をE~SSSまで表したもの。
大半は魔力量で決まるが実践の実力や、魔力出力、魔力消費効率によって変動することもある。
そして、人々はその魔力の量を『Zk』で表すようになった。
一般人 :8000Zk
準魔術師:数百万Zk
Eランク:6500万ZK
Dランク:3億Zk
Cランク:15億Zk
Bランク:50億Zk
Aランク:80億Zk
Sランク:140億Zk
SSランク:560憶Zk
SSSランク:2500億Zk以上
これが「魔力量だけ」の場合の評価基準だ
SランクとSSランクの間にS⁺ランク、SSランクとSSSランクの間にはSS⁺ランクが存在している。
準魔術師とは日常的に魔術を使えるが、戦闘能力はほどないを判断されたもの達のことだ。
現在、ニラク国が保有する魔術師は30万人弱。ニラク国の総人口が約120万人なのだから4分の1は「魔術師」の称号を持っていることになる。
その内、Sランク以上は2%程しかいない。
因みに、エリノアはSS⁺。
エカは「通常時」はS⁺が、―――の時にはS⁺を遥かに超え、SSSまで到達すると言われている。
「おかしいわね、ラプトルの群れのボスがSランクだなんて」
エリノアが神妙な顔でそういう。
「だよね...それにラプトルが山岳から降りて人里の方に近づいてきたのもおかしい、テラスさんも疑問に思ってた。」
『地獄の狩人』が住む山岳には魔獣が溢れていて、生態系の上位捕食者の食料は十分にある。しかし、本来SSランクほどの魔物が元の縄張りを離れるということは――
「あいつらを食らうより上位の捕食者が出てきたってことかしら?エカ、現地で他の魔獣の群れとかいたり、違和感なかった?」
「いや、他のはいなかったね。あと魔力感知がなんか上手くできなくて......もしかして」
エカはなにかを気づいたかのように顔を上げる。
エリノアが頷く。
「おそらく、それが相手の能力ね。だから他の下位の魔物は気配すら感じ取れなかった。」
「で、ラプトルは長寿種の勘とかで危険を感じて逃げてきた。」
エカが納得するが、
「じゃあ、なんでラプトルが弱ってたのかな...」
「それは......私も分からない」
しばらくの沈黙が続く。二人は長年の経験から魔獣の弱体化理由を考え、今回の状況に当てはめる。
『エカ様、エリノア様、少しよろしいでしょうか』
「ああ、N.A.T.E.R.Aもしかして分かった?」
『はい、お二人とも深く考えすぎです。おそらく若い個体なのでしょう。とは言っても150歳~200歳ですが。『地獄の狩人』の成体は500歳以上と古典の文書にあります。』
「確かに、それが一番濃厚かもね~。ふわぁ~~寝る。」
エカは大きな欠伸をし、ソファに寝転ぶ。
「え?ちょっと、まだラプトル以上の脅威が分かってないじゃない。」
「大丈夫でしょ、少なくとも今夜は。」
「はぁ、全く。」
エリノアは時計を見る。まだ7:30だ。
呆れたようにため息をつく。
そして目を瞑ったエカの頬に優しくキスをする。
「////」
エカは目を開けないが頬は赤くなっている。
「おやすみ」
エリノアはそう囁くようにエカに言い、部屋を後にした。
世界観説明遅れたし、ムズイですね~。話が停滞しちゃう。歴を重ねて慣れます。
9話目もお楽しみに~




