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聖地巡礼で出会った彼女は〇〇だった。  作者: なつみかん


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第2話『町の伝説』

砂浜を出た所で、さっきの大学生の男二人組を見つけた。ここぞとばかりに俺は、その2人にも声をかけて一緒に回らないかと尋ねた。


葉月を見つめて最初は遠慮していた彼らだが、俺の説得もあり一緒に向かうこととなった。


目指すは作品の主人公達が通う学校である。


4人で談笑しながら向かう途中、俺たちはカフェに入った。

カフェは落ち着いた雰囲気であり、店内はおしゃれな音楽がかかっていた。


暑い日だったため、俺たちは全員アイスコーヒーを頼んだ。しばらくするとコーヒーが届けられ、俺たちは驚愕することになった。


『もしかして、店員さん『夏風』の美紀先生のモデルになった方とかだったりしますか!?』


俺よりも先に大学生の男が店員に尋ねた。


『あら!よく分かったわね!ここに来たお客さんにはよく声を掛けられるのよ!みんな分かるなんて『夏風』ファンって凄いのね笑!』


作中でも重役の教師役のモデルとなった彼女は、笑いながら答えた。


『まあ、ゆっくりしていって!』


俺たちはアイスコーヒーを飲みながら話していると、店内に他に誰もいないからか店員さんが声を掛けてきた。


『ところでせっかくこの町に来たんだから、いいお話をしてあげる』


俺たちは興味深く聞いた。


『この町にはね、有名な伝説があって、なんでも精霊が住んでるんですって。その精霊はみんなが想像するような妖精みたいな感じじゃなくて、あの世に連れて行く、いわば死神みたいなものらしいんだけどね』


『あたしのおじいちゃんの話なんだけど、末期癌で入院している時によく精霊が現れてたんですって。その度に「わしは行かんぞ」って抵抗してたらしいのね。でも私の誕生日まではおじいちゃんも頑張ってくれたんだ。その数日後に亡くなっちゃったんだけどね』


俺たちは聞き入るように夢中になっていた。


『ごめん!何か暗くなったね!ケーキサービスするから許して!』


店員さんはケーキを急いで取りに向かった。


作品の明るいイメージのある町だが、こんな話もあるのかと尚更興味が湧いた。


俺たちは届いたケーキを食べ終え、会計を済ませていると、店員さんにまた声をかけられた。


『良かったら山からの景色も見て行ってみて!すごく綺麗だから』


そう言われて俺たちは店を後にした。

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