0章5 洞窟内にて
出来ました。会話メインです。
この後、サブタイトルを序章から0章に直します。
コロコロ変わってスミマセンm(__)m
よろしくお願いします。
11月12日、スペース、改行を増やしました。
依然、何かがあった時の為に作って置き、誰にも教え伝えていない秘密の洞窟に転移した俺達は、再びルシファーに話を聞き出していた。
「それでルシファーは、この子と契約のしたと言っていたな?」
「ん、そうだよ」
「どうやって、とは言わん。
俺だってそうだからな。
だが、契約してルシファー、お前は何をしたいんだ?」
「ん、別に?
とりあえず、この子が人生終わるまでは、単に私の力を預けるだけだよ。
まぁ、私が何かをしたいのは、この子が死んだ後だからね」
「そうなのか?」
「ザーツよ、コヤツは私を含む他の大悪魔とは、系統が違ってな、元々、コヤツは神霊だったんだよ」
「神霊?」
ベルゼブブの言葉に驚いた、俺はルシファーの方に振り向いた。
ルシファーは相変わらず、ニコニコと微笑みながら赤子を抱き抱えいる。
神霊は〈神界〉に住むと言われている神々が自身から一部を切り離し、創られた神の子供、分身みたいなものだ。それが何故?
「ん、まぁ、そうなんだ」
こちらに顔を向けたルシファーは苦笑していた。
「ん、私が魔界に落ちたのは、君達魔族や人族も関係している事なんだよ」
「?
……どういう意味だ?」
「君は、というより君達魔族、人族は、何故、何千何万の年月を領地や人権、覇権を巡って戦っている理由を、わかってるのかい?
そして何度も繰り返しているのを知っているのかい?」
「そ、それは……」
「私は、それを知っている。
私はそれを疑問に思い、その事を産みの神々に訴え、拒み、意見が分かれ戦う事になり、敗れ魔界に落とされ、神界を追放されたんだ」
未だに忘れられぬ事なのだろう、段々と少しずつ怒りの魔力がルシファーから溢れ、洞窟内が揺れて激しい地震を起こしはじめていた。
「む、いかん!」
俺は洞窟内が崩れないように、ベルゼブブはルシファーの魔力が洞窟外のに漏れないよう、お互い結界を張った。
「うっ、うっあぁぁぁぁぁぁぁあああ~ん」
そこで、今まで眠ってあた胸元の赤子が泣き出した事により、ルシファーは自分が怒りで、我を忘れかけていた事に気がついた。
「ん、ああっ、ごめん、怖かったねっ、怖かったね、ごめんね~、もう怖くないよ~」
ルシファーは焦りながら、魔力を納め、赤子をあやかした。
やがて、少しずつ泣き声が収まっていき、再び赤子はゆっくりと眠りについた。
「ん、あ~、良かった~なんとか収まったよ」
「……相変わらず、貴様は」
ベルゼブブは周囲の結界を消し、ため息をはいた。
「ん、ははっ、申し訳ない。
どうしても、これだけはね」
「そろそろ、いいか?
魔族と人族の戦いの理由とは一体なんだ?」
場が落ち着いた所で、さっき問われた理由を聞いてみた。
「ん、ああ、神々にとって君達は遊戯の駒と言えばいいかな?
ギフトを与え、戦わせ、勝負を決める。
どちらか勝つか、負けるか、相討ちで終わるか、決着が着かず引き分けるかのどれでも構わない。
神々はそれを観戦し、一喜一憂し、楽しみ盛り上がる。
魔族には魔王を、人族には勇者を立て、どちらかが勝っても、君達にとっては暫くはその勝者の支配は続くが数十、数百と時が過ぎたら、神々は世界という盤面と両族という駒は元に戻し、記憶を消し、魔王と勇者が揃ったら、再び最初から戦いを初め決着の繰り返し、ちなみに現在は勝負が決まらず引き分けの為、盤面は元に戻された状態で、新たな駒を作り出している所だね。
もう少ししたら勇者が現れて戦争が始まるよ」
「そんな馬鹿な……ベルゼブブ、本当なのか?」
俺はルシファーに聞かされた内容が信じられず、ベルゼブブに確認をとった。
「ああ、本当だ。
もう少し細かなつけ足しはあるが、まぁ、そういう事だ。
お前も人族に来て思っていただろう?魔族も人族も変わらないと」
「ああ……確かに思った事はある。
……悪いが少し時間をくれないか?外の空気、吸って来る」
「ああ、わかった。
落ち着いてこい」
俺は立ちあがり外に向かった。
もう少し、洞窟内での話が続きます。
誤字脱字が有り、書き方も変だと思いますが頑張って書きます。
読んで頂いた方がおられましたら、コメント有れば嬉しいです。
非難は怖いですけど……