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約束の日、少し肌寒いが快晴だ。
「ういっす、元気?」
オーナーの後輩に挨拶をした。
「先輩おつかれさまです。大変ですね…あれ、もう一人は…?」
「あとで来るよ。葉山って言って来たら、大事な方だから3階に直接来てもらっていいかな?」
「わかりました。彼女系ですか?」
「違うよ。お前、分かってて言ってるな?」
「いや、そろそろかとおもいまして…」
「最上級コース頼もうと思っていたのになぁ…」
「すみません、おねがいします!」
「了解、じゃあ最上級コースを2人前で」
久しぶりの後輩といつものやり取りを行い3階へ向かう。
15分前に入店したとはいえ、ドキドキが止まらない。
万が一、週刊誌の記者だったらどうしようか…
ここの秘密の場所がバレるのは痛手になる。
人通りが多いので、違和感なく店の前で張り込みをすることも可能なのだから厄介だ。
そうなれば、入店時間を大幅にずらしたりする必要も出てくる。
階段を上がる音が聞こえてきた。
ドアが開くと、オーナーの後輩が立っていた。
「先輩ずるいな〜」
「何が?」
「言っといてくれたら色々準備するのに〜」
「だから何が?」
「やることやってんじゃないですか〜、もう一人の方上がってきてもらいますね」
どういうことか分からない。
が、到着しているみたいで、階段の音が聞こえた。




