表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スタート 0.3  作者: プーリ
偽証
19/53

19

 完全な一本釣りをされてしまったので、物販で高原ちゃんのアクリルスタンドが出るまで、何度もくじ引きガチャを回すことになった。

 帰宅後は、机の上にある高原ちゃんのアクリルスタンドを眺めながら、現実逃避をしていた。

 次の日、布団に横になったまま、少し申し訳なさそうな声を使いながら、支部に電話を折り返す。

「おはようございます。葉山です。昨日はマッサージ中で、電話に出られず申し訳ないです」

 珍しく事務員さんではなく、副競技委員長の岡本さんが直接電話口に出た。

「葉山さん、トークショー、コマーシャルのオファーがあります。あとは、近隣の清掃活動ボランティアの日程が出てます」

 驚いた。こんな自分レベルの選手にも様々なオファーが来ているなんて。

 清掃活動だけだと思っていたが、レジェンド選手のトークショーのオマケ扱いのトークショー、一瞬だけ映るチョイ役のコマーシャルなど、自分には贅沢すぎる気がしてならない。

 しかもギャラの話をすると、普通に1ヶ月レースに参加するのとたいして変わらない。

 いや、少しプラスになるくらいの話だ。

「一旦考えさせていただきます、というのが普通かもしれませんが、ありがたく全部受けさせていただきます」

 もはや即答するしかない。

 気がつくと布団にきっちり座り直している自分がいる。

「ただひとつ、条件がありまして…」

 条件?

「条件とは…?」

「フライング休み中ですので、はしゃいで目立たないように…」

 もはや、当たり前のことだ。

「フライングしたけど、いろんな仕事で儲かったぜ」なんてSNSに書くバカではない。

「もともとゆっくりするつもりでしたし、僕のミスなんで。反省しかないですよ。」

「それではよろしくおねがいします」

 突然だが、予定が埋まる事になった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ