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『幼馴染の境界線 ―僕の祈りと、君の憧れ―』  作者: サッサン
第4章:繚乱!文化祭と恋の火花

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第4章 第七話:鍵のかかった聖域、メイドの誘惑【加筆&修正】(26年6月8日)

5月18日に累計3000PV(3721PV)を超え、また1日のPVが1345PV と初めて1000を超えました。あと、 あとがきにお知らせがありますのでお読みください。

クラスの出し物もピークを過ぎ、交代の時間が近づいてきた。

特にピーク時には浩紀、沙織、太田の3名の人気がすさまじく、この短時間の売り上げだけでもかなりの額になっていた。

今は今日の分として用意したケーキが底をついてしまったため、新たなケーキを仕入れてくるまでお客さんの数を制限していた。

浩紀はトレイを片付けながら、一緒に接客を回していた太田に声をかける。


「そういえば太田、花山さんはうちの文化祭に遊びに来ないのか?」


「ああ、もうすぐ着くって連絡があったぞ。当番が終わったら、俺はこの執事服のまま一緒に校内を回る予定なんだ」


太田が照れくさそうに笑うと、浩紀は名案を思いついたように隣の沙織を振り返った。


「そうなんだ。よかったら、俺の生徒会の待機当番が終わった後、沙織も入れて四人でアンのクラスの浴衣喫茶に行かないか?」


沙織は一瞬、杏奈の名前が出たことに眉を動かしたが、すぐに満面の笑みで頷いた。


「いいよ! 四人で行こう。楽しみだね、浩紀」


こうして当番後の約束が決まり、クラスの引き継ぎも無事に完了した。

浩紀は腕時計を確認すると、沙織に声をかける。


「沙織、そろそろ生徒会室に行こうか。待機当番の時間だ」


「OK~。あ、浩紀。着替える時間ももったいないし、せっかく着たんだから今日一日はお互いこの格好のまま過ごそうよ。その方が文化祭っぽいでしょ?」


「……それもそうだな。分かった、このままで行こう」


浩紀もその方が楽しそうだと思い、その提案に乗ることにした。

廊下を歩く二人は、すれ違う者たちの足を止めるほど、まさに絵になる主従であった。

すれ違う男子生徒は沙織の魅力的なメイド姿に、女子生徒は浩紀の凛々しい執事姿に、熱い視線を集中させていた。


ーーー


生徒会室に到着すると、浩紀は「ふぅ」と小さく息を吐いて椅子に座った。


「さて、一応何かあった時のための待機だけど……特に大きなトラブルもなさそうだな」


そんな浩紀の背後で、沙織は静かに、けれど確実に「作戦」を開始した。

彼女は入り口のドアのノブに手をかけると、「カチリ」と小さな金属音が静かな室内に響き、内側から鍵をロックした。沙織によって生徒会室は文化祭の賑わいから切り離され、二人を閉じ込めた。


「沙織? 何か音がしたけど……」


「あ、ごめん。ちょっと立て付けが悪かったみたい」


沙織は平然と嘘をつき、浩紀の隣まで歩み寄った。

そのまま椅子に座る浩紀の肩に、柔らかく体重を預ける。

すっと浩紀の視界に飛び込んできたのは、さっき教室で嫌でも意識させられてしまった、あえて胸元を強調したメイド服から、豊かな胸の谷間が覗いていた。

突然の沙織の行動に固まる浩紀。

至近距離から伝わってくる柔らかな質感と、彼女の髪から漂う甘いシャンプーの香りが、狭い生徒会室の空気を一瞬で支配していく。


「ねえ、浩紀。……さっきの杏奈ちゃんの浴衣姿、そんなに綺麗だった?」


「え? ああ、アンは似合ってたと思うよ」


「……へぇ。じゃあ、私のメイド姿は? 杏奈ちゃんより、似合ってないかな」


沙織の距離が、明らかに「友人」の領域を超えていた。

メイド服のフリルが浩紀の肩を掠め、彼女の隠しきれない独占欲と熱い体温が、浩紀の肌に直接伝わってくる。


「浩紀……。今は誰も来ないよ。……会長、じゃなくて。私の『執事様』になってくれる?」


そっと浩紀のほほに手を添えながら、潤んだ瞳で見つめる沙織の顔が、ゆっくりと、けれど抗いようのない力で近づいてくる。

外の喧騒が嘘のように遠のく静寂の中。

高鳴る鼓動を抑えつつ、沙織は昨夜ベッドの上で何度も繰り返し妄想した「甘く背徳的なご褒美」が、現実へと形を変えようとしていた。


第4章第7話をお読みいただきありがとうございます。


今回はメイド服姿の沙織が攻めに出てきた感じ。

「沙織の攻めの行動、浩紀はどう受け止めるのか……。明日の更新は、少しだけ心拍数が上がる展開になるかもしれません(笑)」


★総合評価100PT&累計3000PV突破記念!

おかげさまで、本日ついに総合評価100ポイント、そして累計3000PVを突破いたしました!本当にありがとうございます!


実は、本日裏で、杏奈を主役にした、最高に甘酸っぱくてニヤニヤできる『公式おまけ外伝(短編小説)』の構成案が1本丸ごと完全に完成いたしました!(これから文章にしていきます)

とある「おっちょこちょいなハプニング」から始まる、杏奈の必死な1日と浩紀を巻き込んだ大騒動を描いたお話です(笑)。内容的にはドタバタコメディになります。


もし今夜、さらに皆様からの応援をいただいてポイントがプラスに動くようであれば、この完成したおまけ外伝を、近々「午前中のゲリラ更新」として本編とは別に投稿させていただきたいと思います!


「沙織のメイド服の続きが気になる!」「杏奈のおまけ外伝が早く読みたい!」と思ってくださった方は、明日の午前中ゲリラの通知を受け取るためにも、ぜひ前書きの通り【ブックマーク】をしていただき、下の【評価(☆☆☆☆☆の星をポチッと!)】からポイントをプラスにして応援していただけると凄く励みになります!


毎日、19時ごろ(予定)に更新していきます。


予告:5月18日に累計PVが3000を超えました。そこで4章終了後の間幕で「第4回緊急対策会議」を開催したいと思います。内容はこれから作りますので、まだ何も決まっていません(-_-;)

しいて言えばこの物語を書いてみようと思ったきっかけについてはどうかなとか考えています(未確定)。こんな話してほしいとか要望があれば感想欄までどうぞ。

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