表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『幼馴染の境界線 ―僕の祈りと、君の憧れ―』  作者: サッサン
第3章 激闘!生徒会長選挙
31/32

第3章 第一話:選ばれし者の決意

第3章:激闘!生徒会長選挙 第一話:選ばれし者の決意


「……浩紀君。次期生徒会長、君に受けてもらえないかしら」


放課後の生徒会室。現会長の広山加奈子の言葉に、浩紀の背筋が伸びた。

窓から差し込む夕日が、歴代会長の顔写真が並ぶ壁を照らしている。

その中には、二代前の会長であり、浩紀の兄である博康の姿もあった。


「広山さん……。俺で、務まるでしょうか」


「君は副会長として、誰よりも今の生徒会の内情を理解している。それに……君の兄さんも、きっと喜ぶと思うわ」


浩紀は拳を握りしめた。

自分の中に流れる「博康の弟」としての自覚。


そして、それ以上に「一人の人間として、この学校をより良くしたい」という、胸の奥で燻っていた熱い想い。


「……やらせてください。俺、立候補します」


ーーー


■ 決起集会と、推薦人の選出

翌日。浩紀の出馬表明を聞きつけた「いつものメンバー」が、放課後の教室に集まっていた。


「浩紀君、絶対応援するよ! 私、女子バスケ部の友達みんなに声かけてくるね!」


沙織が自分のことのように喜び、瞳を輝かせる。


「お兄ちゃんが生徒会長……。ふふ、学校全体の風紀委員を味方につけるようなものですね。プロデュースは私にお任せください」


薫はすでにタブレットで、学内の勢力図を分析し始めている。

そんな中、浩紀は少し緊張した面持ちで、腕を組んで黙っている杏奈を見た。


「今回の選挙に出るにあたって、一つ、大事なお願いがあるんだ。……推薦人を、アンに引き受けてほしい」


「……私に?」 杏奈が驚いたように目を丸くする。


「ああ。推薦人は応援演説もしなきゃいけない。俺のことを一番昔から知っていて、俺が何を考えてるか、言葉にしなくても分かってくれるのはアンしかいないんだ。……俺と息がぴったり合う相手ってなると、アン、お前一人しか思い浮かばなかった」


「……何よ、急に真面目な顔して」


杏奈は慌てて視線を逸らしたが、その耳たぶは赤く染まっていた。

浩紀と自分は、言わば「一心同体」のような幼馴染だ。

彼が兄・博康にどれほど憧れ、どれほどその影に苦しんできたかも知っている。


「いいわよ。あんたの頼みなら、断る理由なんてないわ。やるからには、絶対に勝たせる。……博康さんの弟としてだけじゃなく、一人の『リーダー』として、あんたを全校生徒に認めさせてあげるわ」


「ありがとう、アン」


二人が見つめ合う。その間に漂う、修学旅行を経てさらに強固になった「信頼」と、言葉にできない「熱量」。


「(……お姉ちゃん、さっそく推薦人特権でいい雰囲気になってますね)」


「(いいなー、杏奈ちゃん! 私も応援演説、やりたかった……!)」


薫の冷ややかな視線と、沙織の羨望の眼差しを浴びながら、浩紀の「激闘!生徒会長選挙」は、最強の推薦人を得て、静かに、しかし熱く火蓋を切った。

それは、彼が「兄の弟」であることを超え、一人のリーダーとして歩み出すための、長い戦いの始まりでもあった。


第3章 第1話を読んでいただき、ありがとうございます!


第3章が始まりました。今回は生徒会長選挙が舞台です。

杏菜という最強のパートナーを手に入れた浩紀がどのようにして選挙戦を通じ、成長していくのか楽しみでなりません。皆さんも浩紀に清き1票を!


浩紀に清き1票を入れてあげようと思ったそこの心優しいあなた!ぜひ【ブックマーク】や【評価(下の☆☆☆☆☆をポチッとな!)】で応援をいただけると嬉しいです!そうすれば必ず浩紀は選挙に勝てるはず。すべてはあなたのブックマーク追加ボタン次第です(笑)


【毎日19時ごろ】に更新していきますので、明日もお見逃しなく!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ