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第六話 強殺

俺の名前は石川池早九いしかわちはやく

埼玉県警刑事部の刑事だ。


通称、自称、せっかち刑事。


とにかく、早く帰りたい。


なのに、今日も事件が俺を呼ぶ。


「先輩こっちです。こちらが仏さんです。」


「まともな事件だな?」


「は?なんの話です?」


「いや、こっちの話だ。」


俺は読者のことが気になっていた。


たぶん、すでに俺よりせっかちになっているはず。


もう、すでにこの会話に飽きてるはず。


さっさと帰宅しろよと思われてるはず。


でも、俺は仕事を投げ出さない!


「よし!やるか!」


「先輩、すいません。県境だったので、管轄が千葉になりました。」


「よし!帰るぞ!」


俺はさっさと帰宅する。


花束を買って帰らなきゃ。


花屋さんに駆け込んだ。


花束買えた?!


ほんとに買えた?!


えっ?いいの?


5:25


俺は自宅に飛び込んだ。


「ただいま!」


妻がおかえりも言わずにキスしてくる。


『くそぉぉぉ、せっかちめぇぇぇ……』


明日は、もっと早く帰りたい。

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