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第五話 謝罪

俺の名前は石川池早九いしかわちはやく

埼玉県警刑事部の刑事だ。


通称、自称、せっかち刑事。


とにかく、早く帰りたい。


なのに、今日も事件が俺を呼ぶ。


「先輩こっちです。」


「あいつが犯人だ!」


「私がやりました。」


「よし!帰るぞ!」


俺はさっさと帰宅する。


帰りにケーキ屋さんによらなくちゃ。


この前の結婚記念日に失敗したお詫びに、妻にケーキを買って帰らなくっちゃ。


しっかり、予約してあるぞ。


5:26


俺はケーキ屋さんに飛び込んだ。


「いらっしゃいませ〜」


店員さんの女の子のかわいい声が迎えてくれる。


閉店などしてないな?


臨時休業もしてないな?


予約だから、大丈夫だよな?


「予約してある石川です。」


「ああ、石川様ですね。デコレーションケーキの?」


「はい!そうです!」


俺はついに間に合ったのだ。


「先程、奥さまが持って行かれましたよ?」


「くそぉぉぉ、奥さんぅぅぅ、俺よりせっかちめぇぇぇ、ごめんぅぅぅ、愛してるぅぅぅ……」


明日は、もっと早く帰りたい。

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