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Guilty 〜たとえ世界が私を有罪だと言っても私は私の神を崇め奉る〜  作者: 小兎


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第16話 馬車魔改造

ある日。


 騎士団長に告げられた。


「十日後に世界樹討伐へ出発します」


 とうとう、その日が来た。


 蓮斗様は少し緊張した面持ちで、


「よろしくお願いします」


 と頭を下げられた。


よろしくお願いするのは蓮斗様ではなく、騎士団長の方じゃないのですかとムッとしてしまった。

私の苛立ちを感じたのか騎士団長はそそくさと勇者宮から帰っていった。


 あと十日。


 準備をしなければ。


 何が必要だろうか。


 まずは移動手段。


 それと食料。


 騎士団長に確認すると、途中までは馬車で移動するらしい。


 試しに乗せてもらった。


 ……無理。


 こんな前時代的な骨董品に、蓮斗様をお乗せするわけにはいかない。


 改造しよう。


 改造は私が行う。


 ドッペルゲンガーたちには手分けして動いてもらうことにした。


 蓮斗様の警護。


 保存食の調達。


 馬車改造に必要な資材集め。


 世界樹までの地形や街道、魔物の情報収集。


 皆、よろしくお願いします。


 さて。


 馬車は空間拡張を施して2LDK。


 寝室を2部屋。蓮斗様の寝室は広くゆったりと、私の従者用はシングルベッド1台分。どうせ仮眠するだけだからこれで良い。


 居間。蓮斗様がお寛ぎいただけるようカウチソファです。お茶やお食事が取れるようにダイニングも併設しました。


 浴室。湯船も体を伸ばせて 洗い場も別な日本式の浴室です。


 お手洗い。もちろんウォシュレットです。


 収納も十分。


 もちろん振動対策も必須である。


 ガタガタ揺れるなど論外。


 目標は新幹線並みの乗り心地。


 蓮斗様には、少しでも快適に旅をしていただかなければならないのだから。

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