↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
9/22

失望・・・

会社に出たひろみ


彼女を待っていたのは、後輩の村瀬だった。


「田中先輩・・・ちょっと・・・」


村瀬はひろみを呼び出した。


「何の用?・・・村瀬さん・・・」


とひろみが聞くと・・・


「日曜日の件ですけど・・・」


「ああ・・・ところで、あなたたち、いつからなの?・・・」


「2ヶ月ほど前から・・・」


大塚とけんかが増えた頃からだとひろみは思った。


「どうするつもり?」


「どうするつもりって?田中先輩は言える立場ですか?」


「なぜ?」


「まだ、何でしょう?4年も付合っているのに・・・」


村瀬は、少し勝ち誇ったように言った。


ひろみは、4年間付き合ってきたが、どうも先に進む気がしなかった。


「だから?」


「遅れてるわ・・・」


「あっ。そう・・・だから?」


「だから、大塚さんから手をひいて・・・」


「そうね・・・ところで、理由を聞かないの?」


「聞く必要ないわ! 先輩が臆病なだけでしょう?」


そう言って村瀬が去ろうとした。


「あなた、きっと後悔するわよ・・・」


ひろみが言った。


「その台詞、そのままお返しします。じゃぁ・・・」


と村瀬が去った。


うわさが流れるのが早かった。


大塚と田中が別れた


しかも


悪いことにひろみが中村に鞍替えしたと話が歪曲されていたのだ。


もちろん

そのうわさを流したのは、ほかならぬ大塚と村瀬であった。


そんな中


「ひろみ大丈夫?」


と聞いてきたのが同僚の由美であった。


ひろみは由美に、Kプロで日曜日も手伝っていたこと・・・そして、大塚が村瀬とデートしているところをひろみが見たことを伝えた。


「そうなんだ~、ひどいことを・・・それと今まであんた達付き合っていたから言わなかったんだけど、大塚はかなり浮気者なの、何度うわさ聞いたことかでも・・・今までいえなかったの・・ごめんね」


「大丈夫、私も聞いたことがあるから。」


「じゃぁ、何で落ち込んでるの?」


由美が心配そうに見た


「別に、啓太のことで落ち込んでいないから・・・」


「そう、じゃあ。」


由美は自分の部署に戻った。


しばらくして


ひろみの携帯がなった・・・


大塚からだった・・・・


ひろみが無視していると


何度もかかってくる・・・


いい加減に無視しきれなくなったひろみは、仕方なくとった。


「もしもし?」


「ひろみ・・・おれだけど・・」


「あら・・・大塚さん・・・まだ私のことをひろみと呼ぶの?」


とかなり冷たく返した。


「ひろみ・・ごめん・・・おれが悪かった。・・・」


「馬鹿にするのもいい加減にして・・・・もう2度とかけてこないで・・」


ひろみは、携帯を切った・・・


それでも


携帯がなる


「もう・・・いい加減にして・・・」


とうとうひろみは携帯の電源をきった。


数日後


帰り際にひろみはKプロに来るように連絡があった。


ひろみはKプロの会議室に行く途中、村瀬とすれちがった。


そして


村瀬のカバンを見て気付いた。


あれはこの間、受け取らなかったカバンだと・・・


あの程度の男と4年も付き合っていたのかと自分にあきれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。