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天逆毎篇 十四章 あれなーんだ?あ、電気ネズミじゃないです

「伶冶さん、まずアレ。さっきまで戦ってたのは何ですか?」

 人気のない所に着いた僕たちは話をした。

「あれはね、怪異っていうんだ」

 そういうと伶冶さんはゆっくり語りだした。

 怪異、お化け、幽霊、妖怪などの言い方があるが、伶冶さんはそれを倒す呪霊屋をしているらしい。正直信じられない。お化けを観測できるのは呪霊学校を卒業した人、もしくは呪霊に気に入られた人、先天的に呪霊が見える人などのごく少数らしい。「おれは呪霊学校の出で、お前は先天的なタイプだろうな」

 自分と僕を指さしながら伶冶さんが言った。呪霊師は日々、人々の目に触れる前に、―――怪異が現世に影響を及ぼす前に対処しているらしい。

「じゃあ次にあの、瓶の正体は何ですか?」

 あの瓶は百均で購入したらしい。それはどうでもいい。僕が知りたいのは――

 中身の蛍光オレンジの液体はホウセンカで作った爪紅らしい。どうやら太陽の特権というのをフル活用して、作られたものらしい。まぁ要するに怪異に効きやすい特効薬――みたいなものだろう。

「とりあえずこれでいいか?」

「はい、ありがとうございました。」

 そこまで聞いて、僕はさっきの怪異が成仏したのかを聞いた。

「ん?いや、あれはいま封印してるよ。この札の中に」

 その瞬間、僕の体は一歩に退いて逃げようとした。

「おいまて、なんで逃げる」

「やめて!普通の顔して実質爆弾持っているテロリストの話なんてこれ以上聞きたくありません!離して下さい!」

「おぅ落ち着け。グフッ!いま封印してるって言っウゴッ!ただろもう無害なんグハァ!だってば!おい殴るのヤメロォ!」

 そこまで言うならしょうがない。落ち着いてやろう。

「なんか態度が大きくないか?もうこいつは封印できたから無害なの!」

 なるほど便利だ。

「お前はこれからどうするんだ?総本山へ会いに行くか?」

「総本山?」

「なんだ、それが目的で伏見稲荷大社を選んだんじゃないのか?」

 そういうと伶冶さんは僕の目を見つつ、伏見稲荷大社に親指を向けながら言った。

「お前の家系に神格を与えたウカノミタマノカミがすぐ近くにいるってのに。」

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