アリエルミライ
エリカちゃんは嫌いな人に対しては敬語になるんやで
まずは冒険者ギルドに行って依頼完了させなければならない。そのあとに昼飯食って家に帰るのだ。
―――冒険者ギルド
(ガヤガヤワイワイ)
うむ。今日も冒険者ギルドには駄目人間が集まってるな!実に良い気分でござる。自分よりも下がいるって、☆快☆感☆
最後に受付をしてくれた嬢の元へ向かう。名前は忘れたが、メガネ美人の人だった筈だ。
「こんにちは。依頼完了の報告に来ました」
「えーと、確か鉱山までの案内でしたよね?はい、了解です。完了報告受け付けました。
今後とも冒険者ギルドをご愛顧くださいませ!」
「あ、はい。『草原の大狼』の皆さんもお疲れ様でした。依頼を受けてくださりありがとうございました」
「こっちこそありがとな、姐さん、パパイヤ」
「その通りですわ。こちらこそありがとうございました、兄さん、ビューティフォー姉さん」
「いえいえ、こちらこそありがとうございました、パパイヤさん、ビューティフォーさん」
「どういたしまして。受付で報酬金の6万円をもらって帰ってくださいね。
では、さようなら」
「バイバイ!また会うことがあればよろしくね〜」
「待ってくれ!ちょっと待ってくれ!
……フー。姐さん、好きです。愛してます!」
「あっ、はい。そうですか。では、お疲れ様でした」
ひでえwww
「待ってくれよ!返事を聞かせてくれ!」
「えっ、何の返事ですか?」
「だから、今俺が告白しただろ!」
「はい。それがどうかしましたか?」
「だから!その返事をくれって言ってるんだよ!」
「いや、愛してるとか言われても困ります。
これでいいですか?」
「俺は将来Sランクにまで登り詰める男だぞ!何がダメなんだ!」
「大体全部」
「もしかしてパパイヤが好きなのか?なあ、そういうことだろ!?」
「はい、そうですが。それが何か?」
「パパイヤぁ!決闘だ!!勝った方がビューティフォーさんと付き合うのでどうだ!!」
ニヤニヤしながら観てたら飛び火が来た。…ワロス。
「えっ、嫌ですよ。お断りします。
何よりも女性を景品扱いは良くないと思いますよ?」
ここで俺の評価を上げておく。なんか冒険者達の俺の評価が低そうだからな。…まあ、絵里香に対して媚びを売ったとも言うがな!
「うるせー!決闘だ!!剣での決闘だ!!お前らも決闘観てえよなぁ!?あぁ?」
(うぉおおお!やーれ!やーれ!)
ていうか、俺マジックユーザーって言ったのに、セコくない?
「あっ、お疲れ様です。では、また会ったらよろしくお願いしますね」
「バイバーイ」
「おい!逃げんなよ!カス!ゴミ!女も守れねえとか男の風上にも置けねえウンコ野郎!
おい、お前らもなんか言えよ!」
(ブーブー!ゴミ!逃げんのか?カス!)
「ていうか、皆さん何で彼にいいように煽られてるんですか?そんなんだからいつまで経っても貴方達は底辺なんですよ」
(何ぃー!おいお前ら、ヤツをぶっ殺してあの女を貰ってくぞ!!うぉおお!)
尚、受付嬢は俺達の実力を知ってるからかブルってる模様。
てか煽るの超楽しいんだけど!ハマるかもしれん。やっぱ強くなるのっていいことだわ〜。遥か高みから愚民共を見下せるんだからな!!
「きゃ〜、パパイヤ!私ぃこわ〜い!」
「ふっ、お前は俺が守ってやるさ(キラッ)」
ここでポイントは光魔法で歯をキラッとさせることだ。
…まあ、二人共フードで顔隠してるから誰も分からないんだけどな。
そんなことを考えてたら1人の冒険者が俺に切り掛かってきた。
…これはチャンスだ。当たってもどうせ痛くないし、俺の服も破れたりしないだろうから一発食らっとくか。
「はあああああ!」
「ぐわああああああああ!!」
「やった、やったぞ!」
「ぐわあああああああ!!うぎゃああああああああ!おおぁぁぁあああああぁああああ!!」
「へっ、ざまあみろってんだ!俺達を馬鹿にするからそうなるんだよ!」
「うぎゃああああああああ!ぶっひゃあああああああああああ!おっひょおおおおおおおおおおお!」
「……お前、余裕あるな?」
「ないですうううううう!ぎゃあああああああああああああ!うひゃああああああああああああ!キャああああああああああ!」
「……『肉体回復』」
「うぎゃあああああああ!おんぎゃあああああああああ!ぐわあああああああああああああ!ひゃあああああああああ!」
「……」
「うぎゃあああああああああああああああ!ぴゃああああああああああああ!はああああああああああああああああ!」
「……」
「ガッガッ!ごああああああああああ!どらあああああああああああああ!しぬうううううううううううう!」
「…もう演技はいいぞ」
「そうか」
そう言って俺は立ち上がる。
「クックック。さて、お前ら。分かってんだろうなぁ?お前らは冒険者でもない一般人に斬りかかったわけだ。しかもただの一般人じゃなくて依頼人にだ。クックック、アホなお前らには分からんだろうなぁ。これがどんなに重大な事件になるのかを。あーはっはっは!」
(意味分かんねえこと言ってんじゃねえぞ!死ね!カス!)
「あーはっはっはっは。お前らは本当にアホだな。見てて痛々しいぞ。
まあお前らがアホでバカなのは今はどうでもいいか。仕方ないから説明してやるよ。
お前らがやったギルドを潰しかねない大事件の話をなぁ!」
(どういうことだ!説明しろ!ガヤガヤ)
「いいか?冒険者が無抵抗の一般人を斬りつけたわけだ。この時点でも既に大事件だが、ギルドを揺さぶる程ではない。
が、もし俺がこのことを周囲に言いふらしたらどうなると思う?
お前ら冒険者はクズ共の集まりだって思われるわけだよ!そしてそんなゴミを雇ってる冒険者ギルドの信用なんて0になるわけだ!
あーはっは。それに、お前ら冒険者に物を売ってくれる人なんてきっと居なくなるぞぉ〜?そりゃそうだ。誰だって犯罪者集団の一員になんて物を売りたくねーわな。そしたら食うに困ったお前ら冒険者は次に何をすると思う?
そう、奪うんだよ!物を持ってる奴らからその物を奪うんだ。ここまできたら本当に犯罪者だなぁ。あー、面白い!
そしたら騎士がお前達を討伐するためにやって来るぞぉ〜?お前らみたいな掃き溜めのゴミ共より騎士の方が強いのは当たり前のことだよなぁ?そしてお前達は騎士に斬り殺されるんだよ!もし殺されなくても奴隷として捕まるだろうなぁ?なーはっはっは。滑稽だぜ。
さて、犯罪奴隷として捕まった諸君はどうなるだろうなぁ?魔法の実験台になるか?新しい剣の試し切りとして使われるか?はたまた言葉に出来ない程陵辱されるか?まあ、何にせよ底辺の生活が待ってるわけだ。なんなら俺が飼ってやろうか?早く殺してくれ、っていうまで俺は甚振り続けるぜ?クハハハハ。
さて、安心してる冒険者ギルドの職員諸君。君ら、もしかして自分は関係ないとか考えてないか?それだったら甘々だぜ?
そもそもこんな事件が起きてる時点でお前らも無責任じゃ居られねーんだよ!ちったあ考えろやゴミが。
さっきも言ったように、俺が周囲に言いふらした時点でお前ら冒険者ギルドの信用は地に堕ちるんだ。そしたら依頼人が来なくなるわけだ。たとえ来ても犯罪絡みだろうなぁ。まあそんなことはいい。依頼人が来なくなったらお前達の給料って払われると思うか?そりゃあ最初のうちはギルドの金庫から給料は出されるだろう。が、ずっとは続かないぞ?
そしたらギルドを辞めていく奴らもいるだろう。が、次の就職先に困るわけだ。こっちも考えてみれば簡単なことだ。何で犯罪者集団のまとめ役たる冒険者ギルドの役員だったお前らを雇わなければならない?…言っておくが、身分を隠しててもいずれバレるぞ?
そうして身を崩していくお前達に待ち受けるのは盗賊になるか奴隷になるか、はたまたスラムで暮らすことになるかのいずれかだろうなぁ。あーはっは。
女は運が良いことに全員美形揃いだ。おめでとう、娼館行きも候補に増えたじゃねーか!なっはっはっは。
そして冒険者ギルドを辞めなかったお前達!おめでとう。何とか今回は回避できたわけだ。
だが安心するのはまだ早いぞ?お前達の身内たる冒険者がいずれ犯罪者になることが確定した未来において、お前達に平穏なんて一切来ないからな?
冒険者、いや盗賊共が捕まった後、民衆の非難が向く先は決まってる、そう!冒険者ギルドだ!そしてお前らギルド職員だ!お前らは徹底的に糾弾されて鬱になって自殺するかもなぁ。そうなったら笑い物だけど。
……ふう。さて、じゃあ帰るわ。お前ら、未来に絶望しな」
「じゃ〜ね〜」
ドクズロールって何でこんなに楽しいんだろう?
それにちょっと考えればよしおくんの演説の粗とかすぐ見つかるのになぁ。
誰だ?ギルド職員たちをアホ設定にしたのは?(私ですね)




