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ちゃんと戦えるスキルもくれ!!!

本文には生成AIによる文章が使用されています。

キャラクターの台詞、設定、プロットは自身で考え

地の文等の情景や細かい描写等の文章を使用し、一部修正、書き足しをしています。

毎日更新 19:00に更新。

「これ、ギャグマンガキャラ補正じゃねーか!!!」


 頑馬の叫びが戦場に木霊する中、鏡の中のアメニタが言った。


「あのー、私の姿と声も全部頑馬さんにしか見えないし聞こえない仕様なんで、今頑馬さんいきなり叫び声あげた変な人と思われてますよ多分」

「え」


 アメニタがやる気なさそうに言うと、頑馬が周りを見渡す。

 突き刺さるような静寂が荒野を支配している。

 マッセ達女戦士も、トリアル達魔族側も皆得体の知れない者を見る視線の中、頑馬が顔を赤くした。

 恥ずかしさのあまり、耳まで真っ赤に染まっていく。


(や、やべぇぇ!!めっちゃ恥ずかしい!!)


 冷や汗が背中を伝う。


「え、えーと…」


 頑馬がなんとか弁解の言葉を発しようとしたその時、


「…殺せ!!!」


 トリアルが頑馬を指さし、魔族全員が殺気を込めた目で頑馬を睨み、武器を構えた。

 大気が凍りつくような緊張感。

 そして次の瞬間に、飛んでくる矢と魔法の嵐が頑馬目掛けて飛んできた。

 空が黒く染まるほどの質量が迫る。


「へ、え!?ぎゃああああああーーー!!!!」


 頑馬が慌ててその場から走り出すとさっきまでそこにいた場所に矢の雨と爆炎が突き刺さった。

 ドカァァン!と激しい爆破音が背後で炸裂する。


「ひいいっ!!ちょっ、うおっ、ぎゃああっ、待って、ひゃああ!!」


 次々降ってくる矢や魔法を走りながら飛んだりしゃがんだり後ろで起こる爆発から必死に逃げる頑馬。

 がむしゃらに手足をバタつかせ、必死に地を這う。

 それはまるでギャグアニメによくある、銃で撃たれてるのに弾丸が一発も当たらない状況だが、当の本人は必死でそれどころではなかった。

 目の前をかすめる閃光に、涙目で悲鳴を上げ続ける。


「……な、なんだ、あの男は…?」


 一方マッセの目には、突如現れた謎の男が魔族からの攻撃を全て紙一重で避ける達人の動きに見えた。

 無駄のない洗練されたステップ。

 転げながらも立ち上がる姿も、ずり落ちそうになるズボンを引っ張る為にしゃがむ動作すら、マッセの目にはわざと重心を下げる事で敵の動きを避けた様に、全てが洗練された動きに思えた。


(さっきのトリアルの攻撃もまるで効いた様子が無かった、間違いなくただ者ではない…しかも、叫び声をあげて魔族の攻撃を引き付けている…まさか、自分を囮にして我々を助けようと…!?)


 マッセの胸に熱い衝動が突き上げる。

 マッセは声を張り上げた。


「皆、あの者が魔族の攻撃を引き付けている内に陣形を整えろ!!

 彼の覚悟を無駄にするな!!」

「は、はっ!」


 呆然としていた部下達に指揮を執るマッセ。

 女戦士たちの目に闘志の火が灯る。


(頼む、何者かは知らないが、本国の増援が来るまで持ちこたえてくれ!謎の男よ…!)


 祈る様に大剣の柄を握りしめマッセは頑馬の背中を見つめた。



 一方魔族は、頑馬に対しては得体の知れない恐怖を感じ始めていた。


(一体なんなんだこいつ!?)

(全然当たらない!)

(わざと叫び声をあげて挑発してやがるのか!?)


 どよめきが魔族の隊列に広がっていく。

 背を向けながら走っているにも関わらずまるでこちらの動きを読んでいるかのように一向に当たらず、それどころか矢や魔法の軌道が当たる直前にふわりと逸れている。

 物理法則を無視した奇妙な軌道。

 おまけに、自分達の大将である魔王六死天のトリアルの攻撃を全く意に介さない生命力。


(アマゾネスなぞ後回しだ!奴を今ここで仕留めなければ間違いなく魔王軍にとっての脅威になる!!)


 魔族達は頑馬を強敵と認定しより武器を持つ手に力を込める。


 一方、頑馬はそんな双方の思惑など知らずに必死に逃げ回っていた。


「ちょっ!女神様ぁー!!死ぬー!!死にますってこれぇー!!」


 頑馬が走りながら呼びかける。

 鏡が頑馬の横を並走するように浮かんだ。

 鏡の中のアメニタが鬱陶しそうに耳の穴を穿りながら言った。


「大丈夫ですって。

『遠距離クイティカル無効』『弾幕遠距離攻撃命中率低下』『回避行動成功確率上昇』のスキルも入ってますからそうそう急所に当たらないですよ、多分」


 適当な物言いをするアメニタを聞く頑馬の耳を矢がかすった。

 ひやりとした風とともに、鋭い痛みが走る。

 脇腹や足、腕にも矢やかすり切り傷と痛みが生じ、近くの爆炎で皮膚が焼ける感触がした。

 火の臭いが鼻を突く。


「あぢぢぢ!!いだぁああ!!

 ちょっ、痛みを感じなくなるスキルとかは無いんですか!?」


「あー、『痛覚遮断』は状態異常としてカウントされちゃうんで『状態異常自動解除』で無効化されちゃうんです。ご了承下さーい」


 やる気のない受付嬢みたいなテンションで答えるアメニタ。

 爆炎の炎が頑馬の髪の毛に燃え移る。

  頑馬は走りながら必死に頭の火を叩き消した。


「熱ッ!!あつぅいい!!あの、せめて何か攻撃系のスキルは無いんですか!?

 こう、バーンて相手を一気に倒せる感じの奴!!

 無双系って言いましたからそういうのもあるでしょ!?」


「えー、もうめんどくさいなぁ。それだけスキル与えたのに欲張りなんだから…

 じゃちょっと待ってくださいねー」


 必死な頑馬と鏡の向こうでは対照的だ。

 のそのそとした様子で羊皮紙らしい紙を捲るアメニタ。

  欠伸しながら捲っている。

 その指が、ある一箇所でピタリと止まった。


「…あ、ありましたね。

 一日に一回しか使えませんけど超広範囲で威力も最強級の攻撃魔法が」


「!! そ、それ!!それください!!今すぐぅぅ!!」


「はいはい、じゃあこれでいいですね。ホイっと」


 軽い感じでアメニタが指を頑馬に向けてふる。 指先から眩い光が放たれた。 鏡の中から頑馬の胸の中へ、それは吸い込まれていく。


 その瞬間。


 ドクンッ


 頑馬の心臓が激しく脈打つ。 自分の中に巨大な力の奔流を感じた。

 体の奥底から、信じられないほどの熱量が湧き上がってくる。


(わ、わかる……なんかよくわからないけどすごいパワーみたいなのを感じる!!

 これなら、やれる!!)


 頑馬の中に確信めいた物があった。 みなぎる万能感に、思わず口元が歪む。

 頑馬は走りを突然止めて、魔族達に振り返った。


 突然、走るのを止めてこちらを振り返った頑馬の様子にトリアルを含む魔族達が驚き動きを止めた。

 荒野を走る緊張感が、一瞬で凍りつく。


(な、なんだ?観念したのか?)


 一方マッセ含む女戦士達も困惑していた。

 全員が武器を握ったまま、その背中を凝視する。


(何をやっている!?あれでは恰好の的だぞ!)


 遂に諦めてしまったのか、と思ったその時だった。


「はああああ!!!!」


 頑馬の周りの空気が震え、髪の毛とボロボロの服が風圧で捲りあがる。

 ビリビリと大気が鳴動を始めた。

 同時に、頑馬の体から巨大な魔力の奔流が黄金の輝きとなって立ち上った。

 天を突くような、圧倒的な光の柱だ。


「な、なにこれ!?」


 トリアルが冷や汗をかく。

 あまりの重圧に、彼女の美貌が恐怖で歪んだ。


「あの輝き……まさか…?!」


 マッセが何かを確信したかの様な言葉を呟く。

 息を呑み、黄金の光に目を細めた。

 頑馬は、新しく授かったスキルの使い方がまるで頭に自然に流れ込んでくるかの様に理解していた。

 体内で暴れるエネルギーの制御方法が、はっきりと分かる。


(…いける!!)


 あとは言葉を放つだけ、そう確信があった。


「し、仕留め……いや、違う!離れろおおおお!!!!!」


 トリアルが急いで撤退の指示を出そうとする前に頑馬が動いた。

 その右手に、世界のすべてを塗り替えるほどのエネルギーが凝縮していく。


広範囲殲滅最強魔法(ジ・エンド)!!」


 頑馬が呪文を口にした。 瞬間、荒野を白い閃光が包んだ。

 視界のすべてが純白に染まる。 音すらも消え失せたかのような錯覚。 次の瞬間、遅れてやってきた大質量の衝撃が世界を震わせた。


 ドゴォォォォォン!!!


「うおおおお!?」


 鍛え抜かれたマッセ達女戦士すらも眼を覆いのけ反る程の衝撃と風圧が来た。

 大地が激しくめくれ上がり、容赦ない熱風が肌を焦がす。

 巨大な爆発の中で、数百の魔族達が体を吹き飛ばされ消滅させていく中にトリアルもいた。 抗う術など何一つない。 光の渦が魔族の軍勢を容赦なく飲み込んでいく。


「そ、そんな…!?この、魔王六死天の、私が、こんな……!?

 バカなぁぁぁぁ……!!!!」


 自身の結末を信じられないまま、断末魔を上げながらトリアルは消滅していった。

 彼女が誇りとしていた紅い鎌が、光の中で粉々に砕け散る。

 絶対的な強者のプライドは、跡形もなく消え去った。

 荒野には巨大なキノコ雲が立ち上り、マッセ達はただそれを呆然と眺めていた。

  喉を鳴らす者すらおらず、風の音だけが虚しく吹き抜ける。

  静寂が、ゆっくりと戦場に戻ってくる。


 やがて煙が晴れると、荒野の真ん中には巨大なクレーターが出来て、周りの木々は風圧によって倒されていた。 跡形もない。 地形そのものが完全に作り変えられている。

 そのクレーターの真ん中、底に、頑馬が仰向けに、辛うじて男の尊厳を隠した程度に残った布と黒焦げの肌、そしてアフロになった髪で口から黒い煙を時折吐き出しながら、白目を剥いて痙攣していた。 ピクピクと、哀れなほど足が震えている。 その姿は、あまりにも無惨で、同時にあまりにも間抜けた姿だった。


「これ……」

 頑馬が辛うじて保った意識で言葉を発する。 震える唇から、細い声が漏れた。 かすれた声が、無音のクレーターに響いた。


「……『爆発オチ』の能力じゃねぇか……」


 女神に放った呪詛の様な言葉を最後に頑馬は意識を失う。 ガクリと頭が地面に落ち、今度こそ完全に動かなくなった。

河野頑馬のスキル一覧

・高低差ダメージ無効化…高い所から落ちても死なない。ただし痛みはそのまま。

・即死系攻撃&即死級ダメージ無効化…即死級のダメージを食らっても死なない。ただし痛みはそのまま。

・体力上限突破…HPがめっちゃ多くなる。苦しむ時間が長引く

・常時体力自動回復…HPが自動回復し傷が塞がる。痛みの記憶は消えない。

・状態異常自動解除…状態異常が自動的に解除される。痛覚遮断や肉体強化も自動的に解除される。

・遠距離クイティカル無効…遠距離攻撃で致命的ダメージが通らない。ただし当たると痛いのは変らない。

・弾幕遠距離攻撃命中率低下…遠距離からの弾幕攻撃が当たりにくくなる。当たりにくいだけで当たる時は当たるので逃げなければならない。

・回避行動成功確率上昇…逃げたり避けたりが上手くなる。じっとしてたら普通に攻撃は当たる。

・広範囲殲滅最強魔法『ジ・エンド』…広範囲に絶大ダメージ。ただし自分も食らう。


その他色々(アメニタが適当にぶちこんだので覚えてない)

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