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真夏の雪  作者: Than Nen
幕開け
13/23

幕開け11

『なら、宇宙は誰が作ったんだ!?』




そう、それは辻褄が合わない答え。


少女は無から有を創るにはきっかけが必要だと言った。


なら宇宙は誰が作ったのか!?


先ほどの順番なら、神は最後になる。


人間は、基、生命は宇宙が出来てから生まれたとすれば、一体、何者が…。




『鏡也様、お見事です。私の言った順番では、また新たな何かの介入が必要になります』


『…そうだよね。宇宙を創る何か別な介入が必要なはずなんだ』


『しかし鏡也様。実のところ申しますと正解は…。神です』





…!?


全く不可解だ。


先ほど少女の言った順番なら、神は最後になる。


神が創ったというなら、それは矛盾になる。





『それじゃ君が言った順番と矛盾が生じるんだけど??』


『そうですね…。私の言った事は矛盾しています。しかし、答えは私の言った通りです』


『ごめん、イマイチ理解できないや…』


『そうですね。申し訳ございません。なら、もう少し話を続けましょうか…』




少女は少し困ったような顔をして、そう言った。


けど、本当に困った顔をしていたのは僕のほうだと思う。


少女の言ったことが矛盾していて、けど少女はそれが正解だと言う。


僕程度の頭脳では理解できるはずもなく、何か消化不良を起こしたような気持ちになった。





『では続きをお話したいと思います。人間は神を創りました。しかし、人間は争いにより絶滅してしまいました…』


『ちょっと待って!!人間が絶滅したって、どういう事だよ!!』




意味が分からない。


人類が絶滅した??


あんまり面白くもない冗談だよ。


現に現実世界でもパラレルワールドにも人間は存在したじゃないか!?




『そうですね…。おっしゃることは分かります。しかし、事実なのです』




その時の少女の言葉はどこか冷たく感じられた…。




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