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幕開け9
『一体どうなってんだよ…』
ここは神降神社ではない。それは分かった。
けど、上星神社って言うのはどういう事だ!?
現実世界では無い、この世界だけにある神社…。
『もし、仮にこの世界が現実世界とリンクしていなければ…ここは何処になるんだ!?』
今まで考えていたことは、この世界は現実世界との平行世界にあたるパラレルワールドではないのか、という曖昧な推論だった。
しかし、パラレルワールドというのは一般的には、自分の周りは大抵リンクしているということだ。
現に、学校は連中は現実世界と同じだし、街並みもこの神社を除けばリンクしている。
自分の存在も西野鏡也として認識されているし、親友の香田カイトも居た…。
けど、上星りこは居ない。
それがおかしい。たしかに上星という名前はここにある。
では何故少女一人が居ないのか…。
頭を精一杯回転させてみる。
酸素が足りなくなったのだろうか??
僕はフワフワとした気分になり、目の前が徐々にブラックアウトした。
『…なるほど、普段頭を使わないからかな…』
なんて呟いた途端、意識が完全に無くなった。




