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7歳児むちゃぶり王女とチート従者の俺  作者: ロミ
第1章 リサ王女誘拐編

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6/7

空がこんなに青いから、見上げる理由がなくならない(番外編)

番外編です。読まなくても物語に支障はありません。とても短いです。

 



 マッチ。

 乾燥した枝。

 小さな網。

 日干しのアジ。

 少しの塩。

 キンキンに冷えたビール。

 準備OK。



 ここは、王宮内で、俺にあてがわれた部屋のバルコニー。

 昼間っから、1人で晩酌をしようとしている。


 なんて贅沢。なんて罪作り。



 元の世界では、仕事に行って、飯食って、寝て、また仕事に行くの繰り返し。

 たまの休日は、昼間まで寝て、昼過ぎから溜まていた家事をする。

 いつの間にか夕方で、ああ、今日も何もしなかったな~と思いながらネットを見て一日が終わっていた。


 別に仕事が嫌いじゃなかったし、友達がいなかったわけじゃない。明確な不満があったわけでもない。

 でも、チートを願ってしまった。


 女神が願いを聞き入れて、思っていたチートとは違うけど、手に入れた能力。


 何でも出来そうで、何も出来なさそう。

 でも、前とは違い、少しワクワクしている。




パチ、パチ、パチ

 網の上で、日干しのアジが焼けてきた。

 ひっくり返す。


ジュジュジュジュー。

 日干しのアジの油が小枝を燃やす。

 少し焦げた、香ばしい匂い。


 うまそー。



ジュワ、ジュワー、ジュジュ、ジュワー。

 ここでキンキンに冷えたビールをジョッキへそそぐ。


 さあ、宴の始まりだ。




「いい匂いだな」

 隣のバルコニーから雷神が顔を出した。

「うまそうだな」

 いつの間にか、俺の後ろに風神が立っていた。


「わ!なんだよお前ら、イーロン王の護衛はいいのかよ」


「イーロン王はお昼寝中だ」


「リサ王女もお昼寝中だろ」


 いつの間にか、二人は俺の向かいに座り、持参のジョッキにビールを注いでいる。


「まだ、焼けないのか」


「もう、食べれるだろう」


 今度は、焼いている日干しのアジをつつき始めた。


「待て待て、これは俺が褒美に願った、ビールと魚だ。勝手に食うな」


「うまいな、塩加減がいい」


「うまいな、焦げ目がいい」



 俺は、ビールジョッキを掲げた。


「仕方ない、ご馳走してやるが、タダじゃないぞ。貸し1つだ」


「ああ、貸し1つだ」


「二人で、貸し2つだな」


「「「カンパーイ」」」

ゴキュ、ゴキュ、ゴキュ。




 空がこんなに青いから、見上げる理由がなくならない。












挿絵(By みてみん)

白河・DG・夜舟様より頂きました

昼間っから晩酌の恒星

少し迷惑で、少しワクワクする、恒星の日常を書いてみました。

YouTubeのアウトドアがツマミ様のセリフを使用しました。

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― 新着の感想 ―
 言葉なんて、イラナイですね。(手抜きともいう)  この画像のURL:https://51660.mitemin.net/i1284714/  i1284714で、検索。
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