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7歳児むちゃぶり王女とチート従者の俺  作者: ロミ
リサ王女の婚約編

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7/7

リサ王女の婚約

久しぶりの投稿。短いです。

 





「彼マジで魅力的、ま、ま、まじで魅力的、彼は毎日マジで魅力的。彼の動きでドンドンテンションが上がっていく。ペースを変えながら、彼が夢中ではしゃぐ姿をみていてたまらない」


 ?。またポエム。ポエムなの?。7歳児‥‥そんなこと大声で言っちゃダメ。


 ああ~、女神様。俺にこれをどうしろと…。







「「お疲れ」」

 風神と雷神だ。


 眩しい太陽が照り付ける、王城内の公園。

 色とりどり、目新しいプラスチック製品の滑り台。

 複雑に絡み合った、ロープで作ったジャングルジム。

 転落防止付きベルトのついた、ブランコ。

 庭師が作った花壇を背に、俺は公園のベンチで、リサ王女と隣国のゲイン王子、なぜかイーロン王の子守をしている。


 3人は、俺が出した遊具で、はしゃぐはしゃぐ。


【滑り台】

「凄い、つるんつるん滑るよ」

「今度は、寝転んで滑ってみるぞ」

「そうだ、頭から滑ってみるのじゃ」イーロン王は風神に止められた。


【ジャングルジム】

「次はこっち、このロープ揺れるんだね」

バイーン、バイーン。

「やめろ、揺らすな」

「わしも、わしも」イーロン王は足が届かない、雷神に抱き上げられた。


【ブランコ】

ギーコ、ギーコ

「凄い揺れる」

「面白い」

「順番待ちじゃ」イーロン王は、風神から、いい子いい子と頭をなでられている。


 ひとしきり、3人で遊んだと思ったら、リサ王女から謎ポエム発動。


 ゲイン王子は呆気にとられ、その場でフリーズ。


 イーロン王は

「リサちゃん。ゲイン王子を気に入ったの。じゃあ婚約じゃ」


 イーロン王の一言で、茂みにから何人もの従者が飛び出し右往左往、伝言鳩が空を舞い、リサ王女付きのメイドが駆けて来る。


 訳がわからない。

 ゲイン王子と俺を置き去りに、周りは婚約式に向け一斉に動き出した。






 ◇◇◇






 1週間前、隣国(女神の寵愛がいない衰弱している国)から、使節団が到着した。

 一緒に代表として来たのが、隣国の王(女神の寵愛じゃない仮の王)の息子ゲイン王子。

 年は、リサ王女と同じ7歳。短髪の茶色い髪に、茶色い目、生意気そうなイケメンだ。


 今回の使節団。目的は支援の増大。難民の受け入れ要請。

 見返りに、第一王子ゲインとの婚約。簡単に言うと人質だ。

 隣国に女神の寵愛が誕生した場合は、現在の支援を倍にして返す、又は今後我が国に女神の寵愛がいなくなった時、同じ援助を行う条約が交わされている。


 7歳のリサ王女とゲイン王子に、大人の思惑は理解できていないが、リサ王女がゲイン王子を気に入り婚約の準備が整いつつあった。



「僕は、納得できてない。何で好きでもないリサ王女と婚約しなければいけないんだ。僕は父や母のように好きな者同士結婚したいんだ」


 ゲイン王子が、駄々をこねる。


 キョトンとそれを見ていたリサ王女。


「だったら勝負しましょ。勝負で私が勝ったら婚約する。ゲインが勝ったら支援を3倍に増やすわ。どう」


 隣国の使節団は大喜び、勝っても、負けても国の損失はない。


「それじゃ、勝負は

『チュッパチャップスの袋どっちが早く剥けるか選手権』」

 高らかにリサ王女が宣言。


「は?」

 俺の中のチートが叫んでる。チート発動。


 空から大量のチュッパチャップスが降って来た。


 リサ王女は、その中から2つ取り、1つをゲイン王子に渡した。


「ルールは簡単。早く剥いた方が勝ち。どんな方法でもいいわよ」






 隣国の使節団、イーロン王、王城勤めの貴族が見守るなか、緊張が走る。


「よーい。始め」


 ゲイン王子は、チュッパチャップスのねじれている根本の紙を、手で剥がそうとするが、硬く接着されていて、なかなか剥がせない。


 その横で、リサ王女はチュッパチャップスを包んでいる紙ごと、パクっと咥えた。

 少しそのまま。

 ねじれている根本の紙に歯をたて、チュッパチャップスの棒をくるり。

 あ~ら不思議。

 スポン!と、紙が剥がれたチュッパチャップスが口から飛び出した。


 得意顔のリサ王女。


「勝負あり、リサ王女の勝利」



「わかったよ。リサと婚約してやるよ」

 顔を真っ赤にして、照れながら、手を差し出すゲイン王子


「うん」

 リサ王女はその手を取って、ニコニコ。


 ゲイン王子と、リサ王女は手を繋いで、チュッパチャップスをなめながら、公園に走って行った。


 イーロン王は、風神、雷神と一緒にチュッパチャップス剥き勝負をしている。


チュン、ちゅん、(*´ε`*)チュッチュ。

 遠くで小鳥のさえすりが聞こえた。


 今日も世界は平和です。











挿絵(By みてみん)

白河・DG・夜舟様より頂きました

舌つかい名人リザ王女。


チュッパチャップスの剥き方はフィクションです。

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― 新着の感想 ―
 ロミさん、こんにちは。 「7歳児むちゃぶり王女とチート従者の俺 リサ王女の婚約」拝読致しました。  国同士の約束、政治的な思惑に巻き込まれて、年少でも婚約しなければならないのは、王族貴族の世の…
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