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月灯り
光陽くん…
私のくちびるに残る微かな感触は、いったい何だったんだろう…
確かあのとき、月の光が光陽くんで遮られて、光陽くんのシルエット、そう…
胸のネックレスだけが光って見えた。
その後…
『 俺たち、もうダチだろ?… 』
もう…
私は自分のくちびるを触りながら、光陽くんの言葉を思い出していた。
そんな時、スマホに着信が!
『こんな時間まで!…つきみッ!、何処にいたの!?つきみッ!… 』
おかあさん…?
「…ごめんなさい…」
『つきみ!?、つきみなのね?良かった…もう!連絡がつかないから、心配したじゃない! …だいじょうぶなの?… 』
「うん…たぶん…」
『たぶん?・・とにかく、気をつけて、早く帰ってらっしゃい… 』
「うん」
本当は、だいじょうぶなんかじゃない…
光陽くんと…私は…
「クゥ~ン…」
私はまるすけを抱き上げて、胸にぎゅっと抱きしめながら
「まるすけ?…夢じゃないよね?」
「ワンッ!」
「現実?…
まるすけ!早く帰ろう
おかあさんが心配してるもんね!」
月灯りに追われながらの帰り道、振り返ッてみたら、ウサギさんが、誰かさんの横顔に見えた。
錯覚?
でも、今日のお月様ッて
いちばん輝いている…




