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月と太陽  作者: 月美
12/18

どこへ?

「行こう まるすけ」



「ワンワンッ」



玄関でシューズの紐をぎゅっと結んで!



「行ってきまーす!」




「気をつけてね、早く帰って来るのよ」



「は〜い」






「今日はちょっと出遅れたから、ジョンには会えなかったね」



「くう〜ん…」




「なに、さみしそうな声だしちゃって、いつもジョンのこと、おどろかせてるくせにぃ」




「くう〜ん…」



ほんとに? 会いたかったんだ、ジョンのこと大好きなんだね




「ワンワン!」




「そっか、ごめんね、わたしが遅くなってしまったから、でも、朝陽くんには会えるから」




「ワンワンッ」



…今日はあさひくんといっぱいお話しちゃお

お兄ちゃんのこと、教えてもらうんだ〜



相原さんにお願いされたし…


それだけじゃないけれど・・・


知りたいって思ったから




ただ 知りたいって





彼のことを








いつもの公園–––





「よ〜し、まるすけ!、朝陽くんを見つけよう!

あさひ〜、どこにいるのかなぁ…」




「ワンワン!」まるすけはあさひ、の言葉に敏感に反応すると、いきおいよく走り出した。




すべり台の周りから鉄棒の横の砂場に、ブランコの横のベンチの下…公園じゅうを走り回って朝陽くんのにおいを探していた。




まるすけも、あさひくんのことを一生懸命に探していたせいか、ハァハァしていたので、お水を飲ませてちょっと休暇です。



なかなかやって来ない、あさひくんを待ちながら、まるすけを抱いてしばらくベンチに座って休んでいた。




「あさひくん来ないね〜… じゃあ、ブランコにでも乗って待っていようか」





キー… キー …




辺りは薄暗くなって来て、もう帰る時間に…



「クゥ〜ん…」



まるすけ…




変だ…




–––––





『 つきみ?明日も遊ぼうね、きっとだよ …』



『 じゃあ、つきみと指切りしよ 』



『 ゆびきり? 』



『 あさひの小指と、つきみの小指でね、こうするの…

ウソをついたらダメだからね! 』



『 うん! 』



『ふふふッ、じゃあ… 』



『指切りげんまん ウソついたらハリセンボンの〜ます』




––––




あさひの小さい小指と指切りをした、自分の指を見ながら、私…



まさか、また イジメ?




なんだろう?





あさひくんに何か?…





あさひ?




どうしたら!…







光陽くん!…




光陽くんに連絡とりたい!




「まるすけ!行くよ!」




私はまるすけを抱き上げると、光陽くんのバイト先へと向かっていた。














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