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第5話。

カーテンの隙間から光が漏れる。


...眩し、い。


もう、朝ね。


ふふ。可愛いわね。


こ)...ほら、起きなさい?

な)...うゆ、もうすこし、

こ)...ふふ。もう、

こ)...あと5分だけ、ね

な)...うゆ、


こ)...ほら、起きなさい。

な)...わかった、


な)...顔、洗ってきた、

こ)...ふふ。目、覚めたかしら

な)...うん。

こ)...早く準備しましょ

な)...うん。


私たちは身支度を済ませた。


こ)...忘れ物ないかしら

な)...うん。

こ)...ふふ。大丈夫ね

こ)...じゃあ、出ましょ。


扉を開けた。


いつも通りの道


なんだか違く見える気がした。


な)...やっとお昼だ、おなかすいた。


ちょっといい?


と声が聞こえた。


誰を呼んでるのかな


ねえ


な)...あ、紗良。どうしたの、


さ)...気づくのが遅いよ、夏希

な)...ごめん、お腹すいてて

さ)...お昼ちょっといい?久しぶりに話さない?

な)...こころが1人になっちゃう....から。

さ)...そう。わかったわ、

(...少し間があった。)


さ)...みなせさーん!!

こ)...え、なに?どうしたの。

さ)...お昼夏希ちゃんお借りしますね!

こ)...あ、うん。わかったわ、


(こころ)

あの子、面識はあったけどすごい迫力ね....


独り、ね。


?)君今一人?水瀬さんだよね。

こ)...えっと、あなたは。だ、誰?

?)はは、知らないの無理はないよ。俺は朱宮 翔

こ)...私は水瀬こころ。こころでいいよ。

し)でさ、一緒にお昼どう?君すっごく可愛くてさ

こ)...ごめんなさい。

し)え、はや!はは。そっかー。じゃあ仕方ないねまた誘うね。

こ)...いや。でも今日はいいよ。

し)よっしょ!じゃあ移動しよっか


し)今日はなんで一人でいたの?

こ)...いつも一緒に食べてる子がたまたま他の友達の子に取られちゃって

し)もしかしてあの有名な子?あの女の子になったみたいな。たまに一緒にいるとこ見かけるけど、

こ)...そう。

し)へーいい子なの?

こ)...うん。

し)そっかそっか!その子とも仲良くなりたいな

こ)...そうね。

し)もしかして緊張しちゃってる?笑

全然普通に話していいからね


こ)...じゃあさ。相談してもいい?

こ)...私さ。


─────


さ)...最近どうなの?

な)...最近って、?

さ)...色々大変でしょう?そ、その、女の子になって。

な)...こころが居るからそんなに困ってないよー

さ)...そう、なのね。あなたも変わった。わね。

さ)...口調も性格も。

さ)...ほんとに。


な).....もう。

な)...女として生きていくしか、なさそうだもん、

さ)...そっか。夏希も頑張ったん...のね。

さ)...どう?彼氏でもできそう?

な)...いや全然だよ。別に、いらないし。

な)...私、男だよ。モテないよ、

さ)...そうかしら?

さ)...案外あなたモテてるわよ?

な)...いいよ。そんなの、

さ)...夏希も十分かわいいのに、

さ)...もったいないわよ?

な)...うるさいばか、

な)...大切な人は。

な)...もう、いるから。

さ)...そうなのね。

さ)...大切にしなさいよ、


チャイムが響いた。


な)...あ、急がなきゃ。

さ)ふふ。

さ)...ほんとに。

さ)...変わってないところもあるじゃない。


──────


こ)...私ね。大切な人がいるの。

こ)...人生をかけて守りたいって子。

し)わお、いいじゃんそーゆーの、かっこいいじゃん

こ)...で、

こ)...私その子にすごい"依存"しちゃってるなって、

こ)...自分でも気づいてるの。

(...少し間があった。)


し)そうかー、依存、か。

し)...結局離れる以外治す方法なんて

し)...無いかもしれないぞ?

こ)...そんなのわかってる。

こ)...でも私がいなくなると。

こ)...きっと何も出来なくなっちゃう。

し)ちょっと過保護すぎるんじゃないのか?

し)たまには1人にさせてあげても、

こ)...だめなの。私じゃなきゃ。

し)あぁ、これは俺完全に眼中にねーな笑

し)こころ。その子を大切に守れよ!

し)じゃーな!

こ)...あ、まって翔。


行っちゃった。わね。


静かになった廊下で、少しだけため息をついた。


そうよね...

ああいうのが普通なのよね...


全部わかってるの。

この関係が普通じゃないことくらい.....


なのに...


なのに...


なんで私は...


依存だなんてわかってる。


ずっと前から。


わかってる


わかってどうにかなるなら。


とっくに離れてるわよ...


でも離れるなんて出来るわけないじゃない...


だってあの子は──


私がいないとだめだもの...


いや...


違う...


いないとだめなのは...


きっと。


─私の方だ。


チャイムが響いた。


...教室、戻らないと。ね



な)...あ、こころ。おかえり。

な)...ごめんね。

な)...今日のお昼は、咲夜が急に。

こ)...いや、気にすることないわよ。

こ)...私も一応、一緒に食べる人見つけれたし。

な)...そっか。よかった。


チャイムが響いた。


な)...はぁ。

な)...やっと放課後だ。学校もう疲れたよ、

こ)...夏希。今日はどこか寄っていかない?

な)...いいけど、急じゃん。

こ)...たまにはいいでしょ

こ)...話したいこと沢山あるの。

な)...どこ寄るの、

こ)...たまにはカラオケでもどうかしら

な)...私、歌うの下手だし、

こ)...そうねー。

な)...否定してよ

こ)...ごめんなさいね。

こ)...ちょっと考えてたわ。

な)...もう。

な)...私はなんでもいいよ

こ)...じゃあ新作出たしあのカフェ行かない?

な)...またカフェ。

な)...まだ慣れないんだよね。

な)...まあ、でも。いいよ、

こ)...ふふ。

こ)...私がいつでも案内するわよ。

こ)...そんなに、心配することないわ。

な)...頼んでないし。

こ)...いつまでも素直じゃないわね。

こ)...さて、行きましょ

な)...うん。



な)...人多いとこは、嫌い。

こ)...陰キャなところは変わらないわね。

な)...うるさいよ、

こ)...え、あれって。

な)...どうかしたの?こころ、

こ)...えっと、私の友達がいて。

な)...行かなくていいの。

こ)...夏希、あなたは大丈夫なの、?

な)...いいよ別に。


こ)...怜奈、真奈!

れ)...あら。こころじゃない、

ま)おお!こころ!久しぶりだな!

れ)...あら、その子は?

こ)...この子は、白波夏希よ

れ)...女の子になったみたいな子ね。

こ)...そう。その子だよ、

れ)...自己紹介するわね

れ)...私が穂月 玲奈よ

ま)...私は、日吉 真奈なのぜ

な)...あの。えっと、

こ)...焦らなくていいのよ。

な)...うん。

な)...私は、白波夏希、

な)...夏希って呼んで、

れ)...ふふ。宜しくね

ま)んーーもう!抱きしめちゃいたいぜ

こ)...だめよ。私の夏希だもの。

れ)...ふーん、あんたら付き合ってるの

こ)...そういうのじゃないわよ。

ま)今週の土曜とか!みんなで遊び行かないか?

れ)...あら、いいわね。

こ)...私はいいけど、

こ)...夏希は大丈夫?

な)...いいよ。

れ)...あら。また、後で連絡するわね、

ま)またねだぜ

こ)...うん、またね!


(...少し間があった。)


な)....台風みたいな人達だったね、

こ)...いつも通りハイテンションね、

な)....怜奈お姉ちゃん。


(...少し間があった。)


こ)そうね。

こ)...お姉ちゃんみたいなタイプかもしれないわね。

な)....私はこころの方がお姉ちゃんと思ってるよ、

こ)....お姉ちゃんね。

こ)...じゃあ、私が守らないと。ね

こ)...絶対。離れちゃダメよ。

な)...分かった。お姉ちゃん。


こ)...もう着きそーねー。

こ)...珈琲っていい匂いよね、

な)....私も好き。

こ)...そうよね。

こ)...新作、なんだったかしら。

こ)...美味しそうね。

こ)...夏希はどうする?

な)...分かんないから。

な)...選んでお姉ちゃん。

(...少し間があった。)


こ)...あ、うん!じゃあ新作でいい?

な)...うん。


こ)...これのTallを2つお願いします

こ)...夏希はそこの椅子で待っててね、

な)...うん、お姉ちゃん。

(...少し間があった。)


こ)...ふふ。2000円でお願いします


こ)...すごいわね。

こ)...美味しそうね。

な)...これ。

な)...すっごく可愛い

こ)...んふ。

こ)...すっかり、可愛いもの好きね。

な)...そういうのじゃないし。

な)...ばか。

こ)...お姉ちゃんに、そんなこと。

こ)...言っちゃダメよ?

な)...うるさい、

こ)...ふふ。

こ)...でもそういうとこもかわいいわね。

こ)...飲みましょ?

な)...すっごく甘い。

こ)...そうかしら?

こ)...私は、ちょうどいいわよ。

な)...美味しいけどね。

こ)...それなら良かったわ。

こ)...冬って感じがするわね。

な)...そうだね。

こ)...夏希は、どの季節が好きなのかしら、

な)...私は冬が好き。

こ)...ふふ。私も。

(...少し間があった。)


こ)...あ、そうね。

こ)...冬服。あの時買ったかしら、?

な)...わかんない、多分買ってない。

こ)...あらぁ。

こ)...怜奈たちと遊ぶ時は

こ)...またショッピングにしましょ。

(...少し間があった。)


な)...いいよ。

こ)...じゃあ連絡しとくわね。

な)...で。

な)...話っていうのは?

こ)...あら。

こ)...そんなこと言ったかしら?

な)...学校出る時、言ってたじゃん。

こ)...えっと、そうね。

こ)...忘れたわね。

な)...ふーん。

(...少し間があった。)


な)...ならそれでいいよ。

こ)...ふふ。じゃあなんか話しましょ?

な)...話題は。

こ)...そうね。何にもないわね。

こ)...じゃあ。

こ)...キスをするなら何回目のデートがいい?

(...少し間があった。)


少し、頬が朱くなった。


な)...えっと、その。

な)...わかんない。こころは。

こ)...私は3回目くらいかしら、

な)...そんなに早いの、

な)...もうちょっとゆっくりとか。

こ)...好きな人なら、

こ)...それくらいがいいんじゃないかしら、

な)...うーん。

な)...そういうもんなのかな。

な)...私は。

(...少し間があった。)


こ)...何回目なの...、?

な)...5回目、

こ)...あら、ごめんなさい。聞こえなかったわ、

な)...だから。5回目だって。

こ)...あら、ごめんなさいね。また

な)...もう、ばか。

な)...5回目だよ!


声だけが店に響いた。


こ)...あら。

こ)...ふふ。お店の中で大声出しちゃだめよ?

な)...そんなのわかってる。

な)...こころのせいだからね、

こ)...あら。

こ)...もうお姉ちゃんって呼んでくれないの、?

な)....もうだめ。うざいもん。

こ)...そんなこと言われたら。

こ)...泣いちゃうわよ、

(...少し間があった。)


な)...うるさい。勝手にして。

こ)...あら、怒らせちゃったわね。

こ)...今回は私が奢るわよ。

こ)...だから許してね。

な)...じゃあいいよ。お姉ちゃん。

こ)...ふふ。ありがとうね。

こ)...また呼んでくれて

な)...うるひゃいばか。

こ)...噛んじゃってるわよ?

こ)...ふふ。

な)...ばか。

こ)...かわいいわね。

こ)...ぎゅーしてもいいかしら。

な)...今日はだめ、

こ)...いつなら。いいの、

な)...ハグは付き合ってからでしょ。

こ)...そう。じゃあまだだめね。

な)...嘘。

な)...やっぱ今度ならいいよ。

こ)...ふふ、やっぱり素直じゃないわね。

(...少し間があった。)


こ)...そろそろ出ましょっか。

な)...うん。

な)...今日はありがと。

こ)...ふふ。

こ)...また行きましょーね。

な)...絶対ね。


ドアを開けると、珈琲の匂いが吹っ飛ぶような寒さに包まれた。


な)...ひゃむい。

こ)...もうすっかり時間経っちゃったわね。

な)...寒いし怖いし、もう早く帰ろーよ、こころ。


そっと。手を握った。


──胸が高鳴った。


な)...ごめんこころ。

な)...怖いから手繋ご。

こ)...あら。

こ)...かわいいわね。そういう所.....

な)...んぇ。

な)...今なんて。聞こえなかった、

こ)...ふふ。

こ)...なんでもないわよ。早く帰りましょ。


こ)...手。震えてるわよ?

な)...だって怖いんだもん。

こ)...ふふ。暗いの得意じゃなかったかしら、?

な)...最近はだめ。

こ)...ふふ。これも女の子の変化かしらね。

な)...うん。

な)...もう。戻れないのかな。

こ)...そうね。

こ)...もう。いいんじゃない....?

な)...良くないけど。

な)...もう諦めるしかない、よね。

こ)...神様の気まぐれかしらね。

(...少し間があった。)


な)...こころ。

こ)...あら、どうしたの。

な)...今日さ。

こ)...うん。

こ)...どうしたの。

な)...嫌ならいいんだけどね。

な)...今日も、泊まって欲しいの。

な)...もう私。

な)...こころお姉ちゃんがいないと、寂しいの。

(...少し間があった。)


な)...ほんとに嫌なら。

な)...断っても、

こ)...ふふ。

こ)...いいわよ。一緒に寝ましょ。

な)...ありがとね。

な)...もう、1人は寂しいの、

こ)...大丈夫。私が埋めてあげる。

(...少し間があった。)


な)...行こっか。

こ)...そうね。


身支度を済ませた。


な)...こころ、今日はありがとうね。

な)...あ。お姉ちゃん。

こ)...ふふ。

こ)...全然いいわよ。

な)...えへ。

こ)...私の布団も使いなさい、

こ)...風邪ひいちゃうわよ。

な)...そしたらこころも風邪ひいちゃうよ、

こ)...私はいいのよ、

な)....じゃあさ。

(...少し間があった。)


な)...手、繋ご。


ぎゅ。


な)...おやすみ。

(...少し間があった。)


こ)...あ、うん。

こ)...おやすみ。夏希、

な)...おやすみ、こころ。


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