シルビアそしてエリック
俺はシルビアの遺体のもとへ走った。
走る必要も無い位に場所は近いのだが気持ちが急ぐ。
シルビアとは挨拶をする位の関係でしかないが助けられるなら助けたい。
すぐにユンシル達の背中が見えた。
「待って!」
遺体は穴の中に入れられ、ユンシルが別れを惜しみながら土を被せようとしているところだった!
少し遅れていたら掘り返さなきゃいけない。
ユンシル「どうしたんだい?」
聞かれたが答えずに穴の中へ飛び込む、かなり深い。。
フリリーヌ「オリー何をしてるの!辞めなさい!」
何か答える前に、横から声を荒らげるのを辞めなさい。
「最後にコレを…」
と言ってきゃろにもらった、神木の葉に包まれた液体を見えるように持ち上げて見せた。
だがコレをどうする?
飲ませる?かける?
焦って聞くの忘れた。
「なんだいそりゃぁ?」
もしダメだったら落胆させるだけになるので、答えない。
飲ませるにしても死んでいる。飲み込む事は出来ないだろう。消化されるのにも時間がかかる。
内側から治ったとしても心臓が動き出せば、肉が出来るより先に血が吹き出すだろうと思い、葉を千切りシルビアの体へとかける。
液体の量は当然体全体へかけれる量は無いのだが、まるで意思のある生物の様に体全体へと、広がって行った。
すると直ぐに遺体が発光しだした。
「「!?」」
大人達が驚いて息を飲む気配がした。
みるみるうちにちぎれた筋肉を縫い合わせるように、肉体が再生され皮膚も出来上がった。
まるで逆再生される様に体は元に戻ったが、顔に血の気はまだ無い。
多分あってると、自分に言い聞かせ残りの半分自分の口へ含み口移しで喉の奥に流し込む様に与えてみた。
内側の変化は目では確認も出来ないので成功か失敗かは分からない。
即座に復活とゆう訳には行かないらしいが肉体がすぐに治れば充分だ。
「まだ埋めないで洞窟で様子を見よう」
皆へ目を向け言うが、皆驚き固まっている。
どうした?…いや当たり前かこんなもん奇跡でしかない、俺だってどうなるか知らなければ驚く。
御年寄ならそのまま心停止してもおかしくない事が目の前で起きているんだ、すぐに返答出来る方がおかしいくらいだ。
皆が落ち着いてきたので様子見しようと再び発言する。
「坊主、いや…オリーと言ったかい?何をしたのか分からないけど、シルビアの…体を治してくれてありがとう、でも…死者は蘇ったりしないのさ、このまま…埋めて…」
ユンシルは途切れ途切れ嗚咽をこらえるように言うが、最後は言葉にならなかった、
「神木の葉から作った薬…どうなるかは分からないけど…身体は治ってるし」
言うが、薬の効果も皆は知らないのだろう、頭に?が浮かんでるような顔をしている。
「一応復活の薬のはずなんだ、失敗してもあれだから期待はしないで欲しいけど、まだ埋めないで待ってみよう。」
効果は言いたくなかったが、このままでは埋めそうだったので仕方なく説明してみた。
皆は驚いてそれぞれ何か言っているが、まぁ、考えてもしかたのない事だ。
このまま埋められたら、上手くいって生き埋めなので、我儘でも無理矢理意見を通した。
シルビアの身体を抱き抱え穴から出ようと思ったが穴が深くて出られなかった、大人に救出されるはめになった。
洞窟へ戻り皆落ち着きを取り戻し、それぞれ夕飯の準備やら始めた頃、ユンシルが話しかけてきた。
「オリーさっきはシルビアを綺麗にしてくれてありがとう」
「うん。シルビアの様子はどう?」
「なんだか顔色も良くなって、まるで寝ているみたいだよ…」
まだ薬の事は信じていないのだろう、顔色が戻っても困惑気味だ。
ユンシルとシルビアの元へ向かう。
首筋に手をやると脈がある。胸に耳を当てると心臓の音が聞こえた。
すみません、投稿遅れました…




