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マレイヤ目線

マレイヤ(マリ)


私は何も知らずそのお店に体験入店していました。

当時20歳、まさか時給が良いから、と紹介されたお店があんなお店だったなんて…。

泡なお店…私には絶対に無理です。


推しのホスト君にプレゼントを買うために、同じホスト通いの友達に勧められ、流されて始めたけれど、やっぱり無理です。

店長さんに辞めると伝えに行こうとした時、指名されてしまいました。


それでも、どうしても嫌で推しの(こうき)君を思い浮かべながら、口でやっていると見せかけて濡らした手で処理をしました。


処理を終えてすぐ、火災報知器が鳴ったので確認をする為に1度エレベーターに乗ってしまったのが運の尽きでした。

警報がなった時は、エレベーターに乗ってはいけないのですが、乗った結果そのまま炎に包まれて私は死んでしまいました。


でも皆さん安心してください。

もし亡くなったとしても、聖君が転生出来るって聞いた、と言ってました。

人から聞いた話を素直に信じちゃう可愛い聖君です。

だから私はもし死んだら、聖君と同じ世界に転生出来ますようにと初詣の時に絵馬にも書いておきました。


その結果私はマレイヤとして生まれ変わる事ができたのです。

この世界に聖君は絶対に居るはずです、近くに居るはずなのです。


聖君の癖は知っています。

趣味特技が格闘技、元はただのヤンキーだったので口調は荒いです。

歩き方もガニ股でフラフラと左右に揺れながら歩きます。


聖君はご飯を食べる時に菜箸を使います。箸の持ち方は何故か凄く綺麗で、菜箸のお尻のギリギリを持って手首だけを使って食べ物を口に運びます。

朝と夜は右手でご飯を食べ、昼は左手でご飯を食べるのも癖です。

あと私の顔を可愛いと言っていながら胸ばかり見るのも癖?です。

デリカシーという言葉も知りません。

ですが正直者で人を悲しませる嘘はつきません。


後は手先は器用で、私にはよく分からい物を突然作って遊んだり、大人なのに車のプラモデル?電池で走るやつで遊んだり、夏は山や川に行って生き物を捕まえてたり石を拾ったりして遊ぶ人です。

色々出して遊ぶけど片付けが出来ない人なので、毎週私が掃除に通わなければすぐにゴミ屋敷になります。


本人は気付いて居ませんがホストなのに私と喋る時は必ずと言って良い程に噛みます。

少し顔も赤くなります。


ホストとは言っていますが、去年引退しています。引退してもやっている事はホスト…

ろくでもない?

そんな事言わないでください。

可愛いんですよ?、大きな子供です笑。

周りの皆が反対していましたが、私は好きだから良いのです。


こちらに産まれて8年が過ぎそんな彼とやっと出会えました。

魔物に村が襲われて、私の居る村に逃げてきたそうです。

この時私は彼が私の村に来た事を知らなかったので、彼が来たと気付くのは、私の村も襲われて暫くしてからの事でした。


襲われた村の子供達の中に、彼はいないかと思い、皆んなに話しかけて居いると彼と似た反応をしたのが2人、ダグリック君とオリードル君。

ご飯の時にダグリック君は違うとすぐに気付きました。

オリードル君は1人長い枝を使って菜箸の代わりにして食べていました。

ここまでは似ています。


決定的だったのは彼の歩き方、1人でどこかへと歩き出して、お母さんの前では気を付けて居るのですが人目が無くなるとフラフラ歩きになります。

そして道端にある何かをすぐに拾って眺めたりポッケに入れたりしてます。

彼だとわかり、すぐに教えようと思ったのですが彼に気付いて貰いたくてまだ秘密にします。


前世では歳の差がありましたが、こちらでは同い年に産まれることが出来たようで、なんだか嬉しくなります。


そんな彼は私だと気付いてくれていません。

まずは意識して貰おうと、チャンスがあれば話しかけたりと行動はしていますが…男性は鈍感で困りますね。

大人達のお手伝いの時にも一緒にやって時間を増やそうとしますがだいたい彼はいません。

多分サボりです。


魔獣が出た時、彼はなんだか喜んでいた様に見えました、前世ではいない生物だから興奮しているのかもしれません。

私のこちらのパパが魔獣と戦って怪我をしてしまい、暫く近くにあった洞窟に滞在する事になった今も、彼は鉱石なんかを見て目を輝かせています。

それよりもそろそろ集団行動を覚えて欲しいと思う私です。

デリカシーを覚えて地図なんて言うのもやめて欲しいです。


そんな時に水浴びをする事に、チャンス!

私の体を見せれば思い出すはず!

なんて一瞬思いましたが…自分の体を見るとただのツルペタまな板断崖絶壁ではありませんか…

まさに断崖絶乳…

胸は今後に期待して気を取り直して彼の元へ、恥ずかしかったですよ?普段着も薄い可愛さの欠けらも無い布の服で恥ずかしいですが裸は当然もっと恥ずかしいです。

でも、こちらでは普通なので郷に入っては郷に従うしかありません。


彼はそんな私達を見て顔を赤らめていましたが、その後は全然ダメです。

話しかけても大人の体を見るのに必死で聞いていません。

やはり大人じゃ無ければダメなのでしょうか。


でも違いました。

私は気付いています。

水面を覗くふりをして私のお股を見ていたのを。


あれ?何故かホントにダメな人に見えてきました…いえこれは気のせいですね、大丈夫…大丈夫です。


少し呆れて言いたくなってしまいますが、まだ我慢です。

早く気付いてください。

早く気付いてくれないと他の人に取られちゃいますよ?

早く多少でもデリカシーを覚えてくれないと嫌いになるかもしれませんよ?

あのやばいお客さんみたいにメンヘラ発症するかもしれませんよ?

まさか股を覗いてるのを気付かれていたとは…作者もビックリです…

私だったら素直に言いますね、ちょっと股見せてって。


セクハラ?へっ?なにそれ?聞いた事ないや。

連絡先聞いただけでもセクハラと言われる世の中どうにかしようよwww

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