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里美シリーズ⑨占いは最後に

占い師がこんなことを思うのは意外に思われてしまうかもしれないけれど、人が占いを頼るのは、万策尽きてからでも遅くはない。


私は占いを生業にしてはいても、まずは一般的見解を一通り当たり、心理学などを参考にして悩みや問題のその原因を考えてみる。

スピリチュアル的な意味とカルマや前世云々を当てはめるのは本当に最後の最後だ。


「ええ?そうなんですか?」


同業者にも驚かれることもたまにあるけれど、現実的感覚の無いスピリチュアルほど危険であるのを知っているからだ。

私と似たようなスタンスのスピリチュアリストや占い師はそれでもいるものだ。



例えばハワイに家族で移住を夢見る人がいたとする。

「僕、これから移住しても大丈夫ですか?」という質問を占ってみて、良いカードが出たとする。


でも、上手く行くっていうのは、紆余曲折の後にとか艱難辛苦の後にようやくという例もあるわけだ。


自分で現地の情報を集めもせず、何も備えずに勢いだけで起業や移住しちゃうのはそれは自滅しやすいのではないかな?


アメリカ人ですら米国からハワイに住んでも、物価の高さから生活できなくなって、結局本国に戻る人は物凄く多いそうだ。

そういう現地の状態を何も調べずにノリだけで移住しようとするのはとてもリスキーだ。


しかも幼い子どもを抱えて、ロミロミマッサージで食べてゆくつもりだというドリーマー。

子どもの教育や将来とかは考えているのかな?

語学堪能で財源に困らないとか、儲からなくてもしばらくやっていける蓄えがあればいいけれど、そうではないなら、現地で別の仕事やバイトをしないとやっていけないわけだ。


そういう心積もりや覚悟はあるのだろうか?


その場合、日本で暮らすよりも生活水準は下がるよね。


売れない役者やミュージシャン、お笑い芸人がバイト掛け持ちでなんていうのと同じことだ。


海外で起業して成功している人もいるけれど、現地の伴侶がいるとか、財源があるのが大半で、そうでなければ複数の職を持ち、なんとかやりくりしているという人が多い。


日本国内でだってそうでしょ?


ツテやコネ頼み、そのやりたい仕事1本で生計を立てている人の方が少ない。

副業を持ちながら、どっちが本業かわからないような人もいたりする。


その辺りをわかっているのかな?


ノープランで、行き当たりばったりなスピリチュアル的な勢いだけでやると、壁にぶち当たる。


スピリチュアルな人に上手くいくって言われたからとか、占いで良い結果が出たからにしても、どんな人でもリスクヘッジはしないとならない。


そこを何の対策も知恵も絞らずに、専業で上手くいかなくなると、すぐ霊能者や占い師を頼る、それは起業する人のマインドではないよね。


何もしなくても、何も考えずに全て上手くいくなんてことはまずない。


売れても売れなくても努力や知恵を絞るのは生涯必要なことですからね。


それと、女性はなんだかんだ言っても男性よりも現実的なものです。

子を産み育てるのですから、生活面でシビアになるものですよね。

安心して子どもを産めない、育てられない状態の相手とは結婚しないし、ついて行かないものです。分別のある人は特に。


その点、男性の方がやりたいこと、夢1本で勝負しようとする面が強くて融通も効かないから、バイトや副業をして生活面を支えようという気がない場合が多い。

プライドが邪魔をするのだとしても、妻子を路頭に迷わせてでも、専業に拘ってしまう人が多かったりするのよ。


それで奥さんが相談に来たり離婚を考えてみたりという展開もあるのだ。


その度、旦那は何やってるのかとイラっと(笑)来ますけど。


以前のお客様にもそんな男性がいましたけど、スピリチュアルとか占い師を頼る前に、その道のプロや同性の先達に相談して見た方が現実的なのですよね。


それを意地でもやならないから、悪化したり拗らせて、仕事も上手く行かず、妻子からも愛想尽かされ、捨てられてというパターンになりやすいのよ。


しかも、頼ろうとしている霊能者や占い師がみな女性で、厳しいことキツいことを言わ無さそうな人ばかりを選んで聞いているから呆れたわけです。


意気地がないのにプライドや夢にばかり拘る人は、起業のセンスもないけど、家庭人としても不安要素がある人なのよ。


そこは男性も女性もなく、現実的な選択や現実的感性の無い人は家庭を壊しますし、まわりの迷惑にもなってしまいます。



自分の精神面の保護や自尊心の慰撫しか眼中に無いと、スピリチュアルとか占いも役に立たなくなるのよ。


仕事にしろ、人間関係にしろそういうものです。


キツくて現実的なことを言えば、こちらをネガティブだと決めつけて、現実逃避させてくれるものに逃げ込むだけの人が、起業して成功するなんて無理でしょうけどね。


流行りもの、時流に乗れば一時は、一瞬だけはそれでも上手くいくかもしれないけれど、そうじゃなくなったらたちまち立ち行かなくなるとかならば、それは起業力が元々無いからなのでしょうね。



夢を見るのは自由ですが、自分の適性を見誤るとか、非現実的なものばかりにすがり追い求めるだけでは、夢の実現はできないのです。


相手がその気が全く無いのに、いつか振り向いてくれる筈と妄執、ストーカーのようになるのと同じでね。



私は占い師になるまでに、十代の頃から、独自の占いを自分で試していました。

これは誰でもできるので試してみてもいいかもしれません。


白紙の単語カードに、選択肢をいくつか書くのです。


迷っていること、決めかねているものなどをカードに一つずつ書いて、それをタロットやオラクルカードのように切って引くのです。


もちろん、自分の出て欲しいカードが出るまで何度もやるのは厳禁です。


でも、こう考えて見れば、自分がわかりますよ。


出て欲しいものは、あなたの本当の願望ですよね?


このカードが出てくれたらいいのに


それこそがあなたの本心ですよね?


どちらか決めかねているならば、どれがいいのか迷うなら、それが答えです。



自分の本心がわからない、自分の気持ちがわからない、願望がわからない時に、試してみると良いのでは。



カードに無いものは、プロの占い師でも引けないからです。


市販のカードや既存の占いで物足りないならば、自作のカードで占って見たら良いのでは。


良い意味のカードばかりではなく、バッドなカードもバランス良く入れないと占いの精度は落ちます。


その場合でも占いは最後、現実的なものを試して、それでも答えを得られ無い時に、占いを試して見ればいいのです。


まず自分にできる手を尽くして、それでもダメならという姿勢でいた方が、適切にスピリチュアルや占いを有効に活かすことができると思います。



私は何かに迷ったら、レシートの裏にちゃちゃっと選択肢を書いて試すこともありますけどね(爆)


それは占い終わると捨ててしまいます。



皆さんも気軽に試してみてくださいね(笑)




占い師里美は風呂上がりの缶ビールを片手にその記事をアップした。


流石に(笑)とか(爆)は歳がばれるよねと思いながら。



(了)

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