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狂鬼の鈴鹿~タイムリープしたらダンジョンがある世界だった~  作者: とらざぶろー
第十章 幼子の終わり

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25話 陸角の魔導士

 4層5区の奥地。一面凍り付いた湖の中央に、エリアボスはいた。


陸角《ろくつの》の魔導士:レベル228


 黒いローブにフードを目深に被り、頭から光り輝く角が生えたエリアボス。そんな陸角に、鈴鹿は流転大聖龍《るてんだいせいりゅう》からドロップした龍弦《りゅうげん》の魔弓を使って挑むことにした。


 止まっている陸角に先制攻撃を仕掛けようと矢をつがえた瞬間、陸角が動き出す。どうやら、攻撃の意志を感じた瞬間が戦闘開始の合図になる様だ。


 陸角の正面に二体の召喚獣が現れた。筋骨隆々の悪魔のような召喚獣で、手や首に枷が嵌められている。青黒い悪魔と、黒緑の悪魔だ。眼の代わりにねじれた角が眼孔から生えている二体の悪魔が、鈴鹿へ猛スピードで接近してくる。陸角は魔導士のため、近接を召喚獣に任せるのかもしれない。悪魔に戦わせ、後ろから魔法を行使するタイプだろうか。しかし、鈴鹿もまた遠距離武器を持っている。ならばやることは一つ。


「狙いは本丸一択だろ」


 矢を番《つが》え鈴鹿が陸角に向かって射掛ける。『武芸百般の極み』による補正が鈴鹿に弓の扱いをたたき込み、放つ矢は二体の悪魔をすり抜け陸角へと迫った。飛来する矢はすさまじい速度だが、正面からの攻撃に陸角が反応できぬわけがない。空間が凍てつき、空気中の水分が凍りダイヤモンドダストが発生する。その極寒の世界に突き進んだ矢は空中で氷漬けにされ、いとも容易く止められてしまった。


 飛翔した矢は空中で氷漬けにされ止められている。だが、この矢には一つの性質が付与されていた。それは流転《るてん》。全ての物は変化し続けることが世の常《つね》である。矢が止まり続けるということもまた、ありえない。空中で止められた矢が、再び動き出した。


 飛来し、止められ、また動く。陸角が動こうとする矢を止めに掛かるが、一度放たれた矢は止まらない。陸角の魔法を喰い破り、矢が陸角へと襲い掛かる。止められないと悟った陸角は、杖を使って矢を逸らした。その動きだけで、陸角が近接戦でも戦えることが露見された。


 鈴鹿が放った矢は陸角《ろくつの》の杖をわずかに傷つけるだけに終わった。だが、龍弦の魔弓の真価はここから発揮する。この弓の効果は『相対する敵には流転の如き変化をもたらす』というもの。流転、それ即ち生と死をさ迷い続けること。転じて、生者は死へと導かれる。


 陸角の握る杖が瞬く間に風化した。武器としての生を全うしたかのように、その形を変えてゆく。その変化に気づいた陸角が魔力操作により変化を食い止めるが、その時にはすでに杖としての機能は失われていた。


 龍弦の魔弓は遺物《レリック》級の武器が強奪スキルによって魔改造された武器。それはつまり、適正レベル以上の強さを持つということ。たとえレベル200を超えていようとも、正面から叩き潰せる力が龍弦の魔弓にはあった。


 陸角を攻撃した鈴鹿だが、こちらにも二体の悪魔が殴りかかっている。


「雑に強いな」


 悪魔二体の攻撃を避けながら、鈴鹿はそうまとめた。ステータスが高く、まるで友愛の菌糸で強化されたモンスター並みに早い。下手に受ければ強力な一撃で防戦一方を強いられ、強靭な肉体が生半可な攻撃を防ぐ盾ともなる。そして、青黒い方は雷魔法、黒緑の方は風魔法を使ってくる。こいつら一体だけでもエリアボスとしてやっていけるほどの強さがあった。


 だが、鈴鹿はそれらを雑と評する。高すぎるステータスの弊害か、攻撃が単調でありステータスごり押しの戦いなのだ。だからこそエリアボスではなくその配下なのだろう。鈴鹿自身、力こそパワーなごり押しも好きであるが、それは当ててこそ意味がある。ただ強く早い攻撃だけでは、鈴鹿を捉えることはできない。


 風魔法が鈴鹿の動きを阻害するために暴風となって襲い掛かる。範囲一帯を襲う攻撃に対し、鈴鹿は矢を放った。龍弦の魔弓が暴風を貫き、流転によって魔法が魔力へと変換させる。その隙に雷魔法によって身体能力を強化した悪魔が鈴鹿を襲うが、布石の無い攻撃では鈴鹿を捉えきれず攻撃が鈴鹿をすり抜けてゆく。まるで宙を舞う桜の花びらを掴もうとしてひらりと躱されてしまう様に、二体がかりであっても鈴鹿に攻撃を入れることができずにいた。


 だが、敵は三体。本体の陸角はまだ健在である。


『面白いな、鬼神』


 二体の悪魔を下がらせ、陸角《ろくつの》が鈴鹿に語り掛けた。


「……びっくりした。普通に話すんかい」


【貴人? 鬼人? このエリアボス、狂鬼さんの存在進化が分かるのか?】


【もしかして……リスナー!?】


【いや、普通に喋ってることに驚こうぜ】


 コメントがワイワイ盛り上がっているが、やはり喋るモンスターは珍しいようだ。鈴鹿も驚きである。


『当たり前だ。私は陸角だぞ』


 半ばまで失った杖が、逆再生するように形を取り戻してゆく。仕切り直しと言ったところだろうか。


『お前は面白い。何故ここにいる? 鬼神のお前の適正はここではないぞ』


「へぇ、そうなんだ。でもレベル的にはここなんだよね~。それに、俺は一段飛ばしで先に進むほどダンジョンを割り切ってないし、後で見に戻るのはめんどくさいと思うタイプなんだ。だから、着実に4層を巡っていくよ」


『ふっはっはっ。傲慢よな。だが、それでこそ強者か。いいだろう。私もどこまで鬼神相手に挑めるか、試すとしようか』


 次の瞬間、鈴鹿の周囲の湖が氷解した。


「あっぶな! 俺が空飛べる系の人間じゃなかったら水浸しになってんぞ!」


 瞬時に足元に見えざる手を生み出し足場にするが、そうでなければこの極寒の世界でずぶ濡れになるところであった。なんと凶悪なことをするのだろうか。


『ここからだ』


 氷解した湖から何本もの水の槍が鈴鹿に襲い掛かる。見えざる手を上手く使い避けてゆくが、陸角もまた流転大聖龍のように跳ねた水飛沫すら弾丸に変え鈴鹿を追い詰めてゆく。やはりレベル200超えは伊達ではないのか、大聖龍よりも魔法の制御を奪い取るのが難しかった。


「けど、水魔法は俺も鍛えたんだ! こんなことだって今ならできるぞ!」


 溶かされた足場を、鈴鹿は再度水魔法を使って凍らせる。完全な氷結とはならず氷の上に薄く水が張っているが、足場の確保はできた。足場を確保しながら陸角に矢を射かけるが、防ぐことができないと理解した陸角は回避に専念し当たらない。武芸百般の極みはレベル9相当の技量を与えるスキルであるが、スキルレベル9とはレベル200になるための必須の条件。陸角相手に芸の無い攻撃は通用しないだろう。


 鈴鹿が足場を確保するや、天気が急変する。


『さて、ただの人間には厳しいぞ?』


 周囲の気温が容赦なく下げられた。止んでいた吹雪が再開され、息を吸い込めば肺が悲鳴を上げるほどに冷たい風が襲いかかる。視界は悪く、もはやエリアボスを見ることすら敵わないような状況。たしかに、ただの人ならば凍死してもおかしくない寒さだ。だが、ここは4層5区。ここに辿り着ける探索者はただの人ではない。


 鈴鹿が存在進化を解放する。額から一本の角が現れ、黄金の瞳が爬虫類のように瞳孔が縦に長くなった。陸角の言う通り、さすがに存在進化を温存してやり過ごせる相手ではないようだ。


 視界を奪い、吹雪が体力も気力も凍てつかせる。中層はフィールドダメージが発生するエリアであるが、エリアボスはさらに天候を好きなように操れるのかもしれない。この猛吹雪の中、二体の悪魔が本領を発揮する。


 黒緑の悪魔が陸角が生み出す氷の礫を風に乗せ、威力を倍増させる。吹雪に交じり視認できない風の刃や弾丸に加え、風魔法で加速した氷の礫が鈴鹿へ襲い掛かった。鈴鹿は的を絞らせないために立ち止まらず動き回り、弓で応戦してゆく。吹雪の中、鈴鹿は迫る魔法を認識し避けてみせた。そのうえで、あらゆる角度から陸角に向かって矢を射かける。絶え間なく降り注ぐ魔法を正面から打ち破り、不壊《ふえ》であり不変を破壊する矢が陸角を捉える。鈴鹿同様陸角はなんとか避けてみせるが、無理だと判断した矢は杖を犠牲にして何とか防いでいる。


 吹雪に囚われる鈴鹿に、青黒い鬼が雷鳴響かせ迫っていた。吹雪で視界を奪われた鈴鹿を狙った攻撃。だが、当然鈴鹿も対応してみせる。


「まずは邪魔なお前からだな」


 鈴鹿の攻撃の矛先が青黒い悪魔へと定められた。雷撃を組み合わせた近接戦に鈴鹿は難なく対応してみせる。青黒い悪魔同様に、鈴鹿もまた雷魔法による強化を自身へ付与した。しかし、それはまだ可愛いもの。自分の身体を労わる程度の強化である。だが、存在進化を解放したことで強靭な身体となった鈴鹿が無事なレベルの強化とは、常人ならば身体を容易く破壊するレベルの強化であった。


 陸角と黒緑の悪魔の魔法が青黒い悪魔を援護するために降り注ぐが、それでも青黒い悪魔が鈴鹿についていけなくなる。そうなれば待っているのは死。龍弦《りゅうげん》の魔弓《まきゅう》がゼロ距離で放たれた。青黒い悪魔の腹部に巨大な風穴を空け、矢は止まることなく陸角へと襲い掛かる。


『さすがよな。これも退《しりぞ》けるか。お前たち、解放する。征《ゆ》け』


 いつの間にか陸角のもとに戻されていた青黒い悪魔。腹に空いた風穴も、陸角の力によって見る間に塞がった。そして、陸角が使役する悪魔の枷を外す。手足と首。その枷が外れると同時に、悪魔たちのタガもまた外れることとなった。


『『ア゙ッヴァッヒャッヒィャャァアア゙ア゙!!』』


 自由を謳歌するように、二体の悪魔が奇声を上げながら不規則な軌道で鈴鹿へ迫る。二体の悪魔を支援するように、陸角もまた魔法を行使した。何本もの氷の槍が出現し、絶え間なく鈴鹿へ投擲される。槍が着弾すれば周囲が氷結し、まるで氷の爆発が起きているような魔法であった。その猛攻を掻い潜る鈴鹿に、悪魔がくらいつく。


 青黒い悪魔は雷による強化を高め狂鬼の高みに追いつかんともがき、黒緑の悪魔は風魔法によって局所的な真空を生み出し鈴鹿を吸い寄せ動きを阻害する。


「すげぇな!! さすがレベル200超えだよ!! ここまで強いとは思わなかった!!」


 陸角の苛烈な攻撃に、鈴鹿のギアも否応なしに上がってゆく。


 正直、鈴鹿は4層5区のエリアボスにそこまで期待をしていなかった。3層5区のエリアボスでは物足りなさを感じていたし、レベル200のボーダーを司るエリアボスということは猛虎伏草のメンバーでも突破できたレベルということでもある。猛虎伏草のメンバーは強かったが、正面からカチコめるくらいには鈴鹿の方が強者であった。故に、弓を使って遊んでみようという気軽さすらあった。


 だがどうだろうか。相対した陸角は、ほとんどのスキルを縛って勝てるほど余裕な相手ではなかった。存在進化を解放し、雷魔法による強化までして、それでも鈴鹿は押されていた。慣れぬ弓を使っていることもあるが、それでもだ。そのことに、鈴鹿の目が覚めてゆく。


 レベル200を突破するには、スキルレベル9のスキルが必要不可欠である。でなければ攻撃が通じず、一方的にやられてしまうだろう。スキルレベル9とは、探索者の上澄みのみが手にすることできるスキル。そんなスキルを持った探索者のパーティが挑み、それでも勝てるかどうかわからない相手がレベル200超えのエリアボスである。『武芸百般の極み』を頼りに初めて使う弓で圧倒できるほど、ちゃちなモンスターではないのだ。


「それでも! 俺は弓でお前を倒すぞ陸角《ろくつの》ッ!!」


『何でも構わん。だが、甘えるのならば殺すまで』


 鈴鹿の矢が一人孤立する陸角へと迫る。いつの間に覚えたのか、鈴鹿は矢に付与した魔力を通し、矢の軌道を変化させ陸角を追い込んでゆく。だが、陸角に集中すればするほど、悪魔たちが鈴鹿を追い詰める。枷が外れた悪魔が二体もいるのだ。片手間で倒せるほど弱くはない。それでも鈴鹿は陸角に集中する。陸角に集中した状態では悪魔の猛攻を防ぐのが難しいなら、防げるように全力を超えればよいだけなのだ。


 徐々に雷魔法による強化がよろしくない方向へと突き進む。久しぶりの強化に、鈴鹿の頭があの血沸き肉躍る狂鬼との戦いを思い出してしまったのだ。迫りくる二体の悪魔を眼球が恐ろしい速度で動き捉えだす。


 鈴鹿の変化を悪魔が危険と判断し、悪魔もまたギアを上げる。吹雪に暴風が加わり、その威力が倍増される。暴風が鈴鹿を押さえつけ、動きを阻害することに成功した。その瞬間、青黒い悪魔がまるで雷のように一瞬で鈴鹿の目の前に出現し、雷撃を纏う強化された拳を叩き込んだ。鈴鹿は何とか攻撃の芯をずらすことに成功するが、まるで水切り石のように地面をバウンドして吹き飛ばされる。凄まじい威力の攻撃だが、鬼神種の存在進化を解放した鈴鹿に致命傷を負わせるためには、まだ足らない。


 雷撃を纏ったことで鈴鹿の腕が麻痺するが、自己再生のスキルが治癒してくれる。僅かに痺れの残る手で、鈴鹿が弦を引いた。


「雷撃はさ……オ前の専売特許じゃネェンだよ!!」


 雷魔法の強化で鈴鹿の視界にバチバチと光が輝きだす。吹雪で視界を奪い陸角が魔法の雨を降らせるが、その全てが遅く感じてしまうようになる。世界の時間が引き延ばされ、鈴鹿だけが自由に動ける世界。鈴鹿のパーになった頭が、もっともっとと過剰な強化をし続ける。それでも、聖光鬼《せいこうき》は使わない理性は残っていた。代わりに、雷装を纏う。


 悪魔すら置き去りにする世界で、鈴鹿が矢を射った。何度も何度も何度も。矢を射かける。雷装の影響を受けた龍弦の魔弓から放たれる矢は、稲妻よりもなお速く飛来した。そして、稲妻そのものと化している青黒い悪魔と、真空を生み出し鈴鹿の動きを阻害する黒緑の悪魔を消滅させる。


 当然悪魔を射殺した矢は陸角へも放たれている。分厚すぎる氷の盾が出現し、矢の動きを僅かばかりでも遅くすることに成功していた。だが、この矢は止まることを知らぬ矢。すぐさま氷を貫き陸角へ再び襲い掛かる。それに対し、陸角は慌てない。そのために僅かばかりの時間を氷の壁によって稼いだのだから。杖を犠牲にしながらも、陸角は矢を何とか防いでみせた。しかし、杖は完全に破壊され、片足と横腹が大きくえぐれている。本来ならば流転の力によってそこから死へと転じゆくのだが、陸角は魔力を使い傷の広がりを最小限に抑えていた。


『鬼神よ、見事だ。故に私も応えてみせよう。風魔と雷魔は絶え、私へ還元された。風と雷、そして水。三魔揃って撃ち滅ぼす。受けてみよ―――三魔の衝《しょう》』


 陸角の両手が悪魔の顔へと変貌する。黒緑の悪魔は風を、青黒い悪魔は雷を、そして、陸角は水魔法を行使できる。その魔なる力が陸角へ集約し、力を失う代わりに絶対なる破壊の力を呼び起こす。全てを破壊する力の波動が、鈴鹿へと解き放たれた。


「アっハッはッハッ!! 最後ノ一撃か!! 分かリヤすくて大好キだぞッ!! なら俺も! 続くしかネェよなぁア゙ア゙ア゙!!!」


 陸角が覚悟を見せたのだ。ならばこの後のことなど何も気にすること無く、全ての魔力を捧げこの一撃を正面から粉砕するのみ。


 あまりに力を加えすぎ、龍弦の魔弓が悲鳴を上げている。それでも、鈴鹿は限界まで弦を引き絞り、その矢に魔力を込めてゆく。


「喰い尽クせ! 龍弦ノ魔弓ッッ!!」


 澄んだ風切り音をたなびかせ、龍弦の魔弓が放った矢が宙を駆ける。恐ろしく魔力の込められた矢が、気づけば雷龍となって湖の氷を破壊しながら突き進んでゆく。


 陸角は3つの魔法を捧げて三魔の衝《しょう》を放った。片や鈴鹿が捧げたのは全魔力だけ。しかし、存在進化を解放した今の鈴鹿の魔力は鬼神の魔力。幼き者と言えど、神を冠する者の全魔力。4層5区のエリアボスには荷が重かった。


『見事だ、鬼神よ』


 それだけを言い残し、陸角は三魔の衝《しょう》と共に雷龍に飲み込まれていった。


 巨大な黒い煙が鈴鹿へと吸い込まれる。吸い込まれた後にやってくるのは、圧倒的な力の奔流。レベル100で初めて存在進化を得られた時の様な全能感にも似た力が、鈴鹿へと注がれる。レベル200。存在進化が次の段階へと進められた。


 4層5区の最奥の湖は、まるでレベル200を超えたことを祝福するように、吹雪は止み穏やかな陽が差し込むのだった。



Tips:陸角《ろくつの》の魔導士の攻略方法

 陸角の魔導士は名前の通り、魔法を行使するエリアボスである。前衛の役割として二体の悪魔が召喚されるが、悪魔の色によって行使する魔法が異なるためしっかりと把握しておくことが重要である。また、陸角自体は水魔法を主体とするエリアボスであるが、水属性の対策装備で臨む場合他の魔法を行使するようになるため注意すること。


 陸角を攻略するうえで気を付けるべき点は二つある。一つは陸角が操る天候、もう一つは二体の悪魔である。4層5区という点で天候はすでにエリアボスに有利に働いているが、更にそれを助長する魔法を行使してくるのだ。特に陸角は湖を氷解させ挑戦者を突き落とし、その上で再度凍結させて即死させるような地形を使った凶悪な技も行使するため、対策は必須である。


 二つ目の悪魔だが、非常に厄介なこの二体の悪魔を倒さずに陸角と戦う必要がある。二体の悪魔を倒してしまうと、陸角が『三魔の衝』という全方位への範囲攻撃を放ってくるからだ。この魔法は非常に強力であり、直撃すれば耐えることはほぼ不可能に近いため、撃たせないように立ち回るしか回避する方法はない。そのため、強力な悪魔の攻撃には耐え続け、後方の陸角のみを攻撃することを強くお勧めする。


 陸角は後衛であるが、生半可な攻撃は通じない程度には前衛としての力も持ち合わせている。そのため、遠距離から陸角を狙ったとしても防がれてしまうことが多い。よって、高速で接近できる近接職や、強力な遠距離攻撃を有する探索者がパーティメンバーにいないのであれば、挑むことは推奨できない。

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― 新着の感想 ―
ふと思ったけど、大抵の探索者とすらステータスその他の格差えぐすぎると思うんだけど、ドローンがブレずに配信できたとしても、視聴者は目でおえなくね?
鈴鹿さん飛びすぎてカタコトになってるよw あばばばw
狂鬼さんのバトルは至高なり。 レベル200超えからは普通にモンスターも喋るのか。 いつ鈴鹿が鬼神種ってバレるのかな? ???「さすが鬼神、神の一柱よな」 リスナー「!? ああっ、きじんって鬼神の事…
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