50 転生者の島②
すこしするとその島が見えてきた。
かなりデカい。
島の中心には城があり他に五つぐらい都市がある。
俺はその一つの森の国(仮)に着地した。
「おい、お前誰だ?」
いきなり声をかけられる。
声をかけてきた男は手に剣を持っていた。
その後ろには二人部下のような男もいた。
「別にどうでもいいじゃんか。殺しちまおうぜ」
「だな」
PKか…
剣が青く光る。
なるほどね。ここは剣の世界ってか。
隊長のような男は俺に突撃してきた。
「っらあああああああああああああああああ!!!」
こいつ雑魚だな。イキりやがって。
「はぁ」
スキル『攻撃無効化』発動。
剣が元の色に戻る。
「なに!?」
男は一歩後ろに後退する。
「お前ら知ってるか?この世界はゲームじゃない。リアルだ」
「んなわけ…」
「いや、事実だ。それとも俺が嘘を言っているとでも?この俺が」
俺は連中をにらみつけた。
「隊長!こ、こいつのステータスを見てください!」
ほう、俺のステータスが見れるのか。
プライバシーの侵害だな。
「最上位神!?死神!?」
男は驚いてログアウトしようとする。
「ログアウト、できない?」
「わかったろ?これはゲームじゃない。リアルだ。それとも世界を見せてやろうか?」
『空間転移』を発動して上空に移動する。
『立体起動』で落下を防いだ。
「これがお前ら転生者のいる島だ。それであの水平線に見えるのが大陸だ」
連中が完全に黙る。
「さあ、決めろ。このまま俺に殺されるか現実を受け入れてそのまま生きるか」
「…俺は生きたい」
「俺も」
「俺も」
ふっ。
命が惜しいか馬鹿垂れ。
でも俺を殺そうとしたことは許してやるか。
「今回はこれで許す。ただし条件がある。一つ!このことを他のプレイヤーに伝えろ。二つ!この世界にはルールがある。スキル『最上位神の誓約』に書いてあるから見ておけ。じゃ」
俺は箒を取り出しまたいだ。
そして連中を元居た場所に転移させて立ち去った。
こうすれば転生者たちはこの世界の害悪にはならない。
でもどうやってこっちの世界に来たんだろう?
俺はそんなことを考えながら家に戻った。




