38 アクリシータ魔法学院
俺たちのマイホームは2階建てだった。
正確には建物と建物の間に用水路があって1階には船着き場があるので3階建てだ。
屋上からは箒で出かけることも可能なので実質玄関は2つある。
俺たちは箒に乗ってあるところに向かっていた。
ちなみにこの箒、エデン魔法道具販売会社にお別れの時に試作品をもらったものである。
「ここ、ですか?」
「ああ」
アクリシータ魔法学院。
来月から開校する魔法を中心とした学校である。
門から奥は地面がある。
俺は地面に着地しその門をくぐり抜けた。
守衛のような人物が出てくる。
「なにをしにきた?」
「教員を募集していたと思うのだが」
「どうぞ」
守衛が道をあける。
俺は前に進んだ。
目の前に誰かが現れる。
「ようこそ。我がアクリシータ魔法学院へ!はじめまして校長のハゲ・アッターマンです」
「まだ開校してないけどな」
「ですね」
「用事はなんでしょうか」
そこにいたのは箒に乗った禿げ頭のおっさんだった。
名前そのままじゃねえか。
「教員を募集していたとおも…」
「はい!では校長室で話しましょう!」
…人の話は最後まで聞きましょう。
その時、風景が変わった。
「『空間転移』!?」
「おぉ。知っておりましたか。それで用事は?」
「ここの教員になりたいのですが…」
「すみませんがステータスを見せてもらえますか?」
「わかりました」
俺はステータスをはげ校長に見せる。
「なんと!あなたが最上位神でしたか!出会えて光栄です」
「あ、どうも」
「そちらの方は?」
「俺の使い魔のシャーロットです」
「使い魔、ですか。はぁ」
「あれ?違うのか?なんかおかしかった?」
「いや、その…」
「まぁいい。それはそうとして採用してくれますか?」
「もちろんです!教科は闇魔法なんてどうでしょう?」
「ああ、いいっすよ」
「即決!では部活の顧問もしてもらいませんか?」
「わかりました。いいですよ。でも彼女も助手として雇ってくれませんか」
「了解です。ではまた明日ここに来てください。詳細をお伝えします」
「ああ、あと俺が最上位神であることは内緒にしてください。いろいろとややこしいことがあると嫌なので」
そうして俺はアクリシータ魔法学院の教員となった。




