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34 そしてテオ・マルティネスは「死んだ」。

エデンにゾンビのように吸血鬼が押し寄せていた。

ジョシュアは笑っていた。

「愚かな人間どもよ。俺が吸血鬼にしたことを感謝せよ。これで完全な争いのない世界になった!」

俺はその光景を怒りに震えながらみていた。

「ふざけるな…。こんなの完全な世界なんかじゃない」

俺は家を飛び出す。

同時に鎌を取り出した。

俺はその時、異変に気がついた。

鎌が輝いているのだ。

俺は鎌を前に突き出した。

すると鎌にひびがはいってついに壊れてしまった。

しかし鎌があったところに光る球体が浮かんでいた。

球体は空に高く、高くのぼっていくとより一層輝く。

空が金色に輝き始め、流星のように世界中に光が散らばった。

光は吸血鬼になった人のところに届き、彼らを人間に戻していく。

「なんだ!なんだっていうんだ!」

ジョシュアが叫んでいる。

「貴様か!こいつらになにをした!」

俺は黙って永遠の夜を取り出す。

「らあああああああああ!!!」

ジョシュアが剣を片手にこちらにむかって突進してくる。

こいつに冷静に判断する脳みそは残っていない。

それでも刺し違えてでもこいつは倒さなければならない。

ジョシュアが俺に直接、剣を振り下ろす。

俺は永遠の夜で防ごうとするが永遠の夜がパリンと割れ剣が俺の肩に食い込む。

「ははは…。勝ったぞ!俺の勝ちだ!」

からだが熱くなる。

そして死の恐怖を感じた。

でも…

「さようなら、ジョシュア」

新たに手に入れた魔法『自爆』を発動する。

俺を中心に黒い渦がなにもかもを飲み込んでいく。

ジョシュアに驚愕の表情が浮かぶ。

ジョシュアが『空間転移』を発動しようとするがもう、遅い。

手遅れだ。

ああ、俺はこのまま死ぬんだろうな。

短い時間だったけど楽しかった。

そういえば最初にアズルートの街並みを見たときは感動したな…

いままでのことが色々とこみあげてきた。

思わず涙が流れそうになる。

病気で死にかけているときに死神になって。

この世界にやってきて。

魔法とか神様のこととか色々と教えてもらったっけ。

前だったら体験できなかったこともやれて嬉しかった。

最後にある人物の顔が思い浮かんだ。

ああ、シャーロット…



そしてテオ・マルティネスは「死んだ」。


《称号『暗黒の覇者』を獲得しました。スキル『転生』が追加されました。『転生』を自動発動します》




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