30 創造神ジョシュア・ロペス
旧サリオス上空。
俺は『飛行魔法』で戦況を確認していた。
どちらかというと闇の国のほうが優勢のようだ。
闇の国の兵が土の国の軍勢を一掃していく。
その時、いきなり闇の国の兵が自らを攻撃し始めた。
土の国の軍勢も同じようになっていて混乱している。
そして数分後、戦場は死体で溢れた。
「なにが起こっているんだ…」
「俺の十八番『洗脳魔法』だよ」
声がしたほうに振り向く。
そこには高身長の青年がいた。
「誰だ」
「俺は最上位神ジョシュア・ロペスだ。ていうかお前こそ誰だよ」
「俺は最上位神で死神のテオ・マルティネスだ。お前が創造神か?」
「そうだけど。なんか用?」
「最上位神ランスの命令で貴様を倒しに来た」
「ほぅ。いい度胸じゃねえか。『多重属性』を持ってる俺に勝てるわけないだろ」
「お前だけが『多重属性』を持ってるなんて思ってるのか?」
「なに?」
『乱舞』発動。
闇の門がジョシュアを囲む。
ジョシュアは『空間転移』を使って真横に移動して攻撃を回避した。
「まさかお前も持っているのか…?あれを」
「そのまさかなんだよ」
俺は鎌と永遠の夜を取り出した。
ジョシュアも銀色に光る剣を取り出す。
『闇の咆哮』発動。
ジョシュアを俺のブレスが襲う。
だがジョシュアは恐るべきことに『闇の咆哮』を一振りしただけで切断してしまった。
お返しにジョシュアも『闇の咆哮』を発動する。
俺は鎌の結界でそれを防いだ。
しかしいつの間にか俺の後ろに転移していたジョシュアが俺を襲う。
俺は結界があるから大丈夫と思っていたがランスの言葉を思い出した。
『あなたの結界は彼には通用しませんよ』
剣が結界を破る。
そして刃先が俺の背中を襲った。
しかし『空間転移』を使って間一髪それをかわす。
『追尾』発動。
ジョシュアのまわりに闇の門が現れる。
ジョシュアは『空間転移』を使って逃げる。
が、『追尾』はジョシュアを逃さない。
するとジョシュアは拳銃のようなものを取り出し『追尾』を撃ち落とし始めた。
銃口からは光線が出ている。
そう、光線銃だ。
ジョシュアは光線銃を使って『追尾』と相殺させる。
俺は永遠の夜を一振りし『波動』を発動。
ジョシュアもそれに気付いたようで『空間転移』でどこかに消えてしまった。
「ちっ。逃がしたか」
ジョシュアは怒鳴っていた。
「俺があの小僧から逃げ帰っただと?ふざけるな!あの小僧…絶対に殺すっ!」
彼はそう強く決意した。




