27 世界大戦勃発。そして悪魔の目が開く。
アズルート図書館に戻るとシャーロットとアズルートが深刻そうな顔で話し合っていた。
「あ、おかえりなさい」
「ただいま。なにかあったのか」
「実は大変なことになりました。…戦争です」
「戦争!?なんで?」
「あなたは闇の国の国王から命令を受けて都市を破壊しましたね?それの報復として土の国と光の国が組んで闇に国に宣戦布告したんです」
マズイぞ…
これでは創造神の覚醒が早くなるだけじゃないか。
「ちょっとランスのところに行ってくる」
『空間転移』発動。
ランスの自称コテージに転移する。
「なっ。死神さん、不法侵入は犯罪ですよ?」
「それはあっちの世界での話だ。それより俺がここに来た理由は分かるな?」
そう言うとランスは真面目な顔になった。
「闇の国対連合軍の戦争のことですね?」
「ああ」
「あなたの考えている通りおそらく創造神が目覚めると思います。彼が目覚めるのも時間の問題です」
「俺はどうすればいい?アズルートは狙われるのか?この世界はどうなるんだ!」
「落ち着いてください。まず、アズルートのことですがあそこは攻撃されません。それぞれの国には国境線が定められていてその地の当主であるあなたが私の眷属となったことでアズルートはこのエデン自治国の飛び地になりました。これを見てください」
目の前に地球儀が現れる。
「ここがアズルートです。ほら、エデンと同じ色でしょう。そしてこれが世界最大の国、闇の国です。連合軍の勢力は二つあるみたいですね。一つは土の国との国境線近くにあった旧サリオス付近、そしてもう一つが光の国との国境線近くにあった旧ハイライト付近です」
闇の国の国境線近くに敵兵が表示されている。
「どちらもあなたが滅ぼした都市です。連合軍はかなりそのことに対して恨みを感じているみたいですよ。闇の国もかなりあなたのことを恨んでいるみたいですね。でも逃げる必要はありませんよ。彼らには彼女の結界に歯が立ちませんから」
「よかった…」
「ですが、あなたにはアズルートからすこし離れてもらう必要があります。寝るときや朝食の時は『空間転移』で戻ってくればいいですがレベルアップをしてもらわなければなりません。いいですね?」
「もちろんだ」
そしてこの瞬間、後に悪魔と呼ばれる者の目が開いた。




