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24 シャーロットおねちゃんは素直じゃない

「だから、私の眷属神になりませんか?」

「は?」

「いや、だから私の眷属神になってくださいと言ってるんです」

「でも俺は闇の国の眷属神なのに変更なんてできるのか?」

「最上位神の言うことは絶対です。闇の国の国王でも逆らえません。あ、でも死神という肩書は残してあげますよ?」

「はぁ」

「あとあなたの住処はそのままなので心配ないですよ」

「ん?死神というポジションが闇の国からいなくなったらヤバいんじゃないか?」

「ああ全然、問題ないですよ。ただ便利屋がいなくなるだけなので」

「へぇ」

俺、便利屋だったんだ。

ショックだわー。

「その他、諸々もやっておきますからね。例えば使い魔のこととか」

「わかった」

「で、最後に…」

ランスが何やらゴソゴソと探し物をしている。

「あ、あった!はい、これをあなたにあげます」

それは剣だった。

真っ黒い刀身が光を反射して輝く。

「これは『永遠の夜(ダークエンドレス)』という代物です。あなたには接近戦用の技がありませんからね。あなたの結界は彼には通用しませんよ」

俺はその美しい剣を眺める。

いままで気がつかなかったがたしかに俺には接近戦用の技がない。

いつか来る決戦のために用意しておくべきだろうと感じた。

俺は鎌と同じように剣をしまった。

「さて、あなたは私の眷属神になることを誓いますか?」

「ああ、誓う」

「これで一件落着ですね!では話も終わったことですしお送りしますよ」

彼女は再び手を差し出してきた。

俺はその手を掴む。

からだがふわりと浮かんだ。

出口から出ると俺は『飛行魔法』を使って地上に降りた。

帰る時、ランスは手を振って見送ってくれた。



「でもいきなり飛んで行ってしまってびっくりしましたよ」

「すまん」

俺はシャーロットのところに戻るといままでのことを説明した。

「でも使い魔である私の立場はどうなるんですか?」

「なんかそのままみたいだよ」

「それなら良かったです。その…離れ離れにならなくて」

「ん?なんか言った?」

「なんでもありませんっ」

「?」

なんかシャーロットの顔が赤い気がする。

「大丈夫か?熱とか出てない?」

俺はシャーロットの額に触る。

「ひゃわっ」

「おいおい、すごい顔が赤いぞ。本当に大丈夫か?」

「さっさわるなー!」

そこにシャーロットの強烈なビンタが炸裂!

そんな様子を見てエマちゃんは「シャーロットおねちゃん、素直じゃないなぁ」と思ったのであった。







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