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23 だから、私の眷属神になりませんか?

俺の背中から天使のような白い翼が現れる。

エマちゃんとガキが驚いたような顔をしていたが俺は迷わず空に羽ばたく。

翼は俺の手足のように動いてくれた。

はじめてこの魔法を使ったけど俺の思った通りに動く。

ああ、空を飛ぶってすごい気持ちがいい。

俺は雲を抜けると樹の頂上へと向かった。

樹の上には長い髪の女性がいる。

「ようこそ!私のコテージへ!」

いや、コテージって山小屋とかっていう意味だった気がするんだけど。

そんなことを思いながら俺は差し出された手を掴む。

「アンタの家はどこにある?」

「ここですよ」

次の瞬間、俺たちの下にあった葉っぱが消え失せた。

否、そこに丸くて白い円が浮かび上がっていた。

おそらくこれが入り口なのだろう。

俺たちはその中へとゆっくり下降する。

しばらくすると書斎のような部屋に着いた。

「さあ、座って」

俺は近くにあった椅子に座る。

彼女は机を挟んで反対側の席に座った。

「で?なにを話そうっていうんだ?」

「創造神についてですよ」

「なぜアンタが創造神について調べていると知っているんだ」

「最上位神だからモニタリングしてたりできるんです。なんか面白そうだったからずっと見てましたよ。あの人も面白い人選をするなーって」

「あの人?」

「闇の国の国王です」

ああ、なるほど。

「それで、本題の創造神のことなんですが彼はかつてあなたと同じ『多重属性』のスキルを持っていました。それによって彼は本当の意味ですべての属性を司る神になりましたが彼は世界を破壊して新たなこの世界を創造しました。なぜだと思います?」

「さあ?」

「彼は争うことを嫌う神でした。人が争わない平和な世界を彼はつくりたかった。でも彼の願いは民に届きませんでした。だから全てを破壊して一からまた創り出したんです。そうして彼は眠りにつきました」

「眠り?シャーロットからは力尽きたと聞いてるんだが」

「彼は死んだのではありません。またそういうことが起きた時のために力を温存しているのです。そして近いうちに彼は覚醒します」

「それは…」

「はい。世界を再び破壊しに来るのだと思います。または知性を持つ生物の殲滅ですね。ですが私はそれを阻止したい。そのためには同じ『多重属性』を持つあなたに協力してもらいたいのです」

「具体的には?」

「あなたの『多重属性』をカンストさせて最上位神になってほしいんです。だから…」

「だから?」

数秒の沈黙。

「だから、私の眷属神になりませんか?」







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