20 はぁ。あなたは何人、子供を拾えば気が済むんですか。
エデンに行くためには途中、光の国の領地を通らなければならない。
正確には闇の国との国境線近くに位置する都市、ハイライトである。
ここは闇の国とバチバチした関係にあって両国とも手を出してこなかった。
だが、国王はついにこの俺にそのハイライトを攻撃しろと言ってきたのである。
まぁ、そんなことはおかまいなしに俺たちはくつろいでいるのだが。
エマちゃんは耳と尻尾を反応させながら景色を見ていて俺たち2人は好きな本を読んでいた。
「ねえ、あれなに?」
エマちゃんが不意に質問してきた。
彼女の視線の先では誰かが天使のような翼のはえた人の集団に追いかけられていた。
「おい、止めてくれ!」
俺は馬車を止めた。
『闇の門』発動。
天使のような集団が黒い渦に突っ込んだ。
《スキル『光魔法』が追加されました。使用可能魔法に『飛行魔法』『聖光線』が追加されました》
「君!大丈夫か?」
俺たちは追われていた人物に駆け寄った。
追われていたのはエマちゃんと同じぐらいの歳の少年だった。
「助けてくれたの?」
俺は頷いた。
「…ありがとう」
「お前、これから行くところある?」
男の子は首をブンブンと振った。
「なら、俺と来いよ。うまい飯、いっぱい食わせてやるからさ」
「いいの?」
「ああ」
こうして俺たちにもう一人仲間ができた。
「はぁ。あなたは何人、子供を拾えば気が済むんですか」
《称号 死神
名前 テオ・マルティネス
魔法属性 闇・風・土・光
HP 817/817
魔力 817/817
攻撃力 817
防御力 817
スキル
『闇魔法LV7』『影魔法LV3』『空間魔法LV6』『風魔法LV3』『土魔法LV1』『光魔法LV1』『多重属性LV3』
使用可能魔法
『闇の豪雨』『冥土送り』『乱舞』『追尾』『闇の咆哮』『闇の門』『悪夢』『影の舞』『影分身』『隠れ見』『韋駄天』『3次元移動』『立体起動』『空間転移』『異空間構築』『飛行魔法(new)』『突風』『竜巻』『風の乱舞』『壁構築』『聖光線(new)』》
『飛行魔法』:光魔法系の空間魔法。空を自由に飛ぶことができる。飛行するときには背中から白い翼が現れる。
『聖光線』:術者の前に光の門が現れてそこから光線が射出される。




