表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
高良フェノミナン2nd  作者: カラー
第10章:

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

119/120

室賀の乱2

 どこにでもいる千種は、ピリピリとした雰囲気を隠そうともせずみささんに立ち向かう。

 今年の日本選手権400m個人メドレー、800m自由形を制したみささんに対して物怖じしない。

 …そもそもこの2人、マネージャーと選手だろうに。


 …あ、でも高2になりどこか超然とした雰囲気を纏いつつある千種に対して、真っ向勝しそうなのはみささんくらいだろうね。

 ミコさんが千種に憑依したあの日、直前まで居合わせたのは児島姉妹だった…。


 現実逃避は長く続かず

「なんで幸平に絡むんですか?」

 おー直球勝負の千種。


 みささんは薄く笑い、

「あたしがなにか?」


 そして…。

「なんだなんだ。修羅場か?」

 どうにも厄介な人が絡んできた。

 日向さんだ。面倒くさいことに美也子や五明までいやがる。


 また日向さんの一言が千種の怒りに油を注いだ。

「関係ありませんから!」

 …千種も他人に怒るんだな。今日は珍しいものが見れた。


 傍では俺の玲先生(アイドル)がオロオロしていた。暴言癖の割には気が弱く、うまく日向さんがフォローしているように俺には映る。

 もしかしたら…玲先生を守ることも引退の一因なのだろうか?

 余計な想像は()()()()()にしても。


 ・・・

 いつもなら千種の強気を洒落っ気で受け流すみささんなのだけど、なぜか今日は折れてくれない。別に言い返すとか、態度に表すこともない。

 ただそこにいるだけなのだが。


 なんだか野球部の集合時間が迫り部員たちが揃いつつある。

 おまけにみささんがいつの間に召喚したのか、最内校の野球部のやつらまでチラホラと。みささんが弟のりくを通じて集めたんだろうか。


「おっ、美脚決戦か?」

 俺と同じ性癖を隠さない沢村もまた現れた。美脚女王のキントキさんを連れて。

 千種とみささんを見比べ、そして俺を見て…キントキさんは溜息を吐く。

「早名くんって想像したよりはるかにお下劣だったんだ」


 沢村…。おまえ、なんかしただろ?


 そして決定的な事が起こる。

「こーくん、まだ付きまとわれてるの?」

 千種に遠慮して、俺をこーくんから早名くんへ呼び方も変えていたはずなのに、この後に及んで幼馴染の折井若葉がその名前を口にする。


 …つまりは千種への挑発。


 いやいや。千種は優しい女だ。俺が一番分かってる。なのに今日に限ってなぜか…。


「だいたい泥棒猫なんだもの。若葉ちゃんやあたしの」

 千種の天敵とも言える美也子まで参戦してきた。


 千種、対。反千種連合。


 どうしてこうなる?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ