表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
高良フェノミナン2nd  作者: カラー
第9章:交錯する夜

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

104/120

依田日向さんのこと

 甲子園が決まった翌日にしてはいろいろありすぎる。

 千種の妊娠疑惑から、御地デート、そしてこのお披露目会での日向さんとの邂逅。

 全部、千種だ。


 ふむ。


「なあ、浮気したい」

 右の千種に告げる。

 はっ?と目を見開く千種…と玲先生。


「それが千種のためだ」

 おまえ、もしかして馬鹿なのか?と日向さんが口にした。わかるけどよぉ…、と。

 揉めだした日向夫妻。


 んで、千種。

 こっちは…平然としてるぞ?

「他の子にたつの?」

 日向さんとの密談が聞こえていた上でこの余裕。

 また今度な。

「何を今度なのかしら?」

 貸し一つで頼む。

「一度くらいは試さないと分からないことなの?」

 …まあ一応は。

「二度目はないわよ?」

 一回きりの浮気チャンスはいいんだよね?

「ほんとにしたら…」


 人生かかってそうだから、な。


 ・・・

「ところでアキラの弟」

 いとこからジョブチェンジをしたようだ。

「あれ、ジャージくんだろ?」

 ジャージくん?

 日向さんの視線の向こうは光太郎。


 ジャージくんかは知りませんけど、やつは大杉光太郎です。

「ふーん…」

 光太郎の横には橋本結菜がいて、その話の中には結菜の母薫さんと…。

 なぜか監督がいた。本人曰く、真面目な大人の交際…とか言うことで今日この席に?

 あー、会場が薫さんの店だものな。

 それなら交際相手が来ても不思議はないか。

 俺からしたら信頼できるリハビリ主治医であり、我がチームのズボラな監督でもあるんだけど。


「あれ?大前先生がなんでここに?」

 日向さんが不思議そうに言う。


 それより、なぜ日向さんが監督を?

「なぜってか?」

 そりゃまあ。そもそもシーズン真ん中の今、ここにいていいんですか?


「弟よ。俺のことを知らんのか?」

 また扱いがジョブチェンジした上に、知らないことを質問された。


 ぶっちゃけ野球の予選やらなんやらで世の中のこと知らないんですよ。何かありました?

「大ニュースだろうが。あの賢くて、顔が良くて日本中の野球ファンから愛されてる依田日向さんが」


「ちょっと多すぎない?」

 玲先生が甘えた声ながらさすがに突っ込む。

「いいだろ、別に」


 その先が気になるんですけど。


「引退、だ」


 え…。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ