番外編「白うさデート編」そのにっ!
デート編は今回で完結です!なんか今回黒幕的な?人がでてきますがきっと違うでしょう はい ええ
今回でデート編を完結させたかったのでちょっと長めとなっておりますが、それでもよければお付き合いしていただけると嬉しく思います。
私は、一瞬その場で何が行われてるか分からなかった。いや、分かりたくなかったのだ。
白うささんは頭を撫でられて気持ちいのか耳がぺたーんとなっている。
「あら、白うさ君そちらの方は?」紅葉さんと白うささんが呼んでいた女性が私の方に近づいてきた。
・・・・でかい、でかすぎる。何がでかいとは言わないが自分にない部分と彼女にある部分を確認する・・・なんかずるい。
「あっ、その人は桜さんって言って新しく配属された新人さんなんですよ!てらえへん!」と紅葉さんに自信満々に言う。
「あらぁ、そうなのぉ 桜さんって言ったわね。この子大変でしょ?私も昔はいろいろと苦労したのよ。」ん?昔は苦労した・・?
「く、紅葉さん!いいじゃないですかそんな昔の事!今では立派にやってますです!」白うささんは顔を真っ赤にしながらぴょんぴょん紅葉さんの前を跳ねてた。
「あ、そ、そうです! 紅葉さんまた商店街の人からいろいろもらったのです。使う食材があったら使ってください。ボ、ボクは映画に行かないといけないのです!」白うささんが商店街でもらった荷物を紅葉さんに渡している。
「あらぁ、いつも悪いわね白うさ君 じゃあ、またあとでお店に来るのかしら?」紅葉さんが白うささんの頭を撫でながら訪ねる。
「はい!またあとでよらせてもらいますです!」白うささんは急いで去ろうとする。あれ?白うささんの首根っこが紅葉さんに掴まれてる。
「白うさ君?いつものお姉さんにしてくれないの?」紅葉さんは笑顔で白うささんを見て話す。
ん?いつもの?なんだろう・・・ 白うささんは顔を真っ赤にしながら。
「あ、あれは桜さんが見てるし もうボクも恥ずかしいのです!」恥ずかしい?一体何だろう・・・?
「もう、仕方ないわねぇ・・・じゃあ、いってらしゃい」紅葉さんはそう言うと白うささんの柔らかい頬っぺたにキスをした。
・・・・は?は?は? 何をしてるんだこの女。私の白うささんに、私の白うささんに、いや私のではないけど・・・・
白うささんは「うなーっ!」と鳴き声をあげると早く早くと私の手を引き店をでた。映画館にいくまでの沈黙・・・・何を話せばいいんだろう。紅葉さんと白うささんどういう関係なんだろう。私じゃやっぱり力不足なのかな。
私の様子を見て、何かを思ったのか白うささんがしゃべりだした。
「さ、桜さんあの人はその昔の同僚さんなのです。ああやっていっつもボクの事からかうのです。うなー・・・」そういって白うささんは耳と顔をしょぼーんと垂らした。
うん、そうだ 気にしない。どっちかといえば白うささんは弟って感じだし・・・うん。私は気にしてないですよと白うささんに笑顔を見せた。
白うささんは恥ずかしそうに「うなー・・」と映画館に着くまで頭を垂れていた。
白うささんが映画のチケットを渡すと、係員さんが白うささんに席を教えていた。劇場の売店に行き二人でポップコーンを買い劇場に入る。
さぁ、素敵なラブロマンスが・・・・・
「私は闇をけり駆け抜けるものっ!ラビットライダー!!」うん、だよね白うささんだもんね・・・
どうやら白うささんが好きなヒーロー物の映画だった。ラビットライダーというものらしく、白うささんは目を輝かせながら見ている。私は・・・特撮はちょっと・・・・お?おおっ、これはいいな。あの化け物に一矢報いれるかもしれない。中々演出も凝ってて面白い。特に最後の敵を倒すシーンは中々のものだった。
私と白うささんは映画館をでた。
「桜さん楽しかったですかっ!」白うささんが目をキラキラさせて私に話しかける。
「ええっ!とっても楽しかったです!」私はつい本音を口にしてしまった。しまった・・・大の大人が恥ずかしい。そう思ったが・・・
「ですよね!あのシリーズは大人の方にも人気があるのですよ!今回も面白かったです!」白うささんは私の反応が良かったのか上機嫌だった。
私と白うささんはカフェに戻ることにした。正直あまり戻りたくないのだが・・・・その時後ろのほうから悲鳴が聞こえた。
「泥棒!私の私の荷物をとられたっ!」
私たちが後ろのほうを見ると、お婆さんが荷物をひったくられたようだ。
「桜さんっ!」白うささんが私を呼ぶよりも早く犯人の方を追いかける。
走りにくい・・・なんでこういう時スーツじゃないんだろう・・・見ると犯人の前方に人が見える。犯人はナイフを持っていて邪魔になるその人を刺そうとしている。危ないっ!そう思ったときに時が止まった。
いや、時が止まったわけではない。人が止まったのだ・・・・私ですら止まってしまう。歌・・・歌だ・・・その女性は犯人の前で歌ってる。
とても、澄んだ声でその女性は歌い続ける。
犯人は地べたに座り込み泣き出してしまった。それほどまでに彼女の歌は綺麗なのだ。感情を失うように、すべてが消えてしまうように。
「桜さんっ!大丈夫なのですか!」白うささんの声で私は我に返った。
すぐに犯人を捕まえて、女性に礼を言う。
黒髪のロングヘアーで美しい女性だった。どこかで見たことあるような気がする?舞台役者さんだったかな?
「いえ、お気になさらないでください。歌を歌うのが私の仕事です。その歌で人を止めることができれば本望なんです。」
白うささんが女性の顔を見るとハッとした顔をする。
「あなたはオペラ歌手のエレナさんですかっ!すごいです本物です!」
白うささんはびっくりして握手を求めていた。白うささん貴方オペラもたしなんでるんですか・・・・
「あら、私の事を知ってるなんて光栄ですわ。小さな兎さん・・」エレナさんは白うささんの握手に快く応じる。
「今日はどうしてこんな町にまでいるんですか?今はイギリスの方で講演と聞きましたけど?」白うささんは不思議そうな顔をしてエレナさんを見ている。
「ええ、ちょっとこちらの方で仕事がありまして。でも、丁度いま終わったところなんですの」その後白うささんとエレナさんは十分ほど2人で話していた。主に白うささんの質問攻めだったが・・・
エレナさんは笑顔ですべての質問に答えていた。
「さ、私はそろそろ失礼しますわ。飛行機の時間もあるので・・」エレナさんは私の方にぴょんぴょんと跳ねて近づくとこっそり耳打ちをした。
「貴方、恋に悩んでるのですね・・・?お姉さんが一つアドバイスをしてあげましょう。貴方は・・・貴方のままでいいんですよ?誰があなたの好きな人を好きだったとしても、それに貴方は遠慮することはないんです。貴方の気持ちは貴方だけのものなんですから。」
そういってエレナさんは私の肩をぽんっと叩くと走って笑顔で私たちに手を振っていた。
白うささんからは「なんて言われたの!なんて言われたの!」と質問攻めにあった
ふふっ、なんだかおかしい そうだ、別にいいんだ。誰が好きになっても、私は私、白うささんのことを守りたいと思う気持ちは変わらないのだから。
私は私・・・・この気持ちに偽りもないし、後ろめたさもない。私は好きでいいんだ・・・好きでいて・・・・
「よーし、休み明けもがんばるぞー!」私は大声で叫んだ。
白うささんは「うなっ」とびっくりした様子だったか、私の姿をみて笑顔になった。
「ボクも頑張るのですー!おー!」
こうして、私の初めての聖戦は終わりを告げた。ちょっぴり甘酸っぱい気持ちと、切ない気持ちを抱えて・・・・
第一話「毒乙女ちゃん編」そのきゅう!!に続く
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「ふぅん、あれが所長の白うささんっと私の歌も響かないなんて・・・でも、中々可愛かったわねぇ・・・やっぱり私のコレクションに加えたい・・・ふふっ」私は屋敷に帰りつくと扉を開け、地下室まで降りていき私の大事な大事なコレクションを見上げる。
人!人!人!人!可愛いもの、かっこいいもの、老いたもの若い者!気に入ったものだけをこの劇場に集めてきた。
私のコレクション達・・・・私の為に毎晩 悲鳴を上げる磔にされた舞台役者達!!
たまらない!たまらない!たまらない!涎がこぼれそうになる!涙が止まらなくなるほど狂おしい。鼓動が早くなる!早くなる!呼吸ができなるなるほどに!
人間!人間!人間!私を満たす声、私を満たす苦痛、私を満たす目!
たまらない!たまらない!たまらない!・・・・・・はぁ、1人の人間をみて興ざめる・・・・もう、これは動かなくなっている。
「動かないコレクションなんて・・・いらない・・・あの兎の子欲しいな・・・欲しいな・・・ふふっ」
私は動かなくなったコレクションをゴミ箱に落とす。そのゴミ箱はギギィと鈍い音を立てた・・・動かなくなったものを片付ける。そして私は、新しいコレクションを飾る棚を整えた。
「兎さんだから・・・可愛くしなきゃ。とっておきのコレクションにしなきゃ・・・ふふっ・・・楽しみ」電話が鳴りびく。きっとあの話だ。
楽しみ!楽しみ!楽しみ!もうちょっと我慢すればあの兎さんが手に入るんだ!どんな悲鳴を聞かせてくれるだろう。どんな目で私を見るのだろう。どんな苦悩な表情をするのだろう・・・
受話器をとって声をだす「はい、歌姫です ええ、分かってます。実行するんですね・・・ふふっ」
楽しみ!楽しみ!楽しみ!楽しみ! 踊りましょう?兎さん私と一緒に悲鳴に満ちた最高のすべての世代に語り継げるような舞踏会にしましょ・・・?
???に続くっ!
お疲れ様でした。うーむもうちょっと紅葉さん登場させたかったんですが、尺の都合上・・・うん。こ、これから彼女も出番いっぱい増えてきますから。
あ、あとオペラ歌手の人 あの人も今後重要なキーマンになっていきます。いつからでるかはお楽しみに
今回もありがとうございました!




