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101. ARMS AF1
『♪~』
軽快なリズムで着信を知らせるスマートフォンを取ろうとして、
つい失ったはずの左手を伸ばしてしまう。
数年前に"あの子"に斬り飛ばされた左手。
肘から先はなく、もはや何も掴めない、
僕の自慢、とっておきの切り札だったのに。
あの時、"あの男"の、あの警告を聞いていれば
こうはならなかったのか。
"あの子"の手を掴んで、なりふりかまわずに逃げていればよかったのか。
答えはわからないけど、どの選択肢でもこの結果になっていた気がする。
"あの子"たちとの冒険の日々は遠い思い出であり、呪いだ。
決めたはずの覚悟は粉々に砕け散り、今の僕は名実ともに裏切者。
とある陰陽術者たちの集団には、”K1”と呼称され、
僕専用の対策、暗殺チームまで組まれたそうだ。
"女狐"め。左手の借りは必ず返してもらう。




