【彼女5】
「はぁ~
全く気づいてないのね!たしか・・・
中学から書き始めたのよね。
1ページに5万文字近く!
毎日!今日までのページ数は【1,111ページ!!!】
ざっと5,000万文字。
見た瞬間から読む気失せるわ!」
「えっ!そうなの?」
「そうに決まってるでしょ!それに
今の流行りは、短編恋愛小説よ。
ニーズに合ってないのよ!」
「でも、桜井さんは読んでくれてるんでしょ!?」
「勿論よ!!!中学時代から読み続けてるわ!!!」
だから、必死なって伝えてるのでしょ!
皆んなにも貴方の作品をもっと、読んでもらいたいわ!!!
3年間!ずっと思っていた事よ!!!
そんな事を思っていると日向くんがボーとしているので、、、
「人の話し聞いてる???」と聞くと!
「聞いてますとも!ピーナッツですよね!」
「ピーナッツ?何それ!?」
何考えてたの?この人は!?
「失礼!気にしないで下さい。
で!桜井さんが言いたい事とは、
僕の小説が読みにくいという事でしょか?」
この人!バカすぎる!!!
私は、あなたの小説が素晴らしい!と伝えたいのよ!!!
「違うは!貴方の小説が素晴らしい!って事を伝えたかったのよ!」
「?・・・はぁ・・・よく分かりませんが・・・ありがとうございます。」
なぜ、分からん!!!
でも、いいわ!貴方に近づく為。貴方と一緒に居られるように・・・
私も小説の腕を磨かなくては!
「で!参考までに・・・あなたの小説の書き方を教えて欲しいのよ。」
「別に良いですよ。」
「えっ!本当。やった~♪」
「でわ!」と言って彼は、スマホを取り出すと昨日の小説の続きを書き出した。
私は、それを覗き込んだ!
彼は、気にする事なく小説を書き続けた。
早すぎる・・・
「ちょ・・・ちょっと、まって!日向くん。」
「どうしました?」
「早すぎて参考にならない。
あなた!プロットて、どうしてるの?」
「プロット?」
「ええ、プロットよ。」
「知りません。とりあえず思った事を書いているだけです。」
はぁ?なに!天才なの!!!どっかに居たわよね!そんなプロの小説家。
凡人の私には、理解できないわ!!!




