7つの大罪の対になる存在【7つの美徳】
美徳ってなんか人気ないですよね……
「キーンコーンカーンコーン……」
琴葉先生
「はい、今日の雑学教室を始めます。今回は、なろうのファンタジー小説、特に『最強スキルもの』や『魔王軍の幹部設定』で大人気の超定番モチーフについて解説します」
生徒A
「ファンタジーの定番設定ですか? もしかして……『7つの大罪』ですか!?」
琴葉先生
「大正解。傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰の7つですね。悪役の能力名にすると一気にかっこよくなるので、お世話になっている作者さんも多いはずです。……ですが、この大罪のパワーが強すぎるせいで、『対になる設定』が忘れ去られがちなのをご存知ですか?」
生徒B
「えっ、大罪の対になる設定なんてあるんですか?」
琴葉先生
「あるんですよ。それが、人間が持つべきとされる『7つの美徳(カトリックの純潔七徳)』です。大罪に対応する形で、それぞれちゃんと用意されているんです」
生徒A
「へぇー! それぞれどんな美徳が対応してるんですか?」
琴葉先生
「分かりやすいところからいくと、
『色欲』の対になるのが『純潔』
『暴食』の対になるのが『節制』
『怠惰』の対になるのが『勤勉』ですね。このあたりはイメージしやすいと思います」
生徒B
「なるほど、真面目に働く『勤勉』のスキルを持った主人公が、悪魔の『怠惰』を打ち破る……みたいな展開、熱いですね!」
琴葉先生
「そう、すごく主人公らしい能力になりますよね。他にも、『憤怒』の対は、怒りを収める『忍耐』『強欲』の対は、他者に分け与える『慈善』『嫉妬』の対は、他者を思いやる『慈愛)』そして、大罪の筆頭である『傲慢』の対になるのが、自分を慎む『謙遜』です」
生徒A
「『謙遜のスキル』……! なんか地味だけど、能ある鷹は爪を隠すタイプの最強主人公にめちゃくちゃ似合いそうですね!」
琴葉先生
「ふふ、まさにそうなんです。大罪側の能力はド派手で攻撃的なものが多いですが、美徳側の能力は『精神防御』や『バフ(味方の強化)』、あるいは『真の力を隠す隠蔽能力』として設定すると、なろう小説でものすごく映えるギミックになる……とおもいますよ」
生徒B
「魔王軍の『7つの大罪』に対抗する、聖騎士団の『7つの美徳』……。これだけで一本小説が書けそうです!」
琴葉先生
「ぜひ書いてみてください(そしてこの作品を宣伝してください)。敵の能力だけでなく、主人公側の能力の掘り下げにも使える便利な知識ですね。
傲慢 ⇔ 謙遜
強欲 ⇔ 慈善
嫉妬 ⇔ 慈愛
憤怒 ⇔ 忍耐
色欲 ⇔ 純潔
暴食 ⇔ 節制
怠惰 ⇔ 勤勉
設定作りに煮詰まったら、ぜひこの美徳の存在を思い出してみてくださいね。
はい、今日の授業はここまで!」
「キーンコーンカーンコーン……」
今回の話は知ってる人も多かったですかね?
主人公は大罪ってパターンが多い気がする昨今。美徳の主人公どうですか?そこのあなた
是非、作ってみてください(そしてこの作品を宣伝して)




