みんなが恐れる【〆切】〆っていったいなんなの?
本日は誤用ではないですね。まあ、勘違いしているひともおおそうですが……
「キーンコーンカーンコーン……」
琴葉先生
「はい、今日の雑学教室を始めます。今回は、Web小説の活動報告でもよーーく見かける、全クリエイターの天敵についてお話ししましょう」
生徒A
「全クリエイターの天敵……。まさか、『〆切』ですか!?」
琴葉先生「大正解!なんでわかったんですか?まあ、それはさておき想像するだけで胃が痛くなる言葉ですね。ではここで問題です。この『〆切』の『〆』という文字、一体これはなんでしょか?」
生徒B
「えっ、漢字じゃないんですか? 漢和辞典の後ろの方に載ってそうですけど……『しめ・る』とか?」
琴葉先生
「ふふ、実はこれ、漢字ではありません。中国から伝わった文字ではなく、はるか昔に日本人が独自に作った記号、あるいは国字の一種なんです」
生徒A・B
「「ええーっ! 漢字じゃないんだ!?」」
琴葉先生
「そうなんです。語源には諸説ありますが、手紙を出すときに中身を盗み見られないよう、封筒のつなぎ目に『封』と書いていたものが、だんだん略されて『〆』という形になったと言われています。つまり、もともとは『バツ印(×)』と同じようなチェック用の記号だったんですよ」
生徒B
「へぇー! 記号がそのまま文字として定着したんですね。じゃあ、昔の日本にも『締め切り』ってあったんですか?」
琴葉先生
「良い質問ですね。実は、現代のような『何月何日までに原稿を出してください』という、作家を追い詰める恐怖の締め切り制度が生まれたのは明治時代です。それまでは、本を出すペースはもっとのんびりしていました」
生徒A
「明治時代に一体何があったんですか……?」
琴葉先生
「新聞や雑誌が大量に発行されるようになり、『定期刊行(毎週・毎月決まった日に出す)』という仕組みができたんです。印刷所を動かす時間が秒単位で決まったため、編集者が作家の家に泊まり込んで原稿を催促する、あの『缶詰』の文化もこの頃に始まりました」
生徒B
「明治時代の編集者さんも、必死に作家のお尻を叩いてたんですね(笑)
琴葉先生
「そうなんです。だから、なろうで『〆切がヤバい!』と叫んでいる作者の皆さんは、明治時代から続く偉大なクリエイターの伝統を引き継いでいると言えますね!
みんなの勘違い:『〆』は漢字
本当の意味:日本人が作った手紙の『封印記号』
文字の歴史を知ると、ちょっとだけ〆切が愛おしく……はならないですね。
ちなみに凸や凹これらは漢字ですね。2つ合わせて凸凹です。
はい、今日の授業はここまで!」
「キーンコーンカーンコーン……」
皆さん、〆切守ってますか?
私は締切ではないですがメインで書いている小説をサボりにさぼっております。
皆さんは〆切しっかり守りましょうね




