【ナーロッパ】あなたは言ってみたいですか?
異世界ロマンですね……
「キーンコーンカーンコーン……」
琴葉先生
「はい、今日の雑学教室を始めます。今回は、Web小説の代名詞とも言える舞台設定……いわゆる『ナーロッパ(なろう+ヨーロッパ)』と評されるありがちな世界についてお話ししましょう」
生徒A
「あ、『ナーロッパ』ですね! 中世ヨーロッパ風の街並みで、冒険者ギルドがあって、宿屋でエールを飲むようなお決まりの世界観ですけど……これって作品によってかなり設定がまちまちじゃないですか?」
琴葉先生
「ええ、その通りです。だからこそ『まちまちで良いのだ』と作者が堂々と胸を張ることが、実はコメント欄のツッコミを防ぐ最大の防御策になるのですよ」
生徒B
「え? 堂々と胸を張るだけでツッコミを防げるんですか?」
琴葉先生
「はい。ナーロッパに対してよくある指摘が『史実の中世ヨーロッパはもっと不衛生だった』とか『その時代にその食べ物はおかしい』という、いわゆるリアル中世厨からの突っ込みです。ですが、そもそもナーロッパは『現実の中世』ではなく、某国民的RPGや古典的ファンタジー作品から発展した『ゲーム的お約束の世界』なんですよ」
生徒A
「あ、確かに! 史実の中世ヨーロッパをそのまま再現したら、街は肥溜めだらけだし、魔法もステータス画面もないから、なろう小説として成り立たなくなっちゃいますね……」
琴葉先生
「そうなんです。だから、作品ごとにまちまちで当然ですし、作者が『うちの異世界はこういうルールです』と最初に割り切って描いてしまえば、それは立派な『独自設定』になります。下手に現実の歴史に媚びて中途端にリアルにしようとする方が、かえって設定の矛盾を生んで突っ込まれやすくなるトラップですね」
生徒B
「なるほど……。じゃあ『これは史実の中世じゃなくて、うちの作品独自のナーロッパだ!』って開き直っちゃっていいんだ」
琴葉先生
「その通りです。読者側も『お決まりのテンプレ世界』として安心して読めるのがナーロッパの強みですからね。作品ごとにギルドの仕組みが違ったり、お風呂の普及率がまちまちだったりするのも、むしろその作品の『個性』として楽しむのが正解です」
生徒A
「作品ごとに設定が違って当たり前って思えれば、執筆するのも一気にラクになりますね! 自分だけの住みやすいナーロッパを作ってみます!」
琴葉先生
「ふふ、素敵ですね。ぜひ魅力的な世界を作ってください。では今回のまとめです。
ナーロッパ:現実の中世ではなく、某国民的RPG等から発展した『お約束の異世界』
作品ごとの違い:まちまちで当然であり、それこそが作品の『独自設定(個性)』
執筆のコツ:史実のリアルに縛られすぎず、自分の作品のルールを貫くこと
はい、今日の授業はここまで!」
「キーンコーンカーンコーン……」
あなたは異世界もの書いたことありますか?
皆さんが作ったナーロッパの世界はみんな違ってみんな良い……たぶん




