X-Day
アラスカの撤退戦の大敗によりアメリカは窮地に立たされていた、
カナダは3個師団を使って防衛するが日本はカナダへの攻撃を停止、
その間にアメリカは防衛部隊をカナダに送り、
ロサンゼルスとサンフランシスコに避難を指示し、
対独戦に使っていた兵力を西海岸へと移動を開始していた、
鉄筋コンクリートのドイツとは一味違う強固な海岸拠点を設置、
アメリカは西海岸への兵力移動の間に来るであろう、
日本軍のアメリカ本土上陸の日を恐れこう言った、
X-Day(xanthous day 黄色人種の日)と
そして今、
「ダニエル、起きてっか?、」
見張りが眠そうに声を上げる、
「ああ、ピートもう交代の時間か?、」
「いや、まだだがもう夕方だ、交代しよう、」
「もう少しだけ待ってくれよ、少しトイレに行かせてくれ、」
「オムツの交換か?、ひとりで出来ますか〜?、」
「おいおい、冗談はほどほどにしてくれ、」
ため息を吐きながらトイレに行く、
その時だった、
ビー!!!!!ビー!!!!!
「空襲警報だ、、、」
急いで外に出た、
その光景は絶望だった、
大量の航空機が空を埋め尽くしていた、
ヒュー、、、
何かが落ちてくる様な音がした、、、
「伏せろ!!!!!」
ドガァァン!!!!!!!
「日本軍の攻撃だ!!!!総員配置に付け!!!!!」
航空機のエンジン音と爆弾が空を埋め尽くす、
「対空砲!!!対空砲を起動しろォォ!!!!!」
誰かが叫び、対空砲を起動させる、
「戦闘機が来るぞ!!!!」
ダン!!ダン!!ダン!!
規則的に弾が発射され、
その度に爆発が戦闘機を包み込む、
「当たったぞ!!!」
ボガン!!!と言う音と共にこっちに戦闘機が落ちてくる、
そう、こっちに、
「戦闘機が落ちてくるぞォォォォ!!!!!」
必死に対空砲から離れ、近くの塹壕に入り伏せた、
ドザァァァァァァァァァ!!!!!
滑る様な音と共に頭上を戦闘機が通り越して、
ドガァァン!!!!!
目の前で爆発して破片が飛び散る、
「イダァァ!!!」
運悪く破片が当たった味方が叫ぶ、
「早く!!!!!配置に!!!!!」
そんな時、
「おい、、、あれ、、、」
ロングビーチの目の前にサンタ・カタリナ島と言う島がある、
そこに対空砲などが置かれていて敵機の制空権を少しでも妨害するはずだった、
だがその島は今、
歪んでいた、
比喩でもなく文字通り歪んでいる、
島の形が変わっていたのだ、
そして、
「退避ィィ!!!!!」
敵の戦艦がそこにあった、
ドゴォォン!!!!!
戦艦の主砲が唸り、
日本の巨砲主義の産物がその砲声を上げる、
ドゴォォォォオォォォォォオン!!!!!!!
遠くの方に着弾し、
土と火薬の爆風で出来た柱が上がる、
日本が生み出した、その斉射と呼ばれる技術が防衛陣地を平地に変える、
これが何度もあの島に放たれ、
島ごと対空陣地が破壊されたのだ、
要塞の中にたちまち逃げる、
だがそこも地獄だった、
「上陸部隊が来るぞ!!!!!」
「クソッ‼︎早く逃げないとヤバい!!!!!」
「ここを逃げれば市民達が
「じゃあここで死ねってか!?!?!?」
混乱の中、
正常に判断出来る者など少なかった、
「第二波!!!!!来るぞ!!!!!」
どんどんと敵が上陸してくる、
ダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!
「第三波!!!!!クソッ‼︎湧いてきやがる!!!!!」
重機関銃にも動じず、次々と迫って来る、
まるで恐れを知らない獣の様な、
やがて時間と共に日が落ちていった、
「おい、、、嘘だろ、、、」
それは第一波とは比べ物にならない量の航空機だった、
何重にも空を覆い、
そして人が落ちて来た、
上陸部隊に気を取られている隙に落下傘部隊による夜間の奇襲、
日本軍の考えた作戦、
フクノカミ作戦の開始だった、




